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2016年12月22日

考慮集合 | 買ってもいいと思われる商品の中から実際に購入されます

考慮集合
考慮集合とは、消費者が買っても良いと思う商品やサービス群のことです。この考慮集合に含まれるためには消費者がその商品やサービスを知っているだけではだめで、「(場合によっては)買ってもいい」と考えるような商品です。

つまり、買ってもいいと『考慮する』(余地がある)(商品群の集まり)『集合』なのです。

  • 商品を買ってもらうためには、知ってもらうだけではダメです

商品やサービスを消費者が購入するためには、まずその商品やサービスを知っていないとダメです。(知らないものは買えませんからね)

しかし、知っているだけでは不足しており、消費者に、それを買っても良いと考えてもらわなければなりません。

こういった購入する商品やサービスの候補となるモノが考慮集合に入ってきます。一般にその商品がブランドとして高く認知されていればいるほど、考慮集合に含まれる可能性が高くなります。
  • 実際に購買に結び付くためには
さて、消費者がモノやサービスを購入する過程で、商品やサービスが必要だと理解し、情報の探索、代替案の評価、購買決定といったように進んでいきます。

このうち、代替案の評価には、認知集合、想起集合、考慮集合という3つの段階があります。

認知集合は消費者が名前を聞かれれば分かる商品やサービス群のことです。つまり(知っているもの)『認知しているもの』の(集まり)『集合』ですね。

想起集合は消費者が購買行動の前に思い出す商品やサービス群を指しています。これは、(思い出すもの)『想起するもの』の集まりです。

そして、考慮集合は3段階のうち、最も購買決定に近い位置になります。

潜在的に知っているモノの中から、購買にあたって思い起こすモノ。そして、実際に購入してもいいかなと考慮するモノといった順に商品やサービスが絞り込まれて行くのです。

関連用語
マインドシェア
 
財務・会計
2015年11月6日

ゴーイングコンサーン注記 | GC注記とも表記され、企業が倒産するかもしれませんよとの警告の事です

GC注記
ゴーイングコンサーン注記とはGC注記と表記されることもあり、財務諸表になされる注記のことを指す言葉です。

端的に言うと、その注記がなされた企業が継続し続ける事に疑いがある(つまり倒産する可能性がある)事を示す言葉です。

■企業は継続し続けるという前提がある

今日の企業は、ほとんどの人が意識していませんが継続し続けることが前提となって運営されています。

例えば、大手自動車メーカーや大手製パンメーカーが来年、事業を停止して会社を清算するなどとは誰も考えないのです。来年も、再来年も。可能である限り未来永劫企業は続いていくと考えられます。

こういった考え方を継続企業の前提(ゴーイングコンサーン:going concern)と呼びます。

■この継続し続けるという前提に疑義が生じた状態

さて、このような前提に立って企業は運営されているのですが、売上の減少に伴う多額の損失、財務内容の悪化、多額の損害賠償請求、営業キャッシュフローのマイナスによる資金繰り悪化、場合によっては債務超過などによってこの企業が継続し続けるという前提が崩れるような局面も出てきます。

そのような企業について、継続企業の前提に関する注記としてゴーイングコンサーン注記(GC注記)がなされ、投資家に対して注意喚起がなされるという制度が運用されているのです。(財務諸表に注記されます)

■とはいえ百パーセントダメになるわけではありません

とはいえ、このような注記が付いたからと言って必ずしも倒産するとは限りません。場合によっては、経営陣や従業員の努力の結果、このような継続企業の前提に対する疑義が解消されるケースもあります。

端的に言うと、このゴーイングコンサーン注記がついたとしても業績が回復する可能性はあるという事ですね。

そして、このような問題が解消すると読んでいわゆる『逆張り』をするといった株式投資の手法も考えることはできます。GC注記が出ているため株価は下がりきっていると考えられるため、倒産したら株の価値はなくなってしまいますが、業績回復する側に賭けてみるといった株式投資の手法です。(もちろん手元にある資産の一部で買う事になると思いますが)

このように考える人もいるので、株式市場で売買が成立するといった面もあります。


財務・会計
2015年10月17日

固定資産の除却 | 使っていたモノを使わなくするといった意味合いです

固定資産の除却
固定資産の除却とは、対象となる固定資産を利用しなくする際に用いる言葉です。イメージとしては、車両や機械などの固定資産を倉庫にしまっておくような感じになります。

そして、固定資産を利用しないわけですから、帳簿上では、通常に利用している固定資産と同じようには扱わなくするといった事に注意が必要です。

■車両を除却してみます

例えば、100万円で購入した車両を除却する場合を考えてみます。この場合、別に車両を廃棄や売却するわけではないので、車両自体はなくなりません。

そのため、車両自体に価値が残っていればその分は会計上資産として計上しておかなければおかしくなってしまいますよね。

しかし、使っていないわけですから、通常の固定資産と同じ管理をするのも不適当です。そのため、車両という固定資産を貯蔵品といった勘定科目に振替るといった事が行われます。

上の例で、減価償却累計額が80万円(80万円分を既に減価償却しているという意味です。)、処分価値を10万円(もし売却すれば10万円の価値がある)とすると以下のような仕訳を行う必要が生じます。

(借方)減価償却累計額 800,000円 (貸方) 固定資産 1,000,000円
(借方)貯蔵品100,000円
(借方)固定資産除却損100,000円

■除却にするか、廃棄か、売却か

さて、同じ固定資産を使わなくすると言っても、倉庫にしまっておく除却や捨ててしまう廃棄、いくらかの金額で売却するといった方法があります。

このようにどういった風に扱うかによって少しずつ処理が異なりますので、「あの固定資産、使わなくしたから」といった報告をする際には、具体的にどうしたかまで報告していく必要があります。 

マーケティング
2015年9月4日

コンテクストマーケティング | 前後の文脈を考慮してどんどん売り込むのです

コンテクストマーケティング
コンテクストマーケティングとは顧客が置かれている状況に適応したマーケティングを行うと言った言葉です。コンテクストとはcontextと表記され、英語では状況とか、前後関係といった事を意味するものです。

この言葉にマーケティングという言葉を付加し、コンテクストを把握理解した上でのマーケティングといった感じの言葉になっているのですね。
  • 難しく考えなくとも
さて、なんだか難しげな言葉ですが、言っている事は割と単純な内容です。要するに前後関係を考えて、消費者がどのような状況であるかについて想像力を働かせましょうといった考え方です。

消費者が何かを欲しがるタイミングで、すかさずその何かを提案できれば売れ行きは伸びそうですよね?

消費者は、いつもいつも何かが欲しいわけではなく、前後の行動や状況によって様々なニーズが生まれては消えています。

例えば、蒸し暑い日に、アイスクリームをうまく販売できたら良く売れそうですよね?(もっというと、アイスクリームではなく、シャーベットとかの方が売れそうです。)

しかし、消費者がアイスクリームを購入する前に、冷たいジュースを飲んでいたとしたらどうでしょうか?

アイスクリームの需要は減退してそうですよね?
  • タイミングが大切
タイミングが大切であるという事から、何かを購入した直後とかに「ご一緒に○○もいかがですか」といった宣伝がなされることがあります。

こういったのを自動的にやってくれるモノをレコメンドエンジンと言いますが、考え方によっては、コンテクストを考慮したマーケティング手法ですよね。

同じモノであっても唐突に勧められるよりも、関連するものを購入した直後とかの方が「じゃあついでに買っておくか」となりそうです。

このように、前後関係や文脈に合致したモノを提案していきましょうというのがコンテクストマーケティングなのです。
組織論
2015年5月7日

コンセプチュアルスキル | 物事の概念を考える、経営管理層に必要なスキルです

コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは、アメリカの経営学者であるカッツが提唱した管理職に求められるスキルのうち一つであり、既知の情報を組み合わせ本質を把握し、物事を抽象化して考えるといったスキルになります。

このようなスキルは、カッツが提唱した他のテクニカルスキル、ヒューマンスキルと比較して、より経営管理層、トップマネジメント層に近い人たちにとって重要になると指摘されています。
  • 大枠を判断する
もちろん、日々の業務遂行は非常に重要なことです。これがなされなければどんなに立派な経営理念や経営戦略を掲げているような組織であってもすぐに立ちいかなくなってしまいます。

また、人間関係を築くヒューマンスキルももちろん大切です。すべての活動の基盤であると言っても言い過ぎではないと思います。

しかし、これに対して物事の本質を把握し、抽象化して考えるといったコンセプチュアルスキルは普段の仕事ではあまり重要視されないスキルであるという事ができます。

というか、日々の業務はそれ自体が非常に大変で責任の重い事ですので、なかなか「お客様はこういっていたけど、問題の本質は…だから」などといった事を考える余裕が無かったりするのです。

しかし、トップマネジメント層はまさにそういった本質を考えることが仕事になってきます。日常の細かい業務も大切ですが、大枠を把握して会社の進むべき方向を考える必要があるため、こういったコンセプチュアルスキルが大切であると言われているのです。

店舗管理
2015年1月21日

固定客 | 何度も来てくれる大切なお客様です

固定客
固定客とは、自社の製品やサービスを繰り返し、長期にわたって購入してくれるようなお客さんの事をいいます。いわゆるお得意さんといったイメージになりますね。

さて、みなさんも「商売をするうえで固定客はこの上もなく大切だ」といった事をきいたことがあると思います。「あそこのお店は、味が変わって今までいた固定客が来なくなってから業績が…」とか、「あのお店は固定客がついているから成功するよ」といったようなお話です。

この会話では、固定客の有無がそのままお店の業績の良否につながるという風に言っています。

さて、それはどうしてなのでしょうか?別に固定客がいなくとも、売れていれば問題ないですよね?例えば、観光地で観光客相手に相場よりも明らかに高い商品を売っているお店があるとします。

このようなお店は、あまり固定客がついていないと考えられますが(私なら常連にはならないですが、どうでしょうか?)立派に運営しています。

しかし、毎回、たまたま立ち寄るといったお客を集めるのは非常に大変なことです。この例のような観光地ならば、観光地自体に固定客がついているから良いのかもしれませんが、通常はチラシをまいたり、交通広告屋外広告を出したり、口コミを狙ったりと様々な努力をしなければなりません。

そして、努力をしなければならないということは、それだけコストがかかるという事なのです。

(一般的に、一度顧客になってくれた人を繋ぎ止める事の方がコストはかからないと言われています。このような、顧客を繋ぎ止めるための考え方をリテンションマーケティングと言います。)

と、なんだか色々書きましたが、結論としては固定客はとても大切な人たちなのですという事です。
組織論
2015年1月12日

コンティンジェンシー理論 | どんな状況にもあてはまる最強のリーダーシップ・管理方法は存在しないのです

コンティンジェンシー理論
コンティンジェンシー理論とは、リーダーシップや管理方式の理論の一つで、どのような状況にも適合するような最良のリーダーシップ・管理方法は存在しないという理論のことを言います。英語ではContingency theoryと表記され、条件適合理論、状況好意性理論などとも呼ばれることがあります。

そして、最良のリーダーシップや管理方式の理論が無いので、組織の状況によってリーダーシップや管理の方式を柔軟に変更していこうというのがこのコンティンジェンシー理論の内容となります。

さて、何のことを言っているかよく分からないですよね?それでは、思い切って極端な例えを出して考えてみたいと思います。
  • 最強の理論を探せ!
リーダーシップや管理方法を研究する中で、様々な理論が提唱されてきましたが、その中で「じゃあどれが一番強いのか」という少年マンガ的なノリの疑問が生まれてきました。色んな強い奴が出てきたら、互いに戦わせるのが少年マンガの王道ですからね。

でも、実際に戦わせてみると、条件によって強い理論が異なっていることが判ったのです。

少年マンガ的に例えると、リーダーシップや管理方法の世界は、単純に腕力の強い奴が勝つ、伝統的なバトルマンガの世界ではなく、キャラクターは様々な能力を持っており、状況に合わせて一番クレバーに振る舞ったキャラクターが勝つマンガだったという事です。

(○リーザ様最強とか、魔●ブ●が最強といった話ではなく、広○康○君や吉○○影、ブチャ●ティが状況次第で最強というわけです。うーん年がばれますね。)

そのため、界○拳10倍やスー○ーサイ○人3といった風に馬力で押し切るのではなく、状況を探りながら、適切なス●ンドで敵を叩くといった事が必要というわけです。(あ、このくだりは半分冗談ですよ?)

さて、あまりふざけた事ばかり書いていると、読者に怒られてしまうかもしれませんので本題に戻ります。
  • 最強の理論はないから状況に合う理論を適用しよう
フィードラー(F.E.Fiedler)という学者さんが行った研究から、どのような状況にどのようなリーダーが望ましいかについての示唆が得られています。

このフィードラーさんは、リーダーのタイプと状況について次のように考えました。

(1)リーダーのタイプ
「リーダーにも人間関係の好き嫌いがあるはず。でも、それを素直に表して、嫌いな人に冷たく接する人だけではなく、嫌いだけど我慢して寛大に扱う人がいるハズ。それを指標化してタイプ分けしよう」と考え、リーダーの行動をLPC(Least Preferred Coworker: 一番嫌な同僚指数)という指標で捉えました。

この指標に従い、LPCが高いリーダーは、一番嫌な同僚とも上手くやっていくので、『人間関係志向』、LPCが低いリーダーは、一番嫌な同僚と上手くやることにこだわらないので、『職務志向』であるとしています。

(2)状況のタイプ
「状況と漠然と考えてもわからないから、次の3つの点が良いか悪いかで分けよう。」と考えて、次の3つの基準を設定しました。

すなわち、
①リーダーが支持されているか
②仕事は構造化されてイレギュラー対応が少ないか
③リーダーに大きな権限が与えられているか
の3つです。

そして、このリーダーのタイプと状況のタイプを組み合わせて、どの状況でどのようなリーダーシップが効果的かを調べたのです。
  • 結論は
さて、この調査の結果次のようなことが判りました。

(1)状況がリーダーに好意的な場合
(①リーダーが支持されており、②仕事は構造化されており、③リーダーに大きな権限がある場合)

LPCが低い、『職務志向』のリーダが高い業績を上げた。

(2)状況がリーダーにとって悪い場合
(①リーダーが支持されておらず、②仕事は構造化されておらず、③リーダーに大きな権限がない場合)

LPCが低い、『職務志向』のリーダが高い業績を上げた。

(3)状況がリーダーにとってはどちらともいえない場合((1)(2)の中間の状況)

LPCが高い、『人間関係志向』のリーダが高い業績を上げた。
  • いかがでしょうか?
直感に合致する結果でしたでしょうか?人間関係志向の成熟したリーダーの方がいずれの場合でも高い業績を上げると思いませんでしたか?

でも、この実験では、このように状況によって有効なリーダーシップや管理方法は異なるという結果が出ているのです。

このように、どのような状況にも適合するような最良のリーダーシップ・管理方法は存在せず、このことを指摘したのがコンティンジェンシー理論なのですね。
似た用語
マーケティング
2015年1月8日

顧客エンゲージメント | 顧客の満足ではなく、愛着を得られるように貪欲に製品・サービスの水準を磨くのです

顧客エンゲージメント
顧客エンゲージメントとは、顧客が自社の提供する製品やサービスに強い愛着を持っている事を言います。

エンゲージメント、というぐらいですから、顧客は単なる満足を超えて、非常に強い愛着を自社の提供するサービスや製品に抱いていると言えるのです。

この水準にまで至った顧客は、自社のサービスや製品を積極的に宣伝してくれたり、繰り返しサービスなどを利用してくれたりします。

例えば、あなたが利用していて満足した製品やサービスについて友人に勧めた事はあるでしょうか?もしあるのならば、単なる満足を超えた水準の愛着を感じている製品やサービスならなおさら友人に勧めてみたいと思いますよね。

逆に、もし友人に勧めないとしても、自分だけは継続的にその製品やサービスを利用したいと考えるはずです。

さらに、今日ではWeb上での情報発信が非常に低いハードルで行えるようになっています。そのため、直接友人に勧めないとしても、Web上で発言していわゆる『拡散』に務めたりと愛着を持っている製品やサービスの提供元に取って有利になるような行動をとってくれることが期待されるのです。

関連用語
リテンションマーケティング
LTV
顧客ロイヤルティ 
法務・支援施策
2014年11月25日

合同会社 | 株式会社に比べて自由度の高い会社形態です

合同会社
合同会社(LLC)とは、合資会社合名会社といった持分会社の種類の一つで、有限責任社員だけで構成される会社のことを言います。(ここでいう社員は従業員ではなく、出資者といったイメージです。)

この種の会社以外に、現行の制度では株式会社の設立が認められています。

さて、この合同会社は持分会社でありながら、合資会社や合名会社のように無限責任社員を置かなくても良いといった特徴があります。

また、株式会社は株主が会社を所有し、経営陣(取締役執行役)が会社を経営するといった風に所有と経営が分離しています。(もちろん、オーナー社長といった場合も多いのですが。)

しかし、合同会社のような持分会社は、少人数の者が共同して事業を営む際に便利な企業形態として制度がつくられているため、原則として所有と経営は分離されていません。

そのため、この合同会社では出資者である社員がそのまま業務を執行するとされています。つまり、出資者が経営をするという風に決められているんですね。
  • 定款で会社の運営を決めます
株式会社においても定款は非常に大きな位置を占めますが、合同会社は定款がすべてと言っても過言ではありません。

すなわち、株式会社では出資した比率がそのまま発言権の強さや利益の配分比率につながりますが、合同会社では自由に設計することができるのです。

例えば、貴重なノウハウを持っている人とお金を出す人。実際の事業運営に当たっては貢献度が半々であると思われるようなケースであっても、株式会社では出資者(お金を出す人)の方が多くの利益配分を受ける権利を持つことになります。

しかし、合同会社では定款で決めることによって、それらの比率を調整することができるのです。

また、定款の作成や変更は全社員が一致して決める必要がある為、後から沢山出資した人が「やっぱり利益配分は…」と言っても、ノウハウを持っている人の側が拒否することができるのです。

このように、定款で会社の運営を決められる点が合同会社の大きな特徴となっているのです。

関連用語・責任形態について
直接責任
間接責任
 
財務・会計
2014年9月22日

コストセンター | 費用のみを集計していく部門です

コストセンター
コストセンターとは、費用のみが集計される部門(収益が集計されない部門)のことを言います。

このコストセンターには、一般的に直接売り上げが上がらないような部門である、経理部門や人事部門、生産部門などが該当します。

そして、費用のみしか発生しないので、責任の範囲としては自部門で発生する費用のみとなります。

例えば、もし業績判断を会計上の指標のみで行うのであれば、コストセンターに位置付けられる人事部門などは、費用をどれだけ低減できたかといった視点で業績評価を行う事となります。

そうなると、コストダウンが部門の目的となるのですね。そのため、効率的な仕事を実施し人件費を低減するといった事が目標達成の手法となるのです。まさに、同じ成果を最小の犠牲(コスト)でといった発想ですね。

但し、人事部門や経理、生産部門を例に出しましたが、これらの部門が必ずしもコストセンターであると決まるわけではありません。

例えば、人事部門であってもシェアードサービス化してグループ会社内でお金を取っていくことが可能となります。この場合、収益にも責任が生じるわけですからプロフィットセンターになるわけです。
  • 別にコストセンターだからと言って悪い事ではありません
と、コストセンターとは単純に費用しか発生しない部門といった意味合いですから、別に良し悪しがあるわけではありません。あくまで、費用のみが集計される部門であるといった意味合いの言葉です。

しばしば「コストセンターを脱却してプロフィットセンターになるべき」といった風に言われる事があり、なんだかコストセンターであることが悪い事であるかのように言われる場合もありますが、そんな風に悪しざまに言われる筋合いは言葉本来の意味としては全くありません。

但し、コストセンターに位置付けられるとコスト削減が部門の成果指標となってくるので、全社的に良くなるために自部門が積極的にコストをかけていくといった意思決定はなかなかなされなくなります。

人の行動は設定された成果指標によって変わってきてしまうので、全体最適の視点を持つことが大切なのですね。

関連用語
インベストメントセンター
レベニューセンター
財務・会計
2014年2月4日

小切手 | じゃあ小切手で…というのは映画の中の世界ではありません

小切手
小切手とは、現金の代わりに用いられる額面を記載してある用紙で、指定された支払場所で、小切手を持っている人に対して、小切手を振り出した人の口座から現金が支払われる事が約束されている証書のことを言います。英語ではCheckと表記されます。

さて、こんな風に書いてもなんだか分からないですよね。色々書くと逆に分かりにくくなるので、おおざっぱに「銀行に持っていくと現金に換えてもらえる紙」ぐらいに覚えておいても良いと思います。
  • 現金でいいじゃない?
さて、「銀行に持っていけば現金に換えてもらえるのなら、現金をそのまま使えばいいじゃない?」といった素朴な疑問が出てくると思います。

でも、例えば1億円の支払いをしなければならない際に、大きなケースに1億円を詰め込んで持っていくのはなんとなくいやですよね?(というか、盗まれたり落としたりしたら大変ですよね。)

この時、小切手なら一枚の紙で済むので非常に便利です。
  • でも落としたり盗まれたらおんなじだよね?
と、この説明だけでは「でも盗まれて銀行に持っていかれたら同じことだよね?」となってしまいますよね。

そこで、銀行口座を経由しないと支払われないようにもできます。小切手の上部に平行な横線を引いておけば、小切手を持ち込んでも銀行で直接現金化することはできなくなり、預金口座にいったん振り込まれることになります。(こういった横線を引いた小切手を線引小切手と言います。)

このように横線を引いておけば、少なくとも預金口座を開設できる程度に身元がはっきりした人にしか支払われなくなるのです。

また、自分の預金口座を経由しないといけないという事から抑止効果も期待できます。(自分の口座を経由するというわけですから、道で落ちている小切手見つけても、出来心で換金するといった風にはなりにくいですよね。)

関連用語
先日付小切手
マーケティング
2013年11月3日

誇示的消費 | 高いものを見せびらかしたい!という消費行動が存在します

誇示的消費
誇示的消費とは、自らがお金持ちであると示すために(見せびらかすために)行う消費行動のことを言います。衒示的消費とも言います。

例えば、ステータスシンボルであると考えられているような高級車を、必要性よりもむしろ、周りに見せびらかしたいという意図で購入するような感じです。

「見せびらかすためにワザワザ高いものを買うの?悪趣味だね…」と考える人もいるかもしれませんが、世の中には多様な価値観があるのでそういった消費行動を行う人もたくさんいるのです。

そして、このような価値観を持っている人が沢山いるため、あえて高くすることで高級感を出し、価値を高めるという威光価格といった価格戦略も効果を持ってくるのです。

さて、世の中には上流階級と呼ばれる人たちがいます。かつては地域社会や国家の指導者層を形成し、生活を維持するための労働から自由になれるほどの富を持っている人たちです。

こういったいわゆる上流階級の人たちは、自らの社会的名声を維持・拡大するために誇示的な消費活動を行ってきました。(そういった活動が文化を作り上げてきたという面もあります。)

そして、現代ではこういった消費活動は社会的な階層に関わらず、広く実施されていくようになると考えられています。

例えば、あまり生活に余裕のない人でも、いわゆるブランド品を購入するといった消費活動を行う人は沢山いますよね。

このような消費行動を誇示的消費と呼び、決して富裕層に特有の消費行動ではなく、広く行われている消費行動なのです。
生産管理
2013年10月14日

コンカレントエンジニアリング | 同時進行する事によってより良くなることがあるのです

コンカレントエンジニアリング
コンカレントエンジニアリングとは、製品を開発していく中で全体的な納期を短縮するために、様々な業務を同時進行させるという手法の事です。

例えば、同時並行的に業務をしない場合「研究開発をして、設計を行って、そのうえで製造に取り掛かる為に材料の調達について考えて、そして、流通の経路を考えて…」と言った風に、一つづつ課題を解決していくような業務の流れになりそうですよね?

(そうしないと、途中で設計が変わった場合などに、「あの○○という原料はいらなくなったけど代わりに○△という原料を調達しなきゃ…」という風になってしまいますからね。)

でも、このようにやっていたら、全体の納期は各業務の納期の総和になってしまいます。(研究開発1か月、設計1か月だったらそれだけで2か月かかるという事です。)

しかし、コンカレントエンジニアリングの考え方では、例えば、研究開発の途中で設計をスタートさせ、2か月かかるモノを1.5か月に短縮するといった発想になるのです。
  • 納期が短縮できるだけでない
さて、このように納期の短縮に目が行きがちですが、コンカレントエンジニアリングの効果はそれだけではありません。

例えば、製造やアフターサービスについても同時並行的に考えていくという事から、「製造のしやすい○○といった方式を取り入れてください」とか、「アフターサービスをする上で、あらかじめ□○といった機能を盛り込んでおいてください」といった議論が生まれます。

その為、上手く運用できれば、非常に効果的な考え方となっているのです。
店舗管理
2013年7月13日

購買代理機能 | 消費者の代わりに小売業が生産者から買ってきますね

購買代理機能_001
購買代理機能とは小売業が持つ社会的な役割の一つで、小売業は消費者に代わって生産者などから購買しているという機能の事を言います。

このサイトの読者の皆様は、それぞれお仕事やご家庭で活躍されているものと思います。しかし、多くの人は、八百屋さんじゃないですし、魚屋さんでもないですよね?

それでも、プロの八百屋さんが選んだ質のいい野菜や、プロの魚屋さんが選んだ魚が食卓に上っていると思います。

こういった事って当たり前のようですがすごい事ですよね。だって、野菜の素人である消費者が、プロが選んだ野菜を食べているわけですから。

こういった事を指して、小売業は消費者の購買を代理して担っているという風に言われるのです。

(イメージとしては消費者の代わりに、日本一のニラを栃木県まで仕入れに行くといった感じです。消費者は通常そこまで手間をかけられないのですが、小売業者が代理で買ってきてくれるので、良い食材が手に入るんですね。)

まあ、小売業は生産者と消費者の間に入る存在ですので、生産者側の立場から見る事もできます。こちらの立場に立てば、生産者の代わりに販売活動を行う、販売代理機能なわけですが、あまりこういった解釈はされないですね。
経済学
2013年7月11日

公共財 | 非常に大切なモノだけど、お金につながらないので税金とかで作ります

公共財_001
公共財とは、色んな人が同時に利用すること(誰かが使っているからと言って他の人が使えなくなる事はない)ができる、もしくは、誰かが使う事を妨げることができないような財の事を言います。

さて、難しい感じの説明ですね。(と言っても、これでもわかりやすいように書いてみたんですよ。経済学的な定義では「非競合性と非排除性の少なくとも一方を持つ財」という風に、もっとわかりにくい定義になっていますからね。)

さて、このような分かりにくい説明をそのまま載せているのでは、偉い先生が書いた用語集と変わらなくなってしまいますので、「まんがで気軽に経営用語」らしくもっと具体的に書いてみますね。
  • 簡単に言うと
さて、この公共財を簡単に言うと商店街の街灯のようなものです。

商店街の街灯は、色んな人がその効果を同時に享受できますよね?(こういう性質を非競合性と言います。)

例えば、自分だけ商店街のライトが点灯されているけど、自分の周りだけ明るくならないという事はちょっと考えにくいのですよね。

また、商店街の街灯は誰かがその効果を得ることを妨げることはできませんよね?(こういう性質を非排除性と言います。)

コチラは、「Aさんは商店街の会費を払っていないから、街灯の効果が出ないようにしよう!」なんて事も考えにくいという事です。

このように、みんなが使えるような公共的な財を公共財というのです。
  • 誰が提供するの?
さて、ここまでの説明で「だったら、公共財を提供する人はお金を回収できないじゃん。」と思われた方もいるかもしれません。

その通りで、お金を払わなかった人に供給しないという事ができない財なので、その財を提供することによってお金を回収する事は非常に困難となります。

このような性質のため、通常は行政などが税金を財源に提供することになるのです。(先ほどの商店街の街灯も商店街組合などが「みんなのため」という大義名分でお金を集めて、提供するのです。)

逆に言うと、とても大切な財なのですが、市場に任せていたら誰も供給しないといった結果になりかねない財であるという事です。
店舗管理
2013年7月9日

コールドチェーン | 生鮮食品をひんやり冷まして流通させます

コールドチェーン_001
コールドチェーンとは、低温で生鮮食品を流通させるような方法のことを言います。そして、単に低温でという事ではなく、低温の状態が途切れることなく続くように物流を行うという事です。

さて、このようなコールドチェーンが実現したことによってどのような良い事が起こるのでしょうか?

それは、生産地が遠隔地になったとしても生鮮食品(青果・鮮魚・精肉といった生鮮三品とかですね)が安定的に供給されるという事です。

そして、遠隔地から生鮮食品が供給されることにより、価格が安定するという非常に大切な効果があげられます。

あなたが今日食べた食材の中にも、このコールドチェーンが可能となって初めて手に入るようなものがあるはずです。

(内陸にお住まいの方にとっては多くの海の幸が該当しますし、群馬や長野で採れたレタスが新鮮な状態で産地以外の人の食卓に上るという事もこのコールドチェーンの恩恵です。)
財務・会計
2013年7月3日

固定費型ビジネス | 思い切って設備投資をして、高い粗利を確保するのです

固定費型ビジネス_001
固定費型ビジネスとは、比較的大きな固定費が発生するが、変動費は小さいため大きな粗利が確保できるビジネスの事を言います。

例えばこのような固定費型ビジネスには、高炉を持っている鉄鋼会社や発電所を持っている電力会社といったビジネスが該当します。別の角度から言うと、大きな初期投資が必要となるビジネスという事ができます。

また、そこまで大規模なビジネスでなくとも、大きな初期投資が必要となって、減価償却費などが大きく発生するようなビジネスは固定費型ビジネスとなります。

しかし、固定費が大きく発生するという反面、変動費は少なくなるため、概して粗利率(正確には貢献利益です)は非常に高くなります。

例えば、大きなお金を投じて設備投資をしたパン工場があったとします。このパン工場はかなりの部分を機械化しており、ほとんど自動でパンを焼きあげることができるとします。

このような会社が追加でパンを作るという場合、それほど材料費(小麦粉代など)はかからないので大きな粗利がでるはずです。

しかし、パン工場の減価償却費といった固定費が大きいため、それなりの水準の売上を上げないと赤字になってしまうといった弱点があります。
固定費型
この図は、費用を固定費と変動費に分け、売上高との関係を示した図です。真ん中の損益分岐点という点を超えれば利益が出て来ます。

そして、こういった固定費型ビジネスは、固定費の水準が高い反面、変動費の角度が緩やかになる為、大きな固定費を高い粗利率で回収していくというイメージとなります。

このような、固定費型ビジネスを費用面で簡単に言うと、利益が出始めると大きく儲かりますが、売り上げの低下には弱いビジネスモデルであるという事ができますね。

売上低下に強い変動費型ビジネスという考え方もあります。(売上の変化によって損益がどうなるかは変動費型ビジネスの図表を見てみてください。) 
財務・会計
2013年6月29日

小口現金 | 手許に現金を置いておくと仕事が楽になるという発想です

小口現金_001
小口現金とは、頻繁に発生する小口の支払に備えて、別口として管理する現金の事を言います。

と、こんな説明で済ましてしまうと「エッどういう事?」とか「経営マンガの中の人はサボってるよな…」といった反応が返ってきそうですね。

それなので、もう少し具体例を使って説明を進めていきますね。

例えば、あなたの会社で「アッ、ボールペンが切れたよ。」といった事が起こったときに、「『このお金で』文房具屋さんに行ってきて。」といったやり取りがなされたとします。

この時の『このお金で…』の部分を、会社の大きなお金と一緒に管理していると手間がかかるのです。

一般的には、現金を手許にあまり置いておかないですから、銀行におろしに行って(現金の増加を帳簿に付けて)、文具を買ってもらって、(消耗品費の支払いを帳簿に付けて)といった感じになります。

そして、その取引の都度すべて帳簿に記帳して…とやっていたらスゴクめんどくさいですよね?

それなので、この手間を省くために、「じゃあ、普段から使うお金は別口で管理しておけばいいじゃない。それで、定期的に使った額と用途を把握すれば楽だよね。」といった発想で管理されるのが小口現金なのです。

関連用語
重要性の原則
組織論
2013年5月26日

雇用の流動化

雇用の流動化_001
雇用の流動化とは、企業等の従業員が終身雇用といった形で固定的にずっと雇われているような状況ではなく、転職などが容易になってどんどん他社に移れるようになる状態の事を言います。
雇用の流動化というと、このように、企業等の従業員が望みさえすれば自由に移りやすくなる環境の事なのです。

但し、どうもこの雇用の流動化という言葉は、会社側の都合で従業員を解雇しやすくするという事を意図して議論されている節があります。

それなので、従業員側も雇用の流動化というキーワードに拒否反応を示す人が多いように感じられます。(残念ながら安易に推進すれば、拒否反応を示す人の危惧が現実になってしまうように思えます。)
  • 雇用の流動化を目指すためには
本来の意味の雇用の流動化を目指すならば、現状よりも手厚くしなければならない部分もあるでしょう。

例えば、現在は一般的に、終身雇用を前提として賃金カーブを作るため、若年層の賃金が低く抑えてられています。(ずっと勤めるから、今は安い賃金でも我慢して、後で報いてもらうという発想ですね。)
 
賃金カーブと付加価値
【図表:終身雇用における賃金カーブと労働者が生み出す付加価値(イメージ)】

しかし、終身雇用でないならば、上の賃金カーブは途中で途切れるのが前提となる為、労働者が企業に提供した付加価値についてはスグに受け取れないと不公平です。

逆に、中高年齢層の労働者が企業に提供する付加価値では、現在の賃金水準が維持できなくなるかもしれません。(終身雇用の場合では、上の図のように、その人が若い頃に受け取っていた賃金以上の付加価値を提供していたため正当化されます。)

その場合には、賃金を引き下げて良いのかといった問題が出てきます。

そうして賃金を引き下げたり、解雇したりした場合、中高年齢層の人たちの生活が破たんしないようにしなければなりません。

というのは、この年齢層の人たちは、家庭に費用(子供の教育費や親の介護などの費用)がかかる年代ですので、よりお金を必要としているといった現実があるためです。(わが国は、教育費や介護費の費用を社会で負担するのではなく、個人が負担するべきといった発想で社会を設計していますからね。)

また、企業が雇いたがる人材がより即戦力志向になると考えられるため、若年層を中心として実務に即した教育訓練を提供する制度を用意するといったコストを社会が負担する必要も出てきます。

このように、雇用の流動化を目指したいなら、終身雇用を前提として設計されている社会についても考える必要があるはずです。
  •  雇用が流動化している
と、ここまででみてきたように雇用の流動化の度合いは近年どんどん加速しています。景気が若干あったまってくれば、従業員の側が転職する為にこの言葉を使うでしょうし、逆に景気が悪くなって来れば、企業側が従業員を解雇しやすくするための方便として、雇用の流動化といったキーワードが用いられることになると思われます。

と、社会問題を論じる事も大切ですが、社会問題に対する議論は基本的に力を持ちえない(つまり今この記事を読んでいるあなたにとって役に立たない)といった面があります。
  • 転職希望者側向け
そこで、雇われている人の側で役立つ転職サービスを幾つかピックアップしてみました。これらの転職サービスは、もし今後雇用が流動化する事に備えようと考えているのならば力になれるはずです。

というのは、忙しい本人に代わって転職エージェントがアポとりや転職希望先企業との折衝等の活動をしてくれますし、(現職の都合でなかなか休めなくとも、転職希望先企業と日程の調整をしてくれます)、本人の希望を聞きながらある程度客観的なアドバイスもくれます。

このように、転職サービスは、雇用の流動化といった環境面の脅威(終身雇用を志向している人には明確な脅威です)をチャンスに変える手助け(雇用の流動化が進展すれば転職がしやすくなる傾向が出てきます。)をしてくれます。

業種・業界を問わない場合


IT関係、エンジニアさん関係の場合




IT屋さんだったら、いちおう全部に登録してみることをお勧めします。情報源は多い方が良いですし、自分の代わりに活動してくれる外部リソースであると割り切って利用すると良いと思います。

また、今は転職を考えていない人であっても、登録しておくと「自分の価値を高めるためにどんな仕事の仕方をするべきなのかな。」といった方向に意識が向きますので、登録しておくと良いですよ。
  • 企業向け(特に規模の大きくない中小零細向け)
と、雇用の流動化についてを話題にすると、有能な従業員がどんどん出て行ってしまうといった印象を持たれる社長さんがいます。

しかし、逆に考えれば他社で経験を積んだ有能な従業員を雇用するチャンスでもあるわけです。そこで、求人側の情報も記載しておきます。

こちらもご活用くださいませ。


店舗管理
2013年5月3日

小売業

小売業_001
小売業とは、生産者から仕入れた商品を最終消費者に直接販売する業者の事を言います。一般的なお店のイメージが近いと思います。

もちろん、一般的なお店も、他の事業者に販売するような事もあります。例えば、お弁当屋さんがお店に行って、コメを買うような事ってあり得ますよね。

この時、お弁当屋さんにお米を売っているような(卸しているような)お店は小売業なのでしょうか?卸売業なのでしょうか?

考え出すと分からなくなってきますよね。

このようなことがあるので、小売業の判定基準があります。それは、最終消費者に年間の売上の50%以上を販売していれば小売業者とされます。

そのため、上の「お米屋さん」の例では最終消費者(住民とかの一般の人に)50%以上販売していれば小売業とされるのです。
情報
2013年4月13日

コンテンツマッチ広告

コンテンツマッチ広告_001
コンテンツマッチ広告とは、Webサイトの記事の内容に合わせて自動的に関連のある広告を配信するといったモノです。コンテンツにマッチした広告を配信するという意味ですね。

例えば、本サイト「まんがで気軽に経営用語」の読者の方は「経営用語」について知りたいから本サイトを訪れてくれていると考えることができます。(そうですよね?)

その場合、もし本サイトに広告を載せるのであれば、経営用語関係の広告の方が本サイトの読者にマッチしたものである可能性が高いのです。(○×経営専門学校とか○○用語辞典とかビジネスパーソンに役立つ内容を提案するというイメージですね。)

逆に言うと、本サイトに「世界最高の電動リール『爆釣!おさかな大量丸』」みたいな広告を載せても、読者が求めている広告ではないと考えられるのですね。

このように、コンテンツにマッチした広告ならば、広告もコンテンツの一部だと考えることができます。というのは、読者にとっては自分に役立つ情報が手に入るのが一番で、それがたまたま広告であったとしても問題ないからです。
  • 手間がかからない
さて、このコンテンツマッチ広告を自分でやろうと思うと結構大変だと思います。

というのは、「この記事はPC用語の記事だから、コンピュータ系の広告を張って、この記事は生産管理の記事だから、生産管理セミナーの広告を…」なんてやっていたらすごく手間がかかりますよね。

この点、コンテンツマッチ広告を利用すれば自動的に配信されますので手間が省けるのです。

関連用語
ユーザマッチ広告
検索連動型広告
マーケティング
2013年3月26日

コストプラス法

コストプラス法_001
コストプラス法とは、価格の決定方法の一つで、製造原価に一定の利益率を付加して販売価格を決定する方法です。コストに、利益をプラスするといったイメージの用語ですね。
 
この方式は非常に単純な価格の決定方法ですが、売れれば確実に一定の利益を得られますし、何より簡単な方法であるという事がメリットです。(簡単という事は顧客へ説明しやすいというメリットもあります。)

例えば、「製造に1,000円かかったから、卸値は1,300円です。」といった発想ですね。(とてもわかりやすいですよね?)

しかし、このような値段は、究極のところ作り手の都合です。お客さんからしたら「それは御社の都合でしょ?」って言いたくなるかもしれません。

上の例で、お客さんは700円だったらぜひ買いたい商品だったとします。でも、コストプラス法では、製造原価が1,000円だから1,300円なのです。

この方法には、700円で売る為には製造原価をいくらにするといった発想はないのですね。

このように、作り手の都合で勝手につけた価格なので、コストプラス法でつけた価格は市場に受け入れられない危険性があります。

関連用語
マークアップ方式
マーケティング
2013年3月17日

後発優位

後発優位_001
後発優位とは、既にある市場に参入する事で既に参入している競合に対するメリットを言います。

既にある市場ですから、確実にそこに顧客がいるという事ができますし、社内調整(稟議制度などを利用)もやりやすいと思われます。

新しい市場へ参入した場合、先発優位を得ることはできますが、確実に売れるかどうかは誰も保証してくれないのです。(売れると思って製品を作ってみたけど、誰もそんなものを欲しがっていなかったという事もあり得ますよね。)

さて、後発優位とはどのようなことでしょうか。以下、説明をしていきます。
  • 広告宣伝費用を節約できる
全く新しい製品を世に送り出した場合、それが「どのように消費者の生活を便利にするのか?」といった点をアピールしていかなければなりません。

しかし、既存の市場に参入する場合には、そういった事に費用をかける必要はなく、「競合と比較してウチの方がいいよ(便利だよ)」とアピールするだけで大丈夫です。
  • リスクを避けられる
先発企業が事業を行っているという事は、そこには顧客がいる事の証明になります。そのため、新市場に参入してみたが、顧客がいなかったというリスクを避けることができます。

関連用語
ファーストムーバーズアドバンテージ
セカンドムーバーズアドバンテージ
情報
2013年3月9日

後方互換

後方互換_001
後方互換とは、後発の製品(新しい製品)で先発の製品(古い製品)のデータなどを取り扱えることを言います。イメージは新(後)のモノで旧(前)のモノを使えるという感じです。英語ではbackward compatibilityと表記されます。

上位互換性とよく似た言葉ですが、この後方互換は時系列で比較するのです。

まとめると、
・上位互換性(機能の上下で比較)、
・後方互換(新旧で比較)
となります。

例えば、新型のゲーム機で旧型ゲーム機用のソフトが遊べるならば、それを後方互換と言います。

この後方互換を実現するためには、古いものを使えるように意識して設計する必要があります。


さて、上位互換性、下位互換性に比べ前方互換、後方互換はイメージが難しいと思います。それは、前方と後方という言葉のイメージが新旧に結びつかないからだと思われます。

覚え方としては「以」という言葉を付けて、「(以)後方互換」→「以後モノでも使えるような互換性を持っている」みたいなイメージを持つとよいかもしれませんね。
法務・支援施策
2013年2月9日

ゴールデンパラシュート

ゴールデンパラシュート_001
ゴールデンパラシュートとは、企業買収の防衛策の一つで、取締役が解任された場合多額の退職金を支払うという契約をあらかじめ結んでおく事を言います。

それでは、退職金の契約を結んでおくことがどうして買収防衛策になるのでしょうか?買収されても役員さんは安心といった意味でしょうか?

一つの例を元に考えてみたいと思います。

あなたは買収先の会社を探している実業家だとします。そこに、次のような案件が持ち込まれました。「毎年売上高1億、利益500万円が見込める事業を2,000万円で買いませんか?」

どうでしょうか、なかなかよさそうなお話ですよね?

でも、この話にはもう一つ、「現役員に合計3億円の退職金を支払う」といった条項がついていました。

どうでしょう、このような条項がついていたらイマイチ割に合わないですよね?

このように、ゴールデンパラシュートを設定する事によって、買収に必要な費用が大きくなるので、買収意欲を殺ぐことができると言われています。

そして、この買収防衛の目的で使うためには、十分に高額でないと意味がないというのもご理解いただけたと思います。

関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ティンパラシュート
スーパーマジョリティ(絶対的多数条項)
第三者割当増資
ホワイトナイト 
財務・会計
2012年11月28日

固定性配列法

固定性配列法_001
固定性配列法とは、貸借対照表を作成し表示するための原則で、固定的な資産や負債から順に貸借対照表に表示するという方法です。

この固定性配列法は、固定資産固定負債など、あまり動かないものが重要であるとする考え方です。

現金が無くなったら会社は倒産してしまう為、流動資産流動負債の方を先に表示した方がいいと考える流動性配列法の方が一般的ですので、この固定性配列法はイレギュラーな形であるという事ができます。

しかし、このような配列法が名前がついていて、認められているからには使っている会社もあるはずです。

それでは、どのような企業がこの固定性配列法を採用しているのでしょうか?それは、固定資産や固定負債などのあまり動かないものが大切な事業、すなわち、ガス会社や電力会社といった装置産業的な事業です。

このような企業は規模の経済が非常に強く働くため、大規模な装置に投資して事業を行っていきます。そのため、装置(固定資産など)こそが大切なものであり、装置がなければ経営を行う事は出来ないのです。

発電所がない電力会社など考えられないですよね?この場合の発電所は固定資産にあたりますし、その額も非常に大きくなるのです。

このまんがでは、メガネ君が固定性配列法で簿記の問題に回答したようです。そしてその回答を正当化するために熱弁をふるっているようです。
財務・会計
2012年11月22日

固定負債

固定負債_001
固定負債とは、短期間で支払う必要がない負債のことを言います。負債のうちから流動負債を除いたものであるという事もできます。この固定負債は英語ではlong-term liabilitiesもしくはnon-current liabilitiesと表記されます。

この固定負債の例としては、社債とか、長期借入金、退縮給付引当金などがあたります。どれもこれも、一年以内に支払うといったイメージではないですよね? 

このように、一年以内に支払わないという事から、一年を超えて貸借対照表に表示され続ける。つまり固定されているといったイメージで捉えていただければと思います。

または、単に流動負債でないから、固定負債であると捉えてもらってもOKです。この場合の考え方は、流動資産に対する固定資産といった感じの概念になります。
固定負債
そして、この固定負債は貸借対照表上は次のような位置に表示されます。(流動性配列法の場合)

関連用語
法務・支援施策
2012年11月6日

合資会社

合資会社_001
合資会社とは、持分会社の一種で、無限責任社員と有限責任社員で構成される会社です。(ここでいう社員は従業員ではなく、出資者といったイメージです。)

無限責任社員のみの合名会社に、有限責任の社員を加えた会社形態となります。

この合資会社は、一人の無限責任社員だけでも成立した合名会社とは異なり、無限責任社員一人以上と有限責任社員一人以上の二人以上の社員が必要となります。

「合資」という文字通り、「資本」を「合わせる」会社という感じで、名前が会社の性質を表していますね。(現行の一人でも設立できる「合名会社」よりは名前の通りの会社形態であると言えると思います。)

この、無限責任社員は個人に限られていますが、有限責任社員には法人がなる事も可能です。

この合資会社の会社名は「○○合資会社」「合資会社○○」と必ず「合資会社」と表記する必要があります。また、略して書く場合(資)と表記されます。これは、株式会社が「株式会社」もしくは(株)と表記する必要があるのと同じですね。

また、この合資会社は法人ですので、法人を利用してメリットを得ようと考えているのならば選択肢の一つとなりえます。  

関連用語
合同会社

関連用語・責任形態について
直接責任
間接責任 
法務・支援施策
2012年11月5日

合名会社

合名会社_001
合名会社とは、持分会社の一種で、無限責任社員のみで構成され、社員全員に代表権がある会社形態の事を言います。(ここでいう社員は従業員ではなく、出資者かつ、事業の運営者といったイメージです。)

この合名会社の会社名は「○○合名会社」「合名会社○○」と必ず「合名会社」と表記する必要があります。また、略して書く場合(名)と表記されます。これは、株式会社が「株式会社」もしくは(株)と表記する必要があるのと同じですね。

この合名会社は「合名」と言っているにもかかわらず、一人で設立することが可能です。以前は、二人以上の社員が必要だったので、「合名」という名前のイメージ通りだったのですが、今は一人で設立できるので名前と実態が少し乖離しているような気がしますね。
 
この合名会社は一人で設立する分には、責任は無限責任ですし、所有者がそのまま経営を行うといった風に、個人事業とあまり変わりません。違いは、法人格を持っている事くらいかもしれません。

しかし、この合名会社は法人ですので、法人を利用してメリットを得ようと考えているのならば選択肢の一つとなりえます。

そして、このまんがのように、出資は現金に限られていない点も合名会社の特徴です。労務や信用の出資も認められているのです。

また、このまんがの出資を持ちかけている人物は、先生を合名会社の社員にすることによって、状況を改善しようとしたのだと考えられます。

合名会社の社員は無限責任になりますので、状況を改善する強烈なインセンティブが働くはずですので、そのような強力な共同経営者を欲したのでしょう。

関連用語
合資会社
合同会社 

関連用語・責任形態について
直接責任
間接責任 
財務・会計
2012年11月3日

固定資産

固定資産_001
固定資産とは、土地や建物のように、長期間保有して使用し続けたり、投資を目的として長期間保有し続けるような有価証券のことを言います。英語ではnon-current assetsと表記されます。英語では、流動資産ではない資産というイメージの表記になるのですね。

そして、この固定資産は有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産にさらに細分化されます。

以下、具体例を挙げてみたいと思います。

・有形固定資産
有形固定資産は形がある固定資産です。いわゆる固定資産のイメージに一番該当するものだと思います。
具体例:土地や建物、工場、機械

・無形固定資産
無形固定資産は形のない固定資産です。目に見えない固定資産なのでわかりにくいと思いますが、具体例を挙げればイメージしやすくなると思います。
具体例:ソフトウエア、特許権、営業権(のれん

・投資その他の資産
いわゆる投資のために保有しているような有価証券や債権や、子会社や関係会社の株式が該当します。
具体例:長期貸付金、関係会社株式、投資有価証券

また、この固定資産という考え方は流動資産ではない資産としてとらえる事も可能です。
 
流動資産になるためには、①正常営業循環の中で現金化される事(正常営業循環基準)、②1年以内に現金化される事が必要です。そして、このような資産ではない資産を考えるのならば、①正常営業循環に該当せず、現金化されるまで、1年より長くかかる資産を考えればいいわけです。
 
上の具体例は、この基準に当てはめても合致しますよね。

そして、この固定資産は貸借対照表上は次のような位置に表示されます。(流動性配列法の場合)
このように、一口で資産と言っても、流動資産、固定資産、繰延資産(記事:繰延資産繰延資産(その2))に分類されるのです。 
固定資産

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