まんがで気軽に経済用語

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組織論
2015年1月14日

メンター制度 | 上司プラス組織内の導き手で(良い意味で)新人を徹底マークします

メンター制度
メンター制度とは、組織に新しく加入した人をサポートするために「お手本」となるような専任の担当者を付け、サポートしようとする制度のことを言います。

新しく組織に加入した人に対しては、上司が指導をしてくれるのが一般的だと考えられますが、その上司のほかに専任の担当者がサポートするといったイメージになります。
  • 組織は、一石二鳥の効果を狙う
さて、メンターが付いた新人さんは、専任の担当者がサポートをしてくれるので安心できます。(本当に安心できるかは、担当のメンターによると思いますけどね…)

組織としては、メンターさんの存在を媒介として、新人さんが素早く組織になじむことを狙い、ひいては、離職率の低下やモチベーションのアップ、素早い育成などを目的としているのです。

さらに、組織はメンターとなった人の育成も考えています。すなわち、新人を指導したり相談にのることによってメンター自身のスキル向上に役立つといった面を狙っているのです。

誰かを指導したり、相談にのったりすることは自分自身の気づきを促す事になるのは、経験している方は分かると思います。

このように一石二鳥的な効果を狙ってメンター制度を導入するのですね。
  • あれ? 思ってたのと違う?
どうでしょうか、巷で言われているメンターのイメージとはなんとなく異なりませんか?メンターというと、既に成功している人が若手を導くみたいなイメージがありませんか?(このように感じる人は、意識高い系の視点に染まってるかもしれませんね)

ただ、そこまで卓越した人材を自前で揃えるのは難しいでしょうし、その辺は目をつぶって運用しないといけないので、専任の担当者といった風に考えるのだと思います。

関連用語
生産管理
2013年10月9日

メイカーズ革命 | 誰でも簡単にモノづくりに算入できる状況が生まれつつあります

メイカーズ革命
メイカーズ革命とは、様々なツールを活用する事によって、誰であってもモノづくりに参加でき、誰でもメーカーになれるという事を指した言葉です。

従来は、モノづくりを行う事は非常にハードルの高い事でした。

確かに少量で、自分で作れるようなモノであればDIY的にホームセンターで調達した材料や道具を使って製造する事も可能でした。しかし、そうはいってもモノを作る為には熟練も必要でしたし、道具をあれこれそろえる必要もありました。

しかし、3Dプリンターなどの登場は、そういった状況を変えつつあります。

例えば、自分の考えた商品を世に出すために、クラウドファンディングなどの方法でお金を調達して、3Dプリンターで試作するといった方法を採ることも可能となっています。
 
このように、従来の「モノづくりって、ある程度の設備投資も必要だし、参入するのってすごく大変だよね…」という状況をうち崩すような状況を指してメーカーズ革命というのです。
  • 小ロットでの開発の可能性
このように、気軽にモノづくりに参入できるようになるという事は、従来では採算が取れなくて提供されなかったような商品が提供される可能性が生まれるという事です。

例えば、当ブログ『まんがで気軽に経営用語』がオリジナルグッズを制作するといった事も可能となるかもしれません。

従来のモノづくりの発想では、1万個以上のロッドでしか製造できなかったようなモノであっても、現在ならもっと小ロットで製造することが可能かもしれません。

そして、「さすがに1万個は売れないけど、200個くらいなら何とかなるかも…」と考えれば、『経営マンガグッズ』の販売に踏み切る可能性もあるという事ですね。
財務・会計
2012年7月9日

明瞭性の原則

明瞭性の原則_001
明瞭性の原則とは、企業会計原則の一般原則の一つで「企業会計は、企業の姿を映し出す鏡だとした場合、企業の真実の姿をできるだけ明瞭な形で反映するものでなければならない。」とするものです。

これは企業会計原則の、1.真実性の原則、2.正規の簿記の原則、3.資本取引損益取引区分の原則、4.明瞭性の原則、5.保守主義の原則、6.継続性の原則、7.単一性の原則の7つのうちの一つの原則です。

この明瞭性の原則を簡単に言うと、財務諸表は利害関係者(ステークホルダー)に企業の財務内容を伝えることが目的ですので、ちゃんと伝わるようにしなきゃダメという事です。

この目的を達成するために、見やすく表示する事(流動性配列法など、財務諸表を見やすく整理して表示する)方法を採る)や、適正に表示する(付属明細書を利用してどのような会計方針を採っているかや、決算後に発生した事象を伝える)事が必要です。

このまんがでは、女子生徒が分かりにくい報告書を持ってきた見たいです。それに対して、先生が文章の書き方をアドバイスしています。

先生は、個性的で分かりにくい報告書ではなく、明瞭な報告書を書いてほしいみたいですね。

財務諸表もこのまんがと同じで、「しっかりと伝わりやすく作らなければならない」とするのが明瞭性の原則です。 
情報
2012年6月17日

メトカーフの法則

メトカーフの法則_001
メトカーフの法則(Metcalfe's law)とは、ネットワークの価値はそのネットワークに接続されているすべてのノード(ネットワーク端末)の2乗に比例して増加すると言うものです。

例えば、電話というサービスについて考えてみましょう。話を単純にするため、電話というサービスの価値は、通話できる組み合わせの数だと考えてみます。

電話が5台しかない世界を想像してみてください。この場合、10通りの組み合わせが考えられます。(これは高校の頃、習った組み合わせの問題です。「5C2」=(5×4)÷(2×1)=10と表現できますね。)

更に電話が普及して10台となったとします。その場合、45通りの組み合わせが考えられます。(「10C2」=(10×9)÷(2×1)=45)

この時、電話の台数は2倍になったのですが、ネットワークの価値は4.5倍になっています。

この電話の便利さが知れ渡り、電話は100台になったとします。その場合、4,950通りの組み合わせが可能となります。電話の台数は最初の10台から100台の10倍、ネットワークの価値は45通りから4,950通りの110倍になっています。

簡単な例ですが、大体増加数の2乗になっていますよね?

またこのメトカーフの法則からは、コスト面を考慮しても、つながる数が増えれば増えるほどネットワークの価値が高まるといった事も言うことができます。

上の例で、電話のコストは最初の5台から100台に増えたときに20倍になっただけですが、ネットワークの価値は110倍になったという事から、費用の増え方と、価値の増え方が異なることが言えると思います。

このまんがでは2コマ目のみんながつけていないと意味がないという言葉が、このメトカーフの法則を端的に示しています。逆に言うとみんなが採用すれば飛躍的に価値が上がるという事です。

関連用語:ネットワーク外部性
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