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経営
2013年2月26日

KJ法

KJ法_001
KJ法とは、問題解決の方法の一つで、様々なアイディアをまとめて、解決策を見出す手法の事を言います。

また、このKJとはこのKJ法の考案者である文化人類学者、川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)氏のイニシャルからとられています。「KJ法とは英語でknoledge journeyの頭文字です」なんて適当なことを言って、知ったかぶりしたらダメですよ。
  • どういった方法なの?
このKJ法とは主に定性的な情報(数字で表せない情報)をまとめる方法です。

具体的にどういった方法かというと、

1.出てきたアイディアを一つづ書き出す

2.書き出したアイディアをグルーピングする
似ているアイディアでグループ化するという事です。また、この時似たアイディアがないようなモノは無理にグループにしないようにします。

3.見出しを作成する
グループを端的に表現する見出しを作ります。

4.グループ同士をまとめる
見出しを見ながらさらにグループ化を行います。

5.作ったグループを並び替える
まとまったグループを並び替えて論理的な構造を作ります。例えばAグループとBグループがストーリー的につながっているかのように並び替えるのです。

6.グループ間の関係性を図示する
作ったグループ間の関係性を、図で表します。因果関係ありとか、反対のことを言っているとかを図示する感じです。

7.それを文章化する
グループ間の関係性を見て、それを文章で表してみます。

どうでしょうか?最後までやったら結構複雑ですよね。でも、ビジネスで使う際は、6.くらいまでで終わりにする事も多いのです。

関連用語
ブレスト
ブレインストーミング
経営
2012年4月30日

KSF(Key Success Factor) | 自社の強みのなかで、特に競合と差をつけている部分です

KSF_001
KSF(キー・サクセス・ファクター)とは成功要因の事です。事業が成功するためのカギとなる要因の事です。但し、これは企業の内部だけの話ではありません。KSFとなるためには、企業内部の強みが企業外部の環境にあっていないといけません。

簡単に言い換えると、事業の強みと、その市場で儲かる要因との組み合わせの事をKSFといいます。

例えば、それなりの品質の品物を非常に安く提供できる能力を持っている企業があったとします。安く仕入れられるルートを持っているであったり、仕入れたものをあまりコストをかけずに販売する事に長けているといった能力を持っている企業です。

この企業は、安いものを喜んでくれる地域(普通の立地ではそうですよね。)に出店した場合、とてもうまくいくと思います。この場合、この「それなりの品質の品物を非常に安く提供できる能力」は立派なKSF(成功要因)です。

しかし、多少価格が高くとも良いものが好まれるといった地域に出店した場合、市場が求めているものを上手く提供することができていないため、この企業は苦戦すると考えられます。

この場合、 「それなりの品質の品物を非常に安く提供できる能力」 はKSF(成功要因)とはなりえません。

このようにKSFは環境によって変化するものであると、言うことができます。

このまんがでは女子生徒が一生懸命走る練習をしていたようですが、楽器の上達にはあまり関係ない事に気が付いたようです。この場合、強みである早く走れる能力は、楽器を上手く演奏する能力を求めている外部環境には合致していないため、KSFとはならないという事ができます。

早く走れる能力は陸上部ならば立派なKSFですけどね。
  • 勝つための鍵は突き詰めて考える必要がある
得意技を作ってそこで勝ちに行くのは、一つの必勝法です。また、このKSFは外部環境と掛け合わせて考えるため、絶対的な優位でなくても良いと言ったことに注意が必要です。
これは、言い換えると、地域一番店になればKSFを持っていると言うことができるのです。
  • 様々な地域一番店
例えば、地域で一番の品揃えがあるといった場合、KSFは地域で一番の品揃えを実現するための経営資源に求められます。

この場合、仕入れ先との関係性や(サプライヤーとの関係というとちょっとコンサルっぽいですよね?)、求められる品揃えを実現するバイヤーの強さが挙げられます。

また、地域で一番満足度が高いといった場合のKSFは、顧客の満足度を高めるための業務プロセスに求められます。

この場合、接客応対の品質が高いことや、豊富な商品知識になりますが、もっと突き詰めれば従業員への教育訓練をする能力や、資質の高い人材を採用する採用力かもしれません。

ただ、いずれにしてもKSFを明確にすることで、経営資源の投入すべきところがわかりますので、将来を見据えて事業を実施していくことが可能となるのです。

この説明で出てきた用語
バイヤー
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