まんがで気軽に経済用語

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マンガ

法務・支援施策
2015年2月9日

価格カルテル | 本来競争するはずの企業が話し合いをして、不当に利益を得るのです

価格カルテル
価格カルテルとは、複数の企業が価格を維持する事や引き上げる事を決めて、不当に利益を得ることを言います。

このような取り決めがないような状態では、(自由な競争が行われていた場合)価格はそれぞれの企業が競争した結果で決定していきます。その結果、競争が行われれば適正な価格になるのです。

端的に言えば、競争が行われれば安くなるのですね。

また、価格が下がれば一般にそのモノの需要が増えますので、売上額自体は一概に減るとは言えません。(売上=価格×販売数量ですからね。)

しかし、価格を維持した方が利益が多くなるといったケースも存在します。

このような場合においては、企業は利益を最大化するために当事者間で話し合いを行い、価格を維持したり引き上げたりすることを望む場合があります。「安売り競争に陥らないように」とか「せっかくだから値上げして儲けよう」といった話し合いを望むのですね。

しかしながら、このような話し合いがなされると、消費者の立場に立った場合には不当に高いものを購入させられるといった事につながってしまいます。

これでは良くないですよね?

しかも、消費者が損した分だけ、そのままモノやサービスの供給者側が得するのなら、それはまだマシなのです。良し悪しを別とすれば、経済全体ではプラスマイナスゼロですからね。

しかし、価格カルテルによって本来よりも値段が高まることによって、本来ならば消費者がモノやサービスを購入ることによって得られるはずだった利益を無駄にしてしまいます。

その結果、経済全体で見た時に損失が発生してしまうのです。こういうのをまんがで出てきた死荷重という言葉で示すのです。その為、このような価格カルテルは独占禁止法で禁止されているのですね。(違反するときついお仕置きがありますよ。)

但し、現在では、消費税の価格転嫁対策の一環として、消費税を価格転嫁する、表示を統一するといったカルテルについては独占禁止法の対象外にするといった制度が定められています。
経済学
2015年1月22日

ヴェブレン効果 | 高い方がモノの効用が高まるという考え方があります

ヴェブレン効果
ヴェブレン効果とは、高いモノであればあるほど、モノ自体の効用が高まるという効果のことを言います。英語ではVeblen Effectsと表記されます。

さて、ここで言う効用ですが、使用した際の『使用価値』ではなく、使用した人が感じる満足度の事を示します。

例えば、ペンを考えてみましょう。100円のペンも、5万円する高級ペンも、文字を書くという使用価値にはそれほど差がありません。(どちらも本質的には文字を書く道具であり、その機能は100円のペンでも十分に満たします。)

しかし、100円のペンを5万円のペンでは使用した人が感じる満足度には差がありそうですよね?

もちろん、すごく差を感じる人もいれば、ほとんど感じない人もいるかもしれません。しかし、いずれにしても満足度に多少の差は感じるはずです。

逆に言うと5万円のペンは、5万円であるという所に価値があり、逆にそれが1000円に値下げされてしまっては、価値が損なわれてしまうのです。

なんだか、誇示的消費といった内容に近い言葉ですね。また、こういった価格の付け方は心理的価格政策でいう所の威光価格と呼ばれるものです。(参考:価格のシグナル効果
  • 歴史について
さて、このような効果が提唱されたのはアメリカ、それもアメリカの景気が非常によく見せびらかすために消費を行うような人たちが多くいた時代の事です。

この時代、幸運にも富を得た人たちは、自らの経済力を誇示するためにあえて値段の高いものを買い求めました。

そして、このような消費行動を説明するためにアメリカの学者さんであったヴェブレン氏(Thorstein Veblen)が提唱した理論なのです。そうなのです、人の名前なんですね。

(日本人が仮にこのような効果について提唱していたら、山田効果とか、岡崎効果、伊集院効果といった風に呼ばれていたのかもしれませんね。)

関連用語
スノッブ効果 

原典に当たりたいという熱心な方のために
 
経営
2015年1月15日

アカウンタビリティ | 説明責任というもっとも基本的でとても大切な責任があります

アカウンタビリティ
アカウンタビリティとは、説明責任のことを指す言葉で、利害関係者(ステークホルダー)に対して自らの行動を説明させる責任のことを指す言葉です。そして、主にその説明は財務情報といった形を取って行われます。

今日の株式会社は、活動範囲が広範にわたっており、またその額も多額になっています。そして、その結果、企業を取り巻く環境に対して与える影響は非常に大きくなっています。

そのため、「会社?会社は株主のモノだから株主にだけ説明しておけばいいんだよね?」とか「お金を借りている債権者にだけはちゃんと説明しないとね…」、「税務署の人が来たら大変だから適正に申告をしよう」といった風に、利害関係を持つ人たちはどこか特定の集団だけではなく、非常に広範に及びます。

この例のほかにも、取引先や、顧客、消費者、従業員、事業所の存在する地域の住民といった風に、考えていくと利害関係者は非常に広範囲に存在することになります。
  • 説明する責任があります
さて、そういった様々な利害関係者に対して、企業が誠実であるために、できることはなんでしょうか?

株主に還元すべく、余剰資金はすべて配当することでしょうか?でもそうすると、債権者は借金の回収が難しくなりそうですよね?

では、従業人に還元するために、ギリギリまで労働分配率を高めますか?でも、そうすると、株主へ対する利益の分配は減少しますし、会社にお金が無くなると、債権者の権利も害されますよね?

このように、金銭面の配分では、どこか特定の集団に対して為になる事をやったとしても、なかなかすべての利害関係者に報いることは難しいのです。

しかし、すべての利害関係者に対して同時に為になる事もあります。それは正確な情報を適宜開示し、対外的に経営陣が責任を果たしているかを知らせる事です。

その結果、利害関係者はその企業に対して判断材料を得ることができるのです。
  • 不透明だと…
さて、株主と経営陣の間には、経営陣の方が会社についての多くの情報を持っているといった、情報の非対称性が存在しています。株主にとっては経営陣が自らの信頼を裏切るかもしれないといった、エージェンシー問題が存在しているのです。

その対応策として、歴史的に株主は経営陣に情報開示、とくに財務情報の開示を求めてきたのです。(この辺の知恵が財務会計という領域に結実しているのですね。)

そして、今日では経営の透明性を高める必要性が叫ばれている関係もあり、株主のみではなく、様々な利害関係者(ステークホルダー)に対して情報開示を進んで行うようになっているのです。

そして、このような情報開示を行う責任をアカウンタビリティと表現するのです。

関連用語
コーポレートガバナンス
組織論
2014年3月18日

CFO | 財務関係の責任者という非常に偉い肩書です

CFO_001
CFOとは(英語:chief financial officer)の頭文字をとった言葉で、そのまま訳すと最高財務責任者のことを言います。

イメージとしては、会社の財務関係の事柄を取り仕切る役職といった感じで、一般的に日本企業のの経理部長よりも職務は広範にわたり、責任も権限も強いものとなります。単に部門の長というだけではなく、経営側の人間として企業の意思決定に直接かかわっていくといった役職です。

具体的には、企業外部の利害関係者(ステークホルダー)に財政状況と経営成績を知らせる財務会計のみならず、企業の管理会計として予算管理や原価管理、保険、また企業ファイナンス領域も一手に引き受けるといった感じです。

そしてこの業務の広範さや責任の重さからから、経営全般を取り仕切るCEOに次ぐ重責を担っていると一般的にされています。

さて、日本企業でもこのCFOという肩書を付ける場合がありますが、この役職は取締役のように法律で決まっている役職ではありません。

関連用語
CKO 
CHO
経済学
2014年1月4日

非自発的失業 | 高望みは決してしていないのだけれども、働きたくとも働けないという事もあり得ます

非自発的失業
非自発的失業とは、働きたいという意思があり、求めている待遇も労働市場の適正水準の賃金といった人が、働けないような状態を言います。

このような人々は、労働市場の適正水準の待遇を求めているにもかかわらず、労働力の需要が不足しているために失業状態に置かれていると考えることができます。

そして、そのような原因で失業しているため、「働く意思も、能力もあるこの人たちが働くことができないのは、働く場がないからであり、責任はこの人たちにはない」といった状況となります。

この種の人たちは、働く場があるにもかかわらず、自分の理想と合わないからと言って自発的に働かない自発的失業の人たちに対し、非自発的失業と呼ばれます。「働かない」と 「働けない」の違いですね。

そして、この種の失業が発生する原因の一つとして、賃金の下方硬直性があげられます。

関連用語
摩擦的失業
完全雇用
財務・会計
2013年1月2日

デット・ファイナンス

デットファイナンス_001
デット・ファイナンスとは、いわゆる普通の借り入れのイメージです。英語表記ではDebt Financeとなります。

デット(Debt)とは負債の事ですので、負債で資金調達する→借金のイメージで捉えていただければと思います。

このデット・ファイナンスの具体例は、社債の発行や銀行からの借り入れなどになります。そして、このような資金調達の方法を行うと、下の図のように貸借対照表上の負債の部が増えるのです。 
デットファイナンス
この、負債を利用した資金調達は一般的な方法です。しかし、負債に頼りすぎると企業の安全性が脅かされる場合があります。(参照:安全性分析

但し、上手く負債を利用すれば、資本コスト(株主資本コスト)よりも安いコストで資金を調達できますし、レバレッジ効果も期待できるといった風にメリットも大きいのです。

まあ、何事もバランスが肝心というわけですね。
財務・会計
2012年1月17日

ROE(Return On Equity)

ROE_001
ROE(Retuen On Equity)(株主資本利益率もしくは自己資本利益率)とは、企業が投下した株主資本に対してどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。

このROEは【ROE=当期純利益÷自己資本×100%】という計算式でもとめます。この式は、その事業の自己資本(株主資本)で利益を除すという構造になっているため、企業の大きさが異なっていても比較することが可能です。そして、このROEが高いほど効率的な経営を行っているということができます。

たとえば、500円の自己資本で100円の利益を得たA社と1000円の自己資本で150円の利益を得たB社があったとします。

この時A社のROEは100円÷500円×100%=20%、B社のROEは150円÷1,000円×100%=15%となります。自己資本の規模が違う2社ですがROEという比率を考えることによって、A社の方がより効率的な経営を行っていると判断することができます。

また、ROEは当期純利益を自己資本で除すという形式であって、総資本については考えていません。実際に負債を利用してROEを高めるという手法があり、ROEを比較する際にはそこに調査する必要があります。

BS2

この図のように、負債で資金を調達して商売をやればより多くの利益を上げることができると思いませんか?例えば貸借対照表Aの会社が10の利益を、貸借対照表Bの会社が50の利益を上げた場合、純資産は同額なのでROEは5倍になります。(自己資本比率が悪くなるのでやりすぎてはいけませんが…)
 
このまんがでは、経営クラブの先生は学食にライバル意識を持っています。そのためROEを学食より高めたいと思っているようです。

4コマ目で同僚の先生が借金取りに来ているように、どうやら負債を利用してROEを高めていたようですが、やりすぎてしまったみたいですね。

組織論
2012年1月15日

ネットワーク組織

ネットワーク組織_001
ネットワーク組織とはライン組織のように階層型の組織ではなく、独立した構成要素同士が強みを持ちより、同一階層で双方向につながっている組織のことです。

各構成要素(構成員)の結びつきはかなり緩やかであり、参加や退出は原則として自由で、各構成員の自主性が重視されます。

ネットワーク組織を構築する狙いは、強みを持ち寄ることによって自分単独では生み出せない強みを築くことを狙いとしています。

このネットワーク組織は上記のような利点もありますが、各構成員が垂直的な関係ではないめ、外部のパートナーとの関係性の維持に気を使わなければならないといった側面もあります。

せっかく構築した仕組みから自分が排除されたら困りますよね。ただし、自分がネットワークに対してなんら貢献していないとそのようなことになる可能性もあります。

このまんがでは、みんなが知恵を持ち寄って学食をよりよくしようとしています。たぶん、せっかくなら美味しくて安いものが食べたいと考え、自主的にアイディアを持ち寄っているのです。

しかし、ネットワーク組織は自主的な参加を前提とした緩やかな結びつきでしかないため、強制できないという弱点があります。最終コマでは 3年生がアイディアをくれなくなったと嘆いていますが、これは自主的に参加してもらっているため、アイディアを出すように強制ができないために生じたことと考えられます。
組織論
2012年1月14日

統制範囲の原則

統制範囲_001
統制範囲の原則は一人の管理者が管理できる人数には限界があるという組織管理上の原則です。

例えば、部下が5人から10人の間ならうまく管理できた上長がいるとします。しかしこの人が100人の部下を一人で管理しなければならなくなった場合、うまく管理できるでしょうか?

管理されるする人々がどのような作業を行うかにもよりますが、少なくとも効率的・効果的に管理することはできなくなると思われます。

100人もの部下を持っている上長では、日常業務の管理も困難となりますし、人事考課や人材育成のためのフィードバックのために時間をとることも難しくなってきます。

あなたが100人の部下を持っているとして、きめ細かい管理ができると思いますか?できると答えた方は1,000人の部下を持っていたらと考えてみてください。このように、どう考えても管理できる人間の数には限界があります。

このまんがでは3人の後輩をうまく指導できているメガネ君に、3コマ目でもっと多くの人数を指導してほしいと頼んでいます。

それをうけて指導に臨んだのでしょうが、4コマ目では管理できる人数の限界を超えてしまったようで全く手におえなくなってしまっています。 

このように 一人の管理者が管理できる人数には限界があるというのが統制範囲の原則です。
組織論
2012年1月11日

エンパワーメント

エンパワーメント_001
エンパワーメントとはある組織を構成している人に対してその能力を自主的に発揮するための力を与えたり支援を行ったりすることです。具体的には、裁量の幅を広げることにより、顧客の要望などに迅速に対応できるようにすることが考えられます。

現場の従業員の裁量の幅を拡大する事により、自主的な判断で行動することができれば現場の責任感とモチベーションが高まると考えられます。

言われたことをただただ毎日やっているよりも、いろいろな仕事を任され、自分でやることを決めて仕事ができればやる気が出てきますよね。

さらに、顧客の要望を現場が柔軟に迅速に対応することができれば顧客の満足を高められると考えられます。

あなたが困っている事をお店の人に相談した時に、「それは弊社のサービス外です。」と冷たくあしらわれる場合と、「何とか対応してみましょう。」と誠意のある対応をしてもらった場合を考えてみてください。誠意ある対応を行ってもらった場合の方がそのお店を好きになると思いませんか。

このまんがでは、1コマ目で先輩に今日の練習は任せると言われています。それを受けて男子生徒がすごく張り切っています。

このように現場に仕事を任せることによって現場のやる気を引き出すことが可能となります。
マーケティング
2012年1月8日

ライフタイムバリュー(lifetime value:LTV)

ライフタイムバリュー_001
ライフタイムバリュー(lifetime value:LTV)とは顧客生涯価値と訳され、顧客がその取引を始めてから終わるまでの期間を通じてもたらす利益の事です。

自社の製品やサービスに対し、顧客が高いロイヤルティを感じれば、長期にわたって(時には文字通り生涯にわたって)リピート購入が期待できます。

また、新規の顧客と取引を開始するためには、広告宣伝に費用をかけたりといろいろな費用が掛かります。しかし、既存のお客さんならばそういった費用は最小限に抑えることが可能となります。そのことから新規顧客を獲得するよりも、既存顧客に反復して購入してもらう方が利益につながりやすいとの考え方もあります。

読者の皆さんも、好きなお店に通ったり、好きなブランドの商品をいつも買っていたりしませんか?このように、一旦ファンになってくれたお客様は何度も何度も反復して購入してくれるという考え方がライフタイムバリュー(lifetime value:LTV)の考え方です。

この考え方に沿うならば、個々の取引での収益を最大化するのではなく、顧客と長期的にみて良い関係を築くことが重視されます。まじめにコツコツと顧客との関係を築くというイメージですね。

このまんがではメガネ君が雨の日も風の日も、日差しの強い日も学食に通っています。このように、常連さんをしっかりと作っていくことが大切なのです。
人気記事ランキング
2012年1月3日

2011年12月人気記事ランキング

第10位】
職務拡大_001
職務拡大(job enlargement) の記事です。これは、自らの仕事を水平的に拡大することで、現在やっている仕事と同レベル(同じ水準)の仕事を行わせることを言います。 

職務について考える事の一環として本記事を執筆しました。本記事では職務を拡大する事(仕事の範囲を広げること)で仕事をする人のモチベーションにつながると書いています。

【第9位】
職務記述書_001
職務記述書(job description)の記事です。これは職務の内容について詳細に記述したものです。職務を分析して作成します。 

職務について考える事の一環として本記事を執筆しました。今月は職務関係の記事を集中的に書いてみました。本記事では職務記述書がどのようなものであり、作成する事によってどのような効果が期待できるかを書いています。

【第8位】
PI値_001
PI(Purchase Index)値とは、レジ通過客数1000人当たりの売上高や売り上げ点数という指標です。 

小売業関係の指標は様々ありますが、このPI値はそのうちの一つです。お店の規模が異なっていてもこのように指標化すれば比較することが可能となります。

【第7位】
機会ロス_001
機会ロスとは商品が品切れしていたために、もし在庫があったなら売れていたであろうという販売機会を逃したことを指します。 

今回の記事である機会ロスは店舗管理のカテゴリーで執筆していますが、この機会損失という考え方は管理会計上重要な考え方です。
 
【第6位】
職務充実_001
職務充実(job enrichment)とはハーズバーグが提唱した考えで、自らの仕事を垂直的に拡大することです。これは、現在やっている仕事よりさらに多くの事を管理できるようにしたり、さらに大きな裁量権を持たせるなど、より上位レベルでの職務を担当させることです。 

職務について考える事の一環として本記事を執筆しました。本記事では職務を充実させる事(仕事の裁量を広げること)で仕事をする人のモチベーションにつながると書いています。

仕事を進めるうえで裁量が増せばやる気が出ますよね。そういった心理を利用してモチベーションを高めようといった記事です。

【第5位】
目標管理_001
目標管理とは自らの仕事上の目標を上長と協議しながら設定し、その達成に向けて自己管理する仕組みです。 

自分で設定した目標は自ら積極的に守りたくなりますよね。12月はこの記事のように、人にかかわる記事を集中的に書いていました。そのうち4本がランキングに入っています。

【第4位】
減価償却_001
減価償却とは取得した固定資産を毎期一定の費用を計上して各期に配分する事を言います。  

本記事は減価償却の意味となぜそのようなことをするかについて書いています。個人的には会計系の記事を強化したいと思っています。ただ、本記事は4位に入っていますが会計系の記事は人気が出にくいんですよね。

【第3位】
マーケティングマイオピア_001
マーケティングマイオピア(Marketing Myopia)のマイオピアとは近視眼的という意味です。この近視眼的とは大局を見通せず目先の事にとらわれてしまうことを言います。

本記事では近視眼的マーケティングとはどのようなことかを解説しています。

【第2位】
マス・マーケティング_001
マス・マーケティングとは一つの製品を世間一般(一つの市場)に対して大量に作り、大量に流通させ、あらゆる買い手に対して画一的な方法で展開するマーケティングの事です。 

大量生産、大量消費の考え方で古い手法ですがいまだに有効な場合もあります。どのような手法であっても、使いようですね。

今月はマーケティング系の記事が上位2位3位にはいりました。やはりこの分野は人気が出やすいようです。

【第1位】
ABC分析_001
ABC分析とは在庫管理や販売管理などで大量の管理対象の物品を管理するにあたり、何らかの観点でグループ化してそのグループ単位の中で重要なものを重点的に管理する手法です。

物事には比較的重要なものと、そうではないものがあります。重要なものはしっかりと管理していく必要がありますがそうではないものは、それなりの管理をすることが大切です。そうすることによって総合的なコストを小さくすることが可能となります。

【感想】
12月は人の管理や組織に関する記事が10本4中本を占めていました。ただ人気の記事はやはりマーケティング関係の記事になっていました。

今年も記事をしっかりと書いていきますのでよろしくお願いいたします。
財務・会計
2011年12月31日

アイドルコスト

アイドルコスト_001
アイドルコスト(idle cost)とは生産ラインが稼働していない際に発生する損失の事を言います。いわゆる設備が遊んでいる時間に生じる費用の事で、遊休費ともいいます。

生産ラインが動いていない時に生じる費用?なぜ何も作っていないのに、費用が発生するのでしょうか?モノを作っていないのだから費用など発生しないと考えたいですよね。

しかし、そんなに世の中は甘くありません。休んでいてもしっかりと費用は発生しています。

たとえば、工場の土地を借りていたら家賃が発生します。また、従業員の給与も払わなければなりません。ほかにも生産設備等の減価償却費も発生します。そのうえ、さらに設備が稼働していたら得られたであろう収益は機会損失となります。

休んでいていいことなど何もありませんね。ちなみに、生産ラインが休業や手待ちなどで正常に稼働していない時間をアイドルタイムと言います。

このまんがでは生徒たちがお店をお休みしたいと言っています。でも先生はお休みするとアイドルコストが発生するからお休みしないでほしいと言っています。
経営
2011年12月31日

アナジー

アナジー_001
アナジーとはシナジーの反対語で経営上の相互のマイナスの効果の事を言います。アナジーと呼ばずに負のシナジー効果と呼ぶことも多いです。シナジーの実現は現実的には難しい場合があり、沢山の事業を一つの企業で行うことによってマイナスの効果が生じる場合(アナジーもしくは負のシナジー効果)があります。
 
例えば、ある企業が新製品を発売する場合を考えてみます。販売チャネルや、生産設備はすでに保持しているとします。

この時、販売チャネルを保持している部門と生産設備を保持している部門間の調整を行うために、意思決定のスピードが遅くなる場合があります。その場合、経営資源を保持していることが必ずしもプラスになるとは限りません。
 
また、新事業と既存事業の業績評価を同一基準で行うとすると不公平感が生まれて、組織の士気が下がってしまうなどの可能性もあります。

このように、複数の事業を単一企業が行ったとしても、必ずしもシナジー効果を生み出せるわけではないのです。 

このまんがでは同一の評価基準(よく走ったかどうか)で生徒を判断しています。すると、基礎練習の一環として普段から走っているパートの生徒(管楽器を演奏しているパートを想定しています)は褒められますが、普段から走っていないパートの生徒は逆に叱られてしまっています。

そして最終コマでは不公平感を感じているとぼやいています。このように複数のパートが集まって練習をしても、同一基準で評価を行うと士気が下がってしまうといった問題が生じます。
経営
2011年12月28日

シナジー

シナジー_001
シナジーとは異なる経営資源を組み合わせることによって1+1が2以上になる効果の事を言います。

このような効果は経営資源間の相乗効果によりもたらされます。このシナジーの源泉には販売チャネルや生産設備の転用、技術や人材など組織に蓄積された知識・知恵の活用などが考えられます。

例えば、新製品を発売する場合を考えてみます。一から販売チャネルを構築する、生産設備を用意する場合には相当の投資を行う必要があります。

しかし、この時に既存事業の販売チャネルや生産設備を用いることができれば、費用を低減することができます。

そして、このことにより一から事業を立ち上げる場合に比べてより大きな利益を得ることができます。

具体的には、店舗網をすでに持っている薬局が関連事業として介護用品を取り扱うようなケースが考えられます。

この場合、店舗網をそのまま利用できること、既存事業の顧客が介護用品事業の顧客になってくれる可能性があること、薬局事業で培った信頼性などのブランドを活用できることなど有利な材料がたくさん出てきます。

このシナジー効果は上記のとおり範囲の経済に非常に近い考え方であるという事ができると思います。

このまんがでは一つのパートで練習するよりも複数のパートで一緒に練習する方が効果が上がると言っています。
財務・会計
2011年12月25日

減価償却

減価償却_001
減価償却とは取得した固定資産を毎期一定の費用を計上して各期に配分する事を言います。

建物や車などは永遠に使えるわけではなく、使い続けるうちに少しずつ劣化していきます。築30年の建物、10年乗っている車などは新築の建物や新車に比べてだいぶガタがきているイメージになると思います。

このことは使い続けると少しずつすり減っていくと言い換えてもいいと思います。そして、この少しずつすり減るイメージを帳簿の価格にも反映させましょうというのが減価償却の考え方となっています。たとえば100万円で買った新車が10年後いくらくらいになっているでしょうか?100万円のままとは直感的に言いにくいですよね。

それでは、帳簿価格を何年もかけて減らしていくという事はどのようなことになるかを考えてみたいと思います。

1.費用配分
会計の目的の一つとしてその期間の経営成績を算出する事があります。これは損益計算書(P/L)で表現されます。

それでは先ほど出てきた10年使える車にかかった費用はいつの期間の費用にした方がいいでしょうか?買った時に一気に計上する方がよいでしょうか?

10年間使えるという事は10年間の収益獲得に貢献するという事です。それならば、車の購入費用はある期の費用ではなく10年間に配分して費用化することが合理的ですよね。このように 収益に貢献している期間に費用を配分するという機能が減価償却にはあります。

2.資産評価
ある時点での企業の財政状況を表示する事も会計の目的です。これは貸借対照表(B/S)で表現されます。

先ほどの10年間使える車であっても、ある程度使った車を新車と同じ額では表現できないですよね。減価償却を毎期行うことによって毎期少しずつ固定資産の価値がすり減っていくことを表現することが可能となります。減価償却を行うことで例えば、5年後にはすり減った部分を控除した残りの部分が貸借対照表に記載される事となります。

3.資金回収
減価償却費という費用は現金が出ていく費用ではありません。(現金は車を買った時に出て行っています。)

でも、費用としては計上されています。すると、減価償却費の分は現金として回収されていることになります。減価償却にはこのような側面もあります。

このまんがでは学食の先生が設備投資するかどうかをずっと考えています。最終的には設備投資をすることを決めたようですが、今後は減価償却費がかかるからもっと稼がなきゃならないと言っています。

それに対して生徒さんはなぜ費用が増えるのかいまいち腑に落ちていないようです。

答えは、今回のテーマである減価償却費が毎期かかるからという事ですよね。
経営
2011年12月23日

ファブレス(fabless)

ファブレス_001
ファブレス(fabless)とは自社の工場などの生産設備を持たない製造業者(メーカー)の事です。または、そういったビジネスモデルのことを指します。簡単に言ってしまうと自社でモノを作らないモノづくりの会社という事です。

ここで一つの疑問がわいてきます。工場などの生産設備を持たない製造業など可能なのでしょうか?自社でモノを作る生産設備を持っていないので、誰かに作ってもらわなければなりませんよね。実際には外部の企業に生産を委託して製品を製造していきます。

ではこのファブレスは何をするのでしょうか?それは生産以外の事をやっていきます。具体的には製品のマーケティングや製品の企画、設計を行っていきます。

さて、このように生産設備を持たないメリットは何かあるのでしょうか?それは、生産設備を持たずに済むため、初期投資が抑えられる事や、生産設備を持つことによって発生する固定費を変動費化できるという事です。

固定費を変動費化できるという事をもう少しご説明すると、
①生産設備を持つと、生産設備を調達するために投入した資金が固定資産となります。
②固定資産は毎年減価償却という形で費用化します。
③この減価償却費は生産設備を用いて製造しようがしまいが発生するコストとなるため、固定費となります。

これに対して生産委託という方式ならば、製造した部分のみ費用が発生するという意味で変動費となります。

このまんがでは先生が1コマ目でPC販売をしたいと言っています。PCの生産設備などは、このクラブは持っていないのでどうするのかを心配しています。

3コマ目ではPCは知り合いの工場で組み立ててもらうと言っています。4コマ目で生徒さんが驚いているようにファブレスならば生産設備を持たなくても製造業に参入することは可能になります。 
ファブレス後日談_001
店舗管理
2011年12月20日

機会ロス

機会ロス_001
機会ロスとは商品が品切れしていたために、もし在庫があったなら売れていたであろうという販売機会を逃したことを指します。

例えば、アイスクリームを買いに来たお客様がいたのにもかかわらず、売り切れていた場合があります。この場合お客さまはないものは買えませんので他のお店に行ってしまうと考えられます。

この機会ロスは目に見えにくい損失ということができます。お客様が買えなくて帰ってしまったとしても別に追加の費用が発生するわけではありません。しかし、本来得られたはずの売上が得られなかったといった意味で損失と考えることができます。

もちろん機会ロスを小さくできればできるほど望ましいですが、機会ロスを減らすためには在庫の量を多く持つ必要があるのでバランスがとても大切です。

このまんがでは1コマ目でおにぎりが売り切れるほど大繁盛だと言っています。売り切れになるほど売れたので喜んでいいはずですが、2コマ目では先生は険しい顔で補充が来るのか確認しています。

結局補充は来ないとのことで、最終コマでは先生が品切れだとせっかく来てくれたお客さんが買えないと諭しています。お客さんが来ても買えないというのは目には見えにくいですが損失が出てしまっているのです。

関連用語
機会原価(opportunity cost)
店舗管理
2011年12月18日

PI(Purchase Index)値

PI値_001
PI(Purchase Index)値とは、レジ通過客数1000人当たりの売上高や売り上げ点数という指標です。

これは他店との商品の売れ行きの比較を行う際に、店舗規模や来店客数が異なるためそのままでは比較できずに正確な判断に使えないといったことから生み出された指標です。

このPI値が分かれば自店でどれだけ売れるはずという基準が分かるので、その基準と現状との乖離を分析することで販促や、陳列など様々なことに役立てることが可能となります。

このPI値の計算式は次のようになっております。

買上点数÷レジ通過客数×1,000

例えばお客様が10人来店されて2点カレー粉が売れた場合を考えてみます。このPI値は買上点数÷レジ通過客数×1,000で算出しますので、2点÷10人×1,000=200となります。

この意味は1000人来店があった場合200点売れるということです。そして例えばその地域の一般的な競合店のPI値が400だったとした場合、何らかの問題があると判断することができるのです。

このまんがでは生徒が1コマ目でおにぎりがいくつくらい売れているのかを聞いています。それに学食の先生が200個と答えていますが生徒さんは納得していないようです。

彼はどうやら、学食の競合となっている購買との売り上げの差を気にしているようです。ただしお客さんが多ければ売上数量は大きくなるので単なる数量だけでは比較できないと感じているようです。

最終コマではお客さん1000人当たりの売上数量を比べようと言っていますが、このように指標化して考えればお客さんの数が異なっていても比較できると言っています。
組織論
2011年12月17日

職務記述書(job description)

職務記述書_001
職務記述書(job description)とは職務の内容について詳細に記述したものです。職務を分析して作成します。

企業の側では仕事の中身をはっきりさせておくことによって職務給を決めたり、採用活動や人事異動等に役立たせることを目的としています。

また職員や将来の職員の側では、仕事の内容が明確になっていれば、求職者の入社してからの雇用のミスマッチを防止することも可能となります。その上、職務が明確化されているので目標設定を行いやすくなります。

(漠然と営業リーダーのポストに就きたいと考えるより、営業リーダーの仕事は○○であって、△△といった権限があり、この職務は□□といった知識や技能を求められると定義されている方が目標にしやすいと思います。)

このように様々な利点がある職務記述書を有効にしておくために、定期的なメンテナンスを行う必要があり、また客観性を確保するために第三者に作成してもらうケースもあります。

この職務記述書に記載される代表的な内容は以下の通りです。

1.責任と権限について
その職務はどのような責任があってどのような権限を与えられるのかを記述します。

2.具体的な職務の内容と範囲
その職務の内容は何であり、その範囲はどこまでであるかを記述します。

3.担当者に求められる要件(知識・技術・技能・資格など)
その職務を担当するに当たりどのような知識や技術が必要であるのかを記述します。

4.期待される結果
その職務に求められる結果はどのようなものであるかを記述します。

このまんがでは学食のおばちゃんがバイトの学生を採用したようですが、具体的にどのような仕事をやってもらうか決めかねていたようです。

そこで最終コマで昔作っていた職務記述書を引っ張り出してきました。この職務記述書を使って何をやってもらうのかを決めるのでしょう。
組織論
2011年12月12日

職務充実(job enrichment)

職務充実_001
職務充実(job enrichment)とはハーズバーグが提唱した考えで、自らの仕事を垂直的に拡大することです。これは、現在やっている仕事よりさらに多くの事を管理できるようにしたり、さらに大きな裁量権を持たせるなど、より上位レベルでの職務を担当させることです。

この職務充実は従業員の仕事に対するマンネリ感をなくし仕事への意欲を高めたり、より能力を高める方法の一つとなっています。

スーパーマーケットの例に考えてみます。たとえば、いつもレジを打っている人が店長からその時間帯のリーダーとして一緒の時間に働いている人の管理や統制などの仕事を任せられるイメージです。このように、 職務を充実(垂直方向に)させて動機付けを行うとよいと主張したのがハーズバーグです。

このまんがでは、3コマ目でサブリーダーに任命された生徒が急にやる気を出しています。やはり、権限や責任を付与されてできることの幅が広がるとやる気が出るようですね。
組織論
2011年12月11日

職務拡大(job enlargement)

職務拡大_001
職務拡大(job enlargement)とはアージリスが提唱した考えで、自らの仕事を水平的に拡大することです。現在やっている仕事と同レベル(同じ水準)の仕事を行わせることを言います。

このように現在やっている仕事と同レベルの仕事を行うことによって、仕事に変化を持たせて従業員の仕事への単調感を少なくする、職務経験を多様に積ませ、いわゆる多能工の育成を行うなどのメリットがあります。

スーパーマーケットを例に考えてみます。たとえば、いつもレジを打っている人が品出しを手伝うようなイメージです。

レジ打ちは接客を行うお店の顔ですが、余裕があるときに品出しを手伝いを行うことによって、お客様の商品の場所に対する問い合わせに素早く回答できるようになったり、品出しも手伝えるような人材になると考えることができます。

このまんがではパーカッションの男子生徒がアピールの効果もあって今やっている楽器だけではなく、新しい楽器を任せてもらえるようになったようです。

最終コマではその結果、やる気が出たと言っています。 
組織論
2011年12月10日

目標管理(MBO:Management by objectives)

目標管理_001
目標管理とは自らの仕事上の目標を上長と協議しながら設定し、その達成に向けて自己管理する仕組みです。

では、どのようなことが個人の目標に求められるのでしょうか。目標は次のような点に留意する必要があると言われています。

1.具体的で明確な(測定可能である事が望ましい)目標であること。
 なんとなく頑張るみたいな目標は判断できないため望ましくなく、具体的に「○○を作成する」などといった測定できる目標が望ましいです。

2.適切な目標レベルを設定する事。
 簡単に達成できる目標を立てて、達成してもあまり意味はありません。

3.個人の目標と組織の目標とが結びつくような形で目標を設定する事。
 組織の目標に結びつくような個人の業績上の目標であったり能力開発上の目標を設定することがが望ましいです。

通常は一年もしくは半年間を単位として本制度が運用されます。そして、せっかく立てた目標が絵に描いた餅にならないように、目標の期中には必要に応じて上長からの進捗管理やフォローが行われます。また、目標の期末には達成度への上長からのフィードバックを受け取ることができます。

このまんがでは、1コマ目から上長であるパートリーダーが後輩の目標の進捗を確認しています。このように定期的に上長がフォローしてくれるとよいですね。

似た用語
MBO:マネジメントバイアウト
マーケティング
2011年12月7日

マス・マーケティング

マス・マーケティング_001
マス・マーケティングとは一つの製品を世間一般(一つの市場)に対して大量に作り、大量に流通させ、あらゆる買い手に対して画一的な方法で展開するマーケティングの事です。

これは単一製品を大量に流通(生産)させ、規模の経済の効果を享受し、最低のコストと価格を達成し、最大の市場シェアを獲得する方法論です。

単一製品を単一市場に対して投入するために、テレビやラジオなどのマス媒体を活用し、市場全体へ対するプロモーションを行ったりします。

このまんがでは、新発売のアイスクリームが話題になっています。話題になるように相当量の広告宣伝が行われていることが暗示されています。また、どこのお店に行っても山積みになっているという状態から大量に流通されていることもわかります。

このように、単一市場に対して大量に単一製品を投入することをマス・マーケティングと言います。 
マーケティング
2011年12月4日

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)

マーケティングマイオピア_001
マーケティングマイオピア(Marketing Myopia)のマイオピアとは近視眼的という意味です。この近視眼的とは大局を見通せず目先の事にとらわれてしまうことを言います。それでは、近視眼的なマーケティングとはどういう事でしょうか?

このマーケティングマイオピアという言葉は1960年代にセオドア・レビット(Theodore Levitt)が用いた言葉です。当時のアメリカでは鉄道会社が自動車や航空機に押されて衰退してしまっていました。

その原因は鉄道会社が顧客が輸送手段を求めていることと捉えずに、鉄道車両を動かすことを自らの使命であると定義していたためであるとしています。

鉄道会社は荷物の輸送手段としてトラック等の代替的な輸送手段が現れ、人の輸送手段としてバスや自家用車、航空機などの手段が現れたときに重大な脅威だと考えるべきでした。なぜならば顧客が望んでいることは鉄道で輸送や移動することではなく、単に輸送や移動する事であるからです。

しかし、鉄道会社は自らの使命を鉄道車両を動かすことと捉えていたため、適切な対応を行うことができず衰退を招いてしまったとしています。

このように、自らの使命を狭く考えすぎてしまい、市場の変化へ適切に対応できずに機会を逃してしまう事をマーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)と言います。

今回のまんがでは、学食や売店の顧客である生徒はおなかを満たすことを望んでいます。そのため、学食や売店以外のコンビニで買ったモノであってもおなかが満たせればそれでよいと考えています。

学食や売店がこの生徒の本当のニーズを忘れた使命を自ら定義するとマーケティングマイオピアに陥る可能性があります。
人気記事ランキング
2011年12月3日

2011年11月人気記事ランキング

【第10位】
収益性分析_001















収益性分析の記事です。これは、企業の財務データを用いて企業がどのくらいの水準の利益を上げているかを分析する手法について説明したものです。

財務分析の入り口として本記事を執筆しました。本記事では経営指標として比率を用いる事で規模の違う企業同士を比較できることを書いています。

【第9位】
総資本回転率_001















総資本回転率
の記事です。これは分析対象企業の総資本の運用効率の高低を分析する手法について説明したものです。

財務分析の一つとして本記事を執筆しました。本記事では総資本回転率の考え方やこの指標が低い場合にどのような対応を採れば本指標を高められるかの方法を書いています。

【第8位】
売上高経常利益率_001 
売上高経常利益率の記事です。これは収益性の分析の一種で、分析対象企業の本来の収益性を測る指標である売上高経常利益率の説明です。この指標は高ければ高いほど、通常の企業活動の収益性が高いということが可能です。

本記事では経常利益はどういった利益の概念なのかについても一緒に説明しています。

財務分析の一つとして本記事を執筆しました。あまり財務系の記事は人気が出ないのですが、今回は10記事中5記事が財務系の記事でした。

【第7位】
キーデバイス_001 
キーデバイスの記事です。このキーデバイスとは何か製品を製造する際に最重要な部品の事を言います。

このキーデバイスを自社固有のものであるか否かによって価格競争に陥る危険性の度合いが変化すると書いています。本記事は今回のランキングにも出てくるコモディティ化の説明に先立って書いています。

【第6位】
ROA_001 
ROA(Return On Asset)(総資本利益率もしくは総資産利益率)の記事です。持っている資産でどれだけの利益を上げたかを算出する指標です。

この収益性の指標は基本的な財務分析ですので理解できると株式投資や、お仕事などにも役に立つと思います。

【第5位】
持続的イノベーション_001 
持続的イノベーションの記事です。イノベーションのジレンマを説明するために同じくランキングに入っている破壊的イノベーションとともに書いた記事です。

主要な顧客のニーズを満たすための改善や改革を持続的イノベーションと呼んでいます。ここで持続的と言っていますが、単なる改善だけにとどまらずイノベーションすなわち革新もこの持続的イノベーションに含まれます。

【第4位】
経営分析_001 
経営分析(財務分析)の記事です。経営分析と一口に言っても様々な指標があります。大きく分けると収益性や安全性、生産性等の指標があります。

本記事は経営分析の全体像を示したものです。ゆくゆくは収益性、安全性、生産性の指標すべて記事にしていきたいと考えています。

【第3位】
コモディティ化_001 
コモディティ化の記事です。ある商品がコモディティすなわち一般的な商品になってしまうという現象を説明しています。そして一般的な商品とみなされてしまうと、どのようなことが起こるかを書いています。

どこでも同じようなものが調達可能なものになると買いたたかれてしまいます。これはモノでも人でもそうです。逆に言うと代わりのきかないものや人になることが大切ですね。

【第2位】
破壊的イノベーシ_001 
破壊的イノベーションの記事です。スマートフォンって最初魅力的でしたか?私は当時は今ではガラケーなどと呼ばれている通常の携帯電話の方に魅力を感じていました。しかしこのお客さんがその時は価値を認めなくとも、いずれは認められるような革新的な技術があります。それが破壊的イノベーションと呼ばれています。

イノベーションのジレンマを説明するため、持続的イノベーションと本記事を書いたのですが、イノベーションのジレンマは今回はランキング圏外でした。

【第1位】
モジュール化_001 
モジュール化についての記事です。ある機能をばらばらにしてそれぞれの機能が独自に改善や革新していくとどのようになるかを考えています。

ばらばらに改善を行う事で、結果として全体の進歩が促進されるようなケースがあります。PCなど、短い期間で飛躍的に性能が上がりました。これはそれぞれ独自に改良をすることによって結果として全体の性能が上がった例の一つということができます。


【感想】
11月は財務系の記事が10本中5本を占めていました。財務系の記事はしっかり描いていきたいところなんですが、計算式を多用しなければならないため、なんとなくずっと避けていた分野でした。

とっつきにくい分野ですが、やっていることは難しくないので、これからもなるべくわかりやすく計算式もそれなりに書いた記事を作っていきたいと思います。 
店舗管理
2011年11月30日

ABC分析

ABC分析_001
ABC分析とは在庫管理や販売管理などで大量の管理対象の物品を管理するにあたり、何らかの観点でグループ化してそのグループ単位の中で重要なものを重点的に管理する手法です。

例えば、在庫品を売上高順に並べて累積売上高が80%くらいまでのものをAグループ、90%くらいまでのものをBグループ、これらのグループに入らないものをCグループとして管理する手法を変えることが考えられます。もっとも、このグループを何%でわけるかは扱う物品によって変えてよいと言われています。

このように分類してみると全体の80%程度の売り上げをしているAグループは品目的には少数でしかないことが多く、この少数の重要な品目を重点的に管理すると効率的であるとするパレートの法則に従った考え方です。

下の図のようにパレート図を作成してみると、わずかな品目で大きな割合の売上を上げているケースが多いということがわかります。(パレートの法則を応用しているんですね。)

パレート

このまんがでは、売れ行きの非常に良いおにぎりがAグループであると言えます。そして、このおにぎりを重点的に管理すると言っています。

関連用語
定量発注方式
定期発注方式
簡易発注方式
ダブルビン方式 
デシル分析
組織論
2011年11月27日

ミシガン研究

ミシガン研究_001
ミシガン研究とは行動理論の一つでリーダーの行動を「従業員重視」と「職務中心」という二軸で分類したものです。

①従業員重視とはチームのメンバーに関心を示しより良い人間関係を維持、構築できるようにすることを重視します。また仕事の意思決定にメンバーを参画させるような行動パターンです。②の職務中心型リーダーシップと比べて高い生産性をもたらします。

イメージとしては、組織内部の信頼感や人間関係を重視し、意思決定に参画させてくれるようなリーダーということもできます。部下のやる気を引き出すことが高生産性につながっているものと考えられます。

②職務中心とは、結果を重視し、一定の時間にあらかじめ規定された仕事をメンバーにさせるようにする行動パターンです。①の従業員重視型リーダーシップと比べて生産性は低くなってしまいます。

イメージとしては、組織のルールや組織構造を定める事に注力し能率的に仕事を行えるようにするリーダーといった感じです。部下のやる気がいまいち高まらないことが生産性が上がらない原因であると考えられます。

今回のまんがでは、1コマ目のリーダーは「従業員重視型」のリーダーということができます。そのリーダーの下でやっていると2コマ目のように、やる気が高まると言っています。

それに対して、3コマ目のリーダーは「職務中心型」のリーダーということができます。あらかじめ練習メニューを決定し、それをみんなにやってもらおうと考えているようです。

最終コマでは、「職務中心型」のスタイルでやってみるとみんなのやる気を殺いでしまう事、みんなの意見を聞いてやっていくような「従業員重視型」のスタイルの場合、パート全体のやる気が高まると言っています。

関連用語
コンティンジェンシー理論
組織論
2011年11月25日

オハイオ研究

オハイオ研究_001
オハイオ研究とは、行動理論の一つでリーダーの行動を「構造づくり」と「配慮」というた二軸で分類したものです。

①構造づくりとは、仕事自体に関心を示し、組織が確実な成果をあげられるように組織のインフラを整える事や組織構造を明確にすることをより重視する行動パターンです。

イメージとしては、組織のルールや組織構造を定める事に注力し能率的に仕事を行えるようにするリーダーといった感じです。論理重視のリーダーということもできます。

②配慮とはメンバーに関心を示しより良い人間関係を維持、構築できるようにすることを重視する行動パターンです。

イメージとしては、組織内部の信頼感や人間関係を重視する人間味のあふれるリーダーといった感じです。こちらは、感情重視のリーダーということもできます。

一般に、配慮型のリーダーは部下に好かれ、構造づくり型のリーダは部下にあまり好かれないと言われています。

今回のまんがでは、1コマ目2コマ目のリーダーは「配慮型」のリーダーということができます。それに対して、3コマ目のリーダーは「構造づくり型」のリーダーということができます。
店舗管理
2011年11月23日

ハフの確率モデル

ハフの確率モデル_001
ハフの確率モデル(ハフモデル)とは商圏の測定法の一つで、消費者がいくつか選択可能な商業施設の中からある特定の商業施設を選択して買い物する確率を求めたものです。

基本的な考え方はライリーの法則と同じですが、都市を単位として考えるのではなく商業施設を単位として考えています。

大きな商業施設街の方が買い物に行く魅力が大きく(いろいろ売ってそうですよね)、また距離は近い方に(近くで済むならその方がいいですよね)行く傾向が高いとしています。

計算式は下のようになっています。
ハフモデル1
それでは、数値例を考えてみたいと思います。

ここではパラメータの値が決定しないと計算例を占めることができないため、λ=2とした修正ハフモデルを用いて計算例を示したいと考えています。

A施設は400平方メートル、B施設は50平方メートル、C地域からA施設まで2Km、B施設まで1Kmとします。その場合にC地域に住んでいる消費者がA施設に来店する確率を求めます。
ハフ2
③で計算結果を示していますが、PijすなわちA施設に来店する確率は3分の1であると言っています。逆に、B施設には3分の2の確率で来店すると計算することができます。

このまんがでは2コマ目でどこのお店に行こうかを考えています。そして、この来店の確率を計算するモデルがハフの確率モデルなのです。
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