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アダムス

組織論
2012年3月24日

公平理論

公平理論_001
公平理論(衡平理論)とはアダムス(Adams)の提唱したモチベーション理論の一つです。この公平理論によると、人は不公平を感じるとその不公平を解消しようとするモチベーションが発生します。そして、感じた不公平の大きさが大きいほど、より強いモチベーションが発生します。

ここで不公平とはある人が自分の貢献と報酬の比と他人の貢献と報酬の比が不均等である場合を言います。

そして不公平を感じた場合その不公平を解消するために以下の行動のいずれかを採るとされています。それは以下の6つの行動です。

1.自分の貢献を変化させる
もっと頑張る・頑張らない

2.自分の報酬を変化させる
報酬の返却・報酬の増加を要請

3.自分の主観的な貢献と報酬の比を変える
自分の経験や能力を従来より低く評価する・追加の報酬として福利厚生を認識する

4.比較を行わない
その場から退場する

5.比較する他者に働きかける
他者に対してもっと頑張るように要請する・他者に対して頑張らないように要請する

6.比較する他者を他の人に変える
比較対象を変える

例えば、主観的に自分(A氏)は10の貢献をしていて5の報酬を受け取っているとします。それに対して、他人(B氏)は同じ10の貢献をしていても8の報酬を受け取っているとします。

その場合A氏の貢献・報酬の比とB氏の貢献・報酬の比は10:5と10:8となるので不公平を感じます。その場合に貢献・報酬の比を公平にするため、以下の方法を採ることがあります。

ケース① 貢献の量を減らして貢献・報酬の比を改善させる。例えば10あった貢献を6まで減らすと、貢献・報酬の比が6:5となるため、10:8のB氏の貢献・報酬の比を上回ります。そうするために、あんまり頑張らなくなるといった事が考えられます。

ケース② 報酬を増やしてくれるように働きかける。例えば、5の報酬が8になれば貢献・報酬の比がA氏B氏両者とも10:8となるので不公平は改善されます。

このまんがでは、男子生徒が不公平を感じていますが、主観的に追加で報酬を受取っていると感じたため不公平感は解消されたようです。
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