まんがで気軽に経済用語

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経済学
2015年2月17日

売り手市場 | 売り手がわの立場が強くなる状況の事を言います

売り手市場
売り手市場とは、市場で取引されている売り物が需要に対し相対的に不足しているため、売り手側にとって有利な状況になっていることを示す言葉です。

例えば、あなたが持っている時計をネットで販売しようとした時を考えます。

このような時に、買いたいとのオファーが殺到したならば、その中で有利な条件を探すことができますよね?特に個人的な恩や思い入れが無ければ、条件の悪い相手にワザワザ売ったりはしないはずです。

このように、売り物(供給)にたいして買い手(需要)が多ければ、売り手側の方が有利となるのです。

(最終的には、「そんなに有利なら、売り手として参入しようか」といった風に、売り手側が増えて売り手の有利さは解消されます。この辺は経済学の需要と供給が均衡するといったお話ですね。)
  • 人事用語としての売り手市場
さて、以上が一般的な売り手市場についての説明でしたが、人事用語、特に新卒の就活に対して売り手市場と言われる事があります。この場合の売り手は学生さん(労働力の売り手)、買い手は企業側(労働力の買い手)になります。

というのは、新卒の就活はどれだけ企業側の需要が増えても供給が増えることは基本的にはありませんし、どれだけ企業が採用を絞っても、供給が減ることがないので、売り手市場や買い手市場になりやすいのです。

(需要が多いから前倒しで学校を卒業しようとか、需要が少ないから学校の卒業を控えようといった事はあまりないですよね?(全体の一部は進学といった行為で調整されます))

という事は、供給は常にほぼ一定で需要のみが増減する。つまり、売り手市場や買い手市場は就活生には何の責任のない外部的な事象なのです。

関連用語
買い手市場
経済学
2015年1月22日

ヴェブレン効果 | 高い方がモノの効用が高まるという考え方があります

ヴェブレン効果
ヴェブレン効果とは、高いモノであればあるほど、モノ自体の効用が高まるという効果のことを言います。英語ではVeblen Effectsと表記されます。

さて、ここで言う効用ですが、使用した際の『使用価値』ではなく、使用した人が感じる満足度の事を示します。

例えば、ペンを考えてみましょう。100円のペンも、5万円する高級ペンも、文字を書くという使用価値にはそれほど差がありません。(どちらも本質的には文字を書く道具であり、その機能は100円のペンでも十分に満たします。)

しかし、100円のペンを5万円のペンでは使用した人が感じる満足度には差がありそうですよね?

もちろん、すごく差を感じる人もいれば、ほとんど感じない人もいるかもしれません。しかし、いずれにしても満足度に多少の差は感じるはずです。

逆に言うと5万円のペンは、5万円であるという所に価値があり、逆にそれが1000円に値下げされてしまっては、価値が損なわれてしまうのです。

なんだか、誇示的消費といった内容に近い言葉ですね。また、こういった価格の付け方は心理的価格政策でいう所の威光価格と呼ばれるものです。(参考:価格のシグナル効果
  • 歴史について
さて、このような効果が提唱されたのはアメリカ、それもアメリカの景気が非常によく見せびらかすために消費を行うような人たちが多くいた時代の事です。

この時代、幸運にも富を得た人たちは、自らの経済力を誇示するためにあえて値段の高いものを買い求めました。

そして、このような消費行動を説明するためにアメリカの学者さんであったヴェブレン氏(Thorstein Veblen)が提唱した理論なのです。そうなのです、人の名前なんですね。

(日本人が仮にこのような効果について提唱していたら、山田効果とか、岡崎効果、伊集院効果といった風に呼ばれていたのかもしれませんね。)

関連用語
スノッブ効果 

原典に当たりたいという熱心な方のために
 
財務・会計
2015年1月10日

売上高総利益(粗利率) | いわゆる粗利率で、これが低いとなかなか儲かりません

売上高総利益率
売上高総利益率とは収益性の分析の一種で、販売している商品の利益率が高いかどうかを示す指標です。粗利益率とも言います。この指標は売上高から売上原価を控除した売上総利益を用いて算出します。

そしてこの指標は高ければ高いほど、望ましいという事ができます。

この売上高総利益率は【売上高総利益率=売上総利益÷売上高×100%】という計算式で求めます。この式はその企業の売上高で売上総利益を除すという構造になっているため、売上高や売上総利益の大きさが異なっていても比較することができます。

例えば、100万円の売上で30万円の売上総利益を確保する企業の場合、売上高総利益率は30%となります。
  • 一概に○%以上とは言えませんが、傾向は重要です
さて、高い方が良いという売上高総利益率という指標ですが、一般的に○%以上あればよいといった風に言う事はできません。

売上高総利益率の水準は、どういった商売を行っているかによっています。例えば、自社で商品を一から製造し、販売しているような垂直統合が進んでいるような事業では粗利率は高くなる傾向がありますし、販売を専門の企業に任せているような場合は、低くなっていきます。

このため、同業他社と比較しても、この数値の水準は異なる事が普通ですし、低いからよくないとは一概には言い切れないのです。

しかしながら、この数値がだんだん低くなっていくような傾向が表れているような場合、営業力、商品力が以前よりも悪くなっている、販売管理が適切でないため、見切り販売による値下げロス、廃棄ロスが発生している等の原因が考えられるので、何らかの対策を採っていく必要があります。

関連用語
売上原価
売上高経常利益率
生産管理
2014年6月16日

内段取り | 機械や作業を止めないとできない準備作業です

内段取り
内段取りとは、機械設備を停止する事が必要となる段取り替えのことを言います。

機械設備を止めずに実施できる外段取りに対する言葉で、「外側で作業する→機械を止めなくてもよい」、「内側で作業する→機械を止める必要がある」といったイメージの言葉です。
  • 内段取りは機械が止まります。
さて、機械を止めないとできない段取り作業ですので、内段取りをしている間は、製造がストップします。その結果、従業員さんには手待ち時間が発生しますし、いろいろな無駄が発生するのです。

そこで、工場を改善する発想の一つとして、内段取りをなるべく外段取りにしていくといった考え方があります。

例えば、次の作業に使う材料や部品を事前に倉庫から出しておくとか、必要な金型をあらかじめ温めておくといった事が大切になるのです。

言い換えると事前に準備できることは事前にやっておくという事が大切なのですね。
生産管理
2013年8月14日

運搬活性 | 運びやすさを数字で表すと、思わぬ改善につながるのです

運搬活性_001
運搬活性とは、生産活動などを効率的に行うために、モノがどの程度動かしやすいのかを示した指標のことを言います。

と、なんだか難しそうな書き出しですが、考え方自体はとっても簡単です。

例えば、ビーズを材料に『暖簾』を作っているような工場を考えてみたいと思います。
  • バラ置き:0
まず、ビーズが床にバラバラに置いてあったらどうでしょうか?運ぶためには、先ず、バラバラのビーズを集めて箱などに入れ、そのあと、運ばないといけないですよね?

これはすごく手間がかかる方法であることは理解いただきやすいと思います。
  • 箱入り:1
次に、バラバラで置かれている状況から少し改善して、とりあえず箱に入っているとします。

先ほどのバラ置きよりは随分ましになりましたが(集めなくていいですからね。)運ぶためには、持ち上げるといった作業が必要となります。
  • パレットに載っている:2
次に、パレットなどにその箱が載っている状況を考えてみます。この場合、床に箱が直においてあるよりも運びやすくなります。

こういった状況になっていれば、フォークリフトを持ってきてそのまま運んだりできますからね。
  • クルマに乗っている:3
さらに、何らかのクルマ(台車とか)に載っているとどうでしょうか?ここまでくればとっても運びやすいですよね?
  • 運搬中:4
と、最後は現実に運んでいる途中といった状況もあり得ます。

この状況にまで来てしまえば、運搬するために何か追加の手間をかける必要はないので、運搬活性が高いという事ができるのです。

さて、小見出しに数字を書いておきましたが、この数字は『運搬活性指数』と呼ばれるものです。先ほどの運搬活性を具体的に数値で表したものなんですね。

これを簡単に言うと、「運びやすさの度合いを数値で示した」モノとなります。

それなので、運んでいる途中のものは、一番運びやすいので『4』という値がついているんですね。
  • 改善するために
ここまでの説明で勘のいい人は気づかれたかもしれませんが、『運搬活性指数』を高めることが改善につながります。

というのは、毎回毎回、材料をバラバラに床に置いているような工場だと、集めて、持ち上げて、車に乗せてと、結構な手間がかかりますよね?

でも、あらかじめ運びやすいようにクルマ付の台車に乗せて材料を置いておけば、運搬にかかる作業量が少なくなります。

このように、『運搬活性指数』の低い個所を見つけて、そこを改善すれば工場の改善に役立つというわけです。
マーケティング
2013年7月29日

ウォンツ | ニーズと混同されやすいのですが、もっと具体的な欲求です

ウォンツ_001
ウォンツとは、ニーズを満たすためにもつ、具体的な欲求のことを言います。英語ではwantsと表記されます。

例えばお腹が空いたという漠然としたニーズに対して、ラーメンが食べたいとかチャーハンが食べたいという具体的な欲求をウォンツと言います。

ココでは、ニーズは「お腹が空いた」という事になり、ウォンツはそれを具体的にした「ラーメン」や「チャーハン」になりました。

そして、ニーズがウォンツになって初めて何かを買おうという行動が生まれてくるのです。
  • 厳密に言うと
さて、『ウォンツは具体的な欲求です』と書きましたが、厳密に言うと使う人によって少しずつ違うようです。

例えば、ある人たちは、ニーズは潜在的な欲求であり、ウォンツは顕在化されている欲求であると言っています。

この人たちの定義を簡単に言い換えると、ニーズは目に見えない欲求で、ウォンツは目に見えるようになっている欲求という事です。

また、別の人たちは、生活を営むうえでの必要を満たすための欲求をニーズ、生活をより良くするような欲求をウォンツと言っています。

コチラは、基本的な衣食住はニーズであり、ぜいたく品はウォンツであるという捉え方ですね。(マズローの欲求段階説的に、低次の欲求をニーズ、高次の欲求をウォンツとしている説明もあります。)

※経営マンガの説明では、コトラーの見解を使っています。(何と言ってもマーケティングの父と称される人の見解ですから)

このように、マーケティング用語にありがちなことなのですが、カタカナ言葉の用語は使っている人によって定義が異なる可能性があるから注意が必要です。

そのため、カタカナ言葉を使っていて、「あれ?」と感じたら、どういう定義でその言葉を使っているかお互いに確認した方が良いと思いますよ。
店舗管理
2013年3月20日

売場効率

売場効率_001
売場効率とは、一定面積当たりの売上です。この売場効率が良ければよいほど、その売場は生産性が高いという事ができます。

この売場効率は次の計算式で求められます。

売場効率=売上額(年間)÷売場面積

この式の表している通り、売り場面積1平方メートルあたりの売上高という数値を売り場効率の指標としているのです。
  • 売場効率という指標を活用する
さて、売場効率を求めただけでは意味はありません。売場効率というデータを読み取って、現状の改善に生かすかが大切なのです。

お店の売場面積は限りある資源です。そこに、売り場効率のよくない商品を置き続けていたらもったいないですよね?その為、商品毎に売場効率を求めてみるというアプローチも有効です。

例えば、あなたがホームセンターを経営していたとします。そして、大きなスペースを割いてユニットバスを展示販売しているとします。

商品群毎に売場効率を求めるまでは、ユニットバスは単価が高いため非常に効率が良い商品であると考えていたとします。

しかし、実際に売場効率を求めてみた所、ユニットバス売場の効率は店内最悪レベルだったとします。

これを受けて、ユニットバスにはスペースを割かずにカタログ販売にする、とかプロモーションを強化して、ユニットバス売場の売場効率を高めることに注力するといった施策を打つことができるのです。

問題を把握することができなければ、対応策を取る事はできません。(というか、対応策など考えませんよね。)その為、このような指標を使って数値で管理することが大切なのです。 
財務・会計
2013年1月27日

売上値引

売上値引_001
売上値引きとは、商品を売り上げた後、何らかの問題があった場合に売上代金を値引く処理処理の事を言います。

例えば、100ケたこ焼きを販売した時、そのうちの5ケはタコが入っていない不良品だったとします。

そして、タコが入っていない不良品をつかまされた消費者は、値引きを要求したとします。この時に、売上代金を値引いたら、その事を売上値引というのです。

この売上値引も、売上割戻と同様に売上高のマイナスとして取り扱います。例えば、100円の売上高があったときに、10円の売上値引を行った場合、売上高は100円-10円=90円となります。

値引きという言葉の通りの処理と言えますね。
  • 良く似た用語
さて、この売上値引とよく似た言葉として、売上割戻や売上割引があります。

このうち、売上割戻は売上値引と本質的には同じで、割引額を売上高のマイナスとしてとらえたものです。(売上値引は売上と同時に代金を差し引く、売上割戻は売り上げた後、事後的に代金を差し引きます。このようにタイミングは違いますが、売上高のマイナスという扱いです。)

しかし、売上割引は、売上代金のマイナスではなく、金利であると認識しているので、売上割引、売上値引とは大きく異なるのです。
財務・会計
2013年1月22日

売上割戻

売上割戻_001
売上割戻とは、ある一定の期間にあらかじめ決められた数量を販売した取引先に対して売上代金を割り引くことを言います。

イメージとしてはあらかじめ決めてある一定の数量を販売したらもらえるリベートといった感じですね。そして、この売上割戻は、報奨金とか奨励金とか呼ばれています。

この売上割戻は、売上割引とは異なり売上高のマイナスとして取り扱います。例えば、100円の売上高があったときに、10円の売上割戻を行った場合、売上高は100円-10円=90円となります。
  • 良く似た用語
さて、この売上割戻と本当によく似た言葉として、売上値引売上割引があります。

このうち、売上値引は売上割戻と本質的には同じで、割引額を売上高のマイナスとしてとらえたものです。(売上値引は売上と同時に代金を差し引く、売上割戻は売り上げた後、事後的に代金を差し引きます。このようにタイミングは違いますが、売上高のマイナスという扱いです。)

しかし、売上割引は、売上代金のマイナスではなく、金利であると認識しているので、売上割引、売上値引とは大きく異なるのです。
財務・会計
2013年1月21日

売上割引

売上割引_001
売上割引とは、売掛金を期日よりも早く支払ってもらった際に、支払ってもらうべき金額を割り引くことを言います。この売上割引は利息扱いです。

さて、さらりと書きましたが、「この売上割引は利息扱いです」という一文にはとても深い意味が込められています。

それは、この取り扱いによって、売上割引は損益計算書上の営業外費用になるという事です。
  • どうして利息なの?
掛売上では通常あまり意識しませんが、売掛金というのは支払いを待っているという事になります。例えば、お菓子100円を翌月末払いの掛けで販売した時は、翌月末までお金の支払いを待っているという事になります。

それでは、支払いを猶予する際に、通常受け取るものはなんでしょうか?100円を1か月間貸した時に受け取るモノと言い換えてもいいです。これは、利息ですよね?

という事は、上の例では100円のうち、いくらかは支払いを待つことによって受け取る利息であると考えることができるのです。
  • 取り扱いは?
それでは、上の例で翌月末ではなく、当月中に売掛金が支払われたとします。この時、「売掛金を早く支払ってくれるなら99円でいい」としたとします。

この1円は別に売上額の割引ではないですよね?売上は当初の100円になりますよね。その為、このような場合の割引は売上割引として金融費用(利息)扱いにしているのです。

関連用語
売上割戻
売上値引 
情報
2012年10月21日

ウイッシュリスト

ウイッシュリスト_001
ウイッシュリストとは、ECサイトなどでユーザが自ら欲しいものをリストにしたものの事を言います。いわゆる欲しいものリストですね。

自らの欲しいものをリスト化しておけば、「あの欲しかった商品が見つからない…」といった事が起こらなくなり、購入する機会がある時にしっかりと購入することができます。
 
お店の側からすれば、ウイッシュリストをこのように使ってもらえれば、機会ロスが減りますので非常に有用な機能であるという事ができます。このような使い方はなんとなく想像できる範囲だと思います。

さらに、海外ではこのウイッシュリストを知人に公開しておくことによりプレゼントの交換でお互いにガッカリしないようにするという事も行われています。

自分がプレゼントを贈る時には非常にありがたい機能ですが、自分の欲しいものを登録しておくのは、おねだりをするようで、少し気が引けるかもしれません。非常に合理的な考え方ですが、少しびっくりするかんじですね。
店舗管理
2012年7月31日

売れ筋

売れ筋_001
売れ筋とは、購入する人が多く、販売量が大きい商品群の事を言います。売れ筋商品は全商品のうちのごく一部になります。しかし、一般的にはこの売れ筋商品が売り上げの多くの部分を占めていると言われています。(パレートの法則

この、売れ筋商品をしっかりと管理して販売することは、売り上げを伸ばしていくためにとても大切なことです。

というのも、お店には物理的な広さの制約があるため、売れるものを並べられるスペースには限界があるためです。

このことから、基本的な考え方としては、よく売れるものの売り場は広くし、売れないもの(死に筋といいます)の売り場を狭くするような調整を行っていく必要があるのです。
 
この逆に、売れ筋商品を把握することを怠り、売れ筋商品の在庫が無くなってしまうような事になると、機会ロスも発生しますし、顧客の信用も失われてしまいます。(ほしいものがいつも売り切れなお店って嫌ですよね?)

このまんがでは、新商品が売れ筋商品になったようです。しかし、ちゃんとした管理を行わなかった結果、かなりの機会ロスが発生していると思われます。

このように、売れ筋商品は発見して、しっかりと管理していくことが大切なのです。 
財務・会計
2012年5月20日

売上総利益(粗利益)

売上総利益_001
売上総利益とは売上高から売上原価を差し引いた利益概念です。粗利益という事もあります。これは損益計算書(P/L)上で一番最初に表示される利益になります。

これは【売上総利益=売上高-売上原価】で算出します。ここで、売上マイナス『売上原価』という計算式で算出することに注意してください。

さて、売上原価は売上高に応じて発生する仕入原価や製造原価の事ですので、売上総利益も売上高に応じて発生する利益であるという事ができます。

これは、商品を仕入れた金額や製品を製造した製造原価とは関係なく、実際に販売された分に対応する売上原価を差し引いた利益であるという事です。

例えば、当期に単価10円で100個商品を仕入れたとします。仕入れに使った金額は1,000円ですね。

そして、当期には単価20円で1個だけ商品が売れたとします。売上高は20円です。

大変です。なんだか大赤字のような気がします。でも当期の売上総利益(売上-売上原価)は売上高20円(20円×1個)-売上原価(10円×1個)=10円です。

あれ、利益出ていますね。では、仕入れたけれども売れ残った99個はどうなったのでしょうか?これは貸借対照表に記載される資産になります。仕入れたけれども、売れ残った商品は在庫として資産になるのです。

このまんがでは売上総利益(粗利益)がマイナスだと先生に怒られたと言っています。でも、男子生徒は昔からの不良在庫を処分したのだと言っています。彼としては怒られるのは心外だったようです。

会計的には仕入れた金額を割って販売すると、売上原価の方が大きくなってしまって粗利がマイナスになってしまうのです。

でも、不良在庫を処分するという事は倉庫代もかからなくなりますし。キャッシュも回収できるしで有意義なことではあるんですけどね。
財務・会計
2012年5月14日

売上原価

売上原価_001
売上原価とは売上高に応じて発生する仕入原価や製造原価の事です。このように書くとなんとなく簡単なように見えますが、直感的な感覚と売上原価は少し違うので注意が必要です。

例えば、当期に単価10円で100個商品を仕入れたとします。仕入れに使った金額は1,000円ですね。

そして、当期には単価20円で50個商品が売れたとします。売上高は1,000円です。

ではこの場合の、当期の売上総利益(売上-売上原価)はいくらでしょうか?いくらの粗利が出たかと言い換えてもいいです。

1,000円の仕入れを行って、1,000円売り上げたんだから売上総利益は0円と答えた方。残念ですが不正解です。

売上総利益は売上高1,000円(20円×50個)-売上原価(10円×50個)=500円です。では残りの500円分はどこに行ったかというと棚卸資産(在庫です)500円(10円×50ケ)となっています。

このように、売上原価とは売上高に応じて発生する費用になります。

極端な事を言うと当期に単価1円で100個仕入ようが、1,000,000個仕入れようが、単価20円で1個だけ販売した場合の売上原価は1円となるのです。(売れなかった分はすべて在庫(資産)になりますです。)

小売業を例にすると通常は期首(その期の最初)にも在庫を持っていますので、売上原価は

【期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高】

といった計算式で求めます。

簿記を勉強すると決算整理仕訳として「仕入繰商、繰商仕入」というおまじないを教えてもらえますが、このおまじないを唱えながら仕訳を切るとこのような計算が自動的に行われます。

このまんがでは、若手営業マンがこの売上高に対応する部分だけが売上原価となるという性質を使ってボーナスを倍増させました。

この営業マンは、商品の仕入れを行う権限も持っていたようです。そこで、大量に仕入れて商品一つあたりの単価を引き下げたようです。

そのうえで、単価を引き下げた商品を普通に販売すれば、あら不思議。粗利の額がすごく増加します。

(【売上総利益(粗利)=売上-売上原価】であるため売上原価が小さくなれば売上総利益(粗利)は増加します。)

営業マンの業績の査定を粗利だけで行うとした事と、彼に仕入れの権限を付与したことが社長の敗因ですね。もっとも、この営業マンは後ですごく怒られると思います。
財務・会計
2011年11月16日

売上高経常利益率

売上高経常利益率_001
売上高経常利益率とは収益性の分析の一種で、分析対象企業の本来の収益性を測る指標です。

この指標は高ければ高いほど、通常の企業活動の収益性が高いということが可能です。

これは経常利益が財務活動(借入金の利払いや受け取っている利息など)を含め、臨時的な特別損益を計上していない利益の概念であるため、通常の活動の収益性を示すということができるためです。

この売上高経常利益率は【売上高経常利益率=経常利益÷売上高×100%】という計算式で求めます。この式はその企業の売上高で経常利益額を除すという構造になっているため、売上高の大きさが異なっていても比較することができます。

ここで、この指標を使用する際に注意点があります。それは経常利益という利益概念は上で述べたとおり、財務活動の結果が含められているということです。

例えば、売り上げが100円で経常利益が10円の会社がA社、B社の2社あったとします。

ここでA社は有利子負債を相当量額抱えており、支払利息で5円負担したうえで経常利益が10円となったとします。

また、B社は本業ではほとんど利益を上げられていませんが、豊富に持っている債券の利息9円を受取った結果経常利益は10円となっています。

これらの企業は売上高経常利益率は同じ10%ですが内容は大きく異なっていることが直感的にも感じ取れると思います。

今回のまんがでは、収益性を分析した結果「学食」も、「経営クラブ」もROAがほぼ同じであったと言っています。しかし、売上の規模も違うし、持っている資産の規模も違うため、もっと詳細に分析してみたいと考えているみたいです。

最終コマで先生にもっと詳しい分析の方法を聞いてみると言っていますが、きっと先生は今回の売上高経常利益率や総資本回転率などの指標を教えてくれると思います。

それはこれらの指標は以下の式のように、ROAを売上高を使って分解した指標であるからです。

1.(総)資本利益率(ROA:Retuen On Asset)=経常利益÷総資本×100%
2.売上高経常利益率=経常利益÷売上高×100%
3.(総)資本回転率=売上高÷総資本 (回)
経営指標
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