小切手とは、現金の代わりに用いられる額面を記載してある用紙で、指定された支払場所で、小切手を持っている人に対して、小切手を振り出した人の口座から現金が支払われる事が約束されている証書のことを言います。英語ではCheckと表記されます。
さて、こんな風に書いてもなんだか分からないですよね。色々書くと逆に分かりにくくなるので、おおざっぱに「銀行に持っていくと現金に換えてもらえる紙」ぐらいに覚えておいても良いと思います。
- 現金でいいじゃない?
さて、「銀行に持っていけば現金に換えてもらえるのなら、現金をそのまま使えばいいじゃない?」といった素朴な疑問が出てくると思います。
でも、例えば1億円の支払いをしなければならない際に、大きなケースに1億円を詰め込んで持っていくのはなんとなくいやですよね?(というか、盗まれたり落としたりしたら大変ですよね。)
この時、小切手なら一枚の紙で済むので非常に便利です。
- でも落としたり盗まれたらおんなじだよね?
と、この説明だけでは「でも盗まれて銀行に持っていかれたら同じことだよね?」となってしまいますよね。
そこで、銀行口座を経由しないと支払われないようにもできます。小切手の上部に平行な横線を引いておけば、小切手を持ち込んでも銀行で直接現金化することはできなくなり、預金口座にいったん振り込まれることになります。(こういった横線を引いた小切手を線引小切手と言います。)
このように横線を引いておけば、少なくとも預金口座を開設できる程度に身元がはっきりした人にしか支払われなくなるのです。
また、自分の預金口座を経由しないといけないという事から抑止効果も期待できます。(自分の口座を経由するというわけですから、道で落ちている小切手見つけても、出来心で換金するといった風にはなりにくいですよね。)
関連用語
先日付小切手
また、自分の預金口座を経由しないといけないという事から抑止効果も期待できます。(自分の口座を経由するというわけですから、道で落ちている小切手見つけても、出来心で換金するといった風にはなりにくいですよね。)
関連用語
先日付小切手