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財務・会計

財務・会計
2014年4月14日

営業利益 | 本業の実力を示す利益なので営業利益が赤字だとピンチです

営業利益
営業利益とは、企業が活動していく中で本業から獲得した利益のことを言います。本業からの利益なので、財務活動によって得られた利益や特別に発生するような利益は含まれません。

言いかえると、小売業の場合、商品を仕入れてきて販売することによって獲得した利益のことを、製造業の場合、製品を製造して販売し、獲得した利益のことを言います。
さて、小売業が本業で利益を獲得するためにはどのような活動が必要でしょうか?単純に商品を仕入れ、それを販売すればいいと言うものではなく、商品を販売するための店舗を構える必要がありますよね。

また、お店で実際に販売活動を行う人に支払うお金が必要ですし、多店舗展開を行っている場合、すべてのお店で円滑に販売活動が行えるような調整機能も必要です。

このような活動にはもちろん費用がかかります。そして、この種の費用は事業を営むために必要な費用であるという事ができます。(このような費用を『販売費および一般管理費』と言います。)

そのため、本業の利益という場合、売上高から売上原価を差し引いた売上総利益(粗利益)から、更に本業を営むための費用(販売費および一般管理費)を差し引く必要があります。

これを整理すると

【営業利益=売上総利益-販売費および一般管理費】

という関係になりますね。
  • 本業だけの成果です
この営業利益には利息の受け払いや配当金の受け取りといったモノや特別に発生する損益(災害が起こってしまった際に発生した損失などですね)は入っていません。そのため、純粋に本業の実力を表した数字になります。

このことから、多額の有利子負債を抱えており、利息の負担が非常に大きいため赤字続きであっても本業(営業利益)では儲かっている企業なら、有利子負債が何らかの形で綺麗になれば復活することができると判断することが可能です。(もっとも、なかなかそういった事は難しいですが…)

逆に言うと、営業利益が赤字の会社は本業が赤字なわけですから非常に苦しいと判断することができるのです。

関連用語
固定負債
流動負債
損益計算書
財務・会計
2014年2月17日

線引小切手 | 小切手をもらったら何も考えず必ず線を引きましょう

線引小切手
線引小切手とは、小切手の表面に二本の平行になる線を引いた小切手のことを言い、銀行口座経由でのみお金が支払われる小切手の事です。横線小切手とも呼ばれます。

通常の小切手は、持っている人(拾った人や盗んだ人であっても)が金融機関に持ち込めば換金できることとなっています。これに対し、線引小切手を現金化するためには、自分の銀行口座への入金が必須とされるので、防犯効果を発揮すると言われています。

自分の銀行口座を経由しなければ現金化できないのであれば、不正な方法で小切手を入手した人が自分の銀行口座を経由して現金化しにくいですよね?

仮に現金化されたとしても、「小切手を現金化したのはだれだ?」という情報が銀行側に残りますので、事件となった際には、明確な証拠を残してしまう事になるわけです。
  • 小切手を受け取ったら線を引くこと
さて、このような効果がある線引小切手ですが、通常の小切手を受け取ってしまった場合はどうなるでしょうか?

現金化するまで「線引小切手じゃないから防犯上非常に心配だ…」という風におびえて暮らさないといけないのでしょうか?これじゃあ、先日付小切手を通常の小切手としてもらったら最悪ですよね?

でも、大丈夫です。簡単に線引小切手にする方法があるのです。それは、小切手の表面に平行に二本の線を引く、斜めの二本の線の間に「BANK」もしくは「銀行渡り」とすればよいのです。(一般線引小切手になります)

このように簡単にできますので、小切手を受け取ったら必ず線を引いてくださいね。
  • それでも心配な人に
「銀行口座経由でなければ現金化できないというだけでは心配だ」という人もいると思います。

そういった人は、先ほどの線引小切手の二本の平行線の間に特定の金融機関名を明記してください。

例えば、「三井住友銀行」と書いてしまえば、「みずほ銀行」や「りそな銀行」では現金化できなくなるのです。(こちらは特定線引小切手となります。)
財務・会計
2014年2月9日

先日付小切手 | あなたは約束を守れますか?守れる人だけ受け取れる小切手があります

先日付小切手
先日付小切手とは、小切手の振出日に将来の日付を記載したものになります。そして、受取人に対して記載されている振出日まで換金しないでくださいと約束して振り出すものになります。先付小切手とも言います。

この先日付小切手を振り出す側の意図としては「記載されている将来の振出日になったら換金してくださいね」という事です。

そのため、先日付小切手を受け取った側の簿記上の扱いとしては、通常の小切手を受け取った際の『現金勘定』ではなく、日付が到来するまでは『受取手形』とされます。一応、換金できないお金扱いなので受取手形扱いされるのですね。
  • 換金自体は可能です
とはいえ「小切手自体は小切手の振出日が到来していなくても銀行に持っていけば交換してくれるんだよね?」と思われる人がいると思います。実はその通りで、ルールとしては銀行に持ち込めば換金されます。(小切手の振出側との約束違反ではありますが)

但し、先日付にもかかわらず無視して銀行に持ち込むと、小切手を振り出した側が困ることになる可能性があります。

というのは、先日付小切手を発行した側からすれば「あの小切手には先の振出日を書いているからお金はまだ用意しなくてもいいや…」と考えているためです。そのため、資金繰りに窮して資金ショートを起こす可能性があるのです。

関連用語
線引小切手 
財務・会計
2014年2月4日

小切手 | じゃあ小切手で…というのは映画の中の世界ではありません

小切手
小切手とは、現金の代わりに用いられる額面を記載してある用紙で、指定された支払場所で、小切手を持っている人に対して、小切手を振り出した人の口座から現金が支払われる事が約束されている証書のことを言います。英語ではCheckと表記されます。

さて、こんな風に書いてもなんだか分からないですよね。色々書くと逆に分かりにくくなるので、おおざっぱに「銀行に持っていくと現金に換えてもらえる紙」ぐらいに覚えておいても良いと思います。
  • 現金でいいじゃない?
さて、「銀行に持っていけば現金に換えてもらえるのなら、現金をそのまま使えばいいじゃない?」といった素朴な疑問が出てくると思います。

でも、例えば1億円の支払いをしなければならない際に、大きなケースに1億円を詰め込んで持っていくのはなんとなくいやですよね?(というか、盗まれたり落としたりしたら大変ですよね。)

この時、小切手なら一枚の紙で済むので非常に便利です。
  • でも落としたり盗まれたらおんなじだよね?
と、この説明だけでは「でも盗まれて銀行に持っていかれたら同じことだよね?」となってしまいますよね。

そこで、銀行口座を経由しないと支払われないようにもできます。小切手の上部に平行な横線を引いておけば、小切手を持ち込んでも銀行で直接現金化することはできなくなり、預金口座にいったん振り込まれることになります。(こういった横線を引いた小切手を線引小切手と言います。)

このように横線を引いておけば、少なくとも預金口座を開設できる程度に身元がはっきりした人にしか支払われなくなるのです。

また、自分の預金口座を経由しないといけないという事から抑止効果も期待できます。(自分の口座を経由するというわけですから、道で落ちている小切手見つけても、出来心で換金するといった風にはなりにくいですよね。)

関連用語
先日付小切手
財務・会計
2014年1月31日

EBITDA | 違いの出る項目を無視すれば比べやすくなります

EBITDA
EBITDAとは、財務分析に用いるための指標の一つで、資本全体(自己資本他人資本)に対してどの程度のキャッシュフローを生み出したかを簡単に見るためのものです。英語では、Earnings Before Interest,Tax,Depreciatiion and Amotizationと表記され、これらの文字の頭文字をとってEBITDAと呼ばれています。

この英語の直接の意味としては、『利息や税金、減価償却費を引く前の利益』といった感じとなるので、EBITDAは税引き前利益に支払利息と減価償却費を足したものとなるのですね。

計算式としては
【EBITDA=税引き前利益+特別損益+支払利息+減価償却費】
となります。
  • 何を意味している指標なの?
さて、この指標は何を意味しているのでしょうか?この指標は、複数の国にまたがっている事業の収益性を比較する際に有用であると言われています。

まず、税引き前利益を使っているわけですから国ごとに異なる税制の影響をかなりの部分排除できます。また、そこに特別損益を加えるため、会計基準によってどのような項目を特別損益とするかが異なっているという問題も軽減できます。

次に、支払金利をこの税引き前利益に加算するわけですから、国ごとに異なる金利水準の影響や、事業ごとの資本構成の影響を軽減できます。また、減価償却費は国ごとの税制によって償却額が異なってきますので、EBITDAを算出する際に加えることで、各国の税制や会計基準の影響も排除できます。

(例えば日本では、税法の認める費用よりも多く減価償却費を計上しても損金(税務上の費用)にならないといったルールがあります。そのため実務上の消却額は、税制によって縛られています。)

このことからEBITDAの意味するところをまとめると、国ごとの税制や会計基準の違いをある程度排除した、企業の収益力を測る指標であるという事ができます。
財務・会計
2014年1月23日

リバースモーゲージ | 住宅を担保にお金を貸します。返済?あなたは気にしなくて大丈夫ですよ

リバースモーゲージ
リバースモーゲージとは、住宅を担保として金融機関から融資を受ける方法のことを言います。主に住宅という資産は持っていても、手元の現金に余裕がない高齢者を対象とした考え方になります。英語ではreverse mortgageと表記します。

通常の住宅ローンは、返済が進むとだんだん借入金額が下がっていきます。これに対し、リバースモーゲージは自宅を担保にして、資産価格の範囲内で定期的に融資を受けていきます。(一括で借りることもできます。)

また、借入金の利息についても支払わず、借入残高を増やしていきます。そのため、だんだん借入額が増えていきます。

通常の住宅ローンと逆になりますよね?このような事からリバース(逆)モーゲージ(担保)と呼ばれるのです。

さて、融資というとやはり抵抗のある人が多いと思います。さらに、自宅を担保にして借り入れをするというわけですから、「どうしてそんなことするの?大丈夫なの?」といった風に不安になる人も多いと思います。

また、融資を受けるのはいいのですが、返済はどうするのでしょうか?不足する生活費などに使うために借り入れをしているわけですから普通に考えたら返せなさそうですよね。
  • 売却して返します
リバースモーゲージは、不動産という資産を持っているけれども現金が不足しがちの人に役立つように考えられている方法です。と言っても、貸し手側としては商売ですから必ず回収しなければなりません。

そのため、最終的には(契約者が亡くなってから)担保に入れている不動産を売却して回収するという考え方になります。

もちろん、最終的に自宅を売却して…などという考え方なので、抵抗を持つ人が多いと思います。

ただ、どれだけの豪邸を所有していても手持ちの現金がなければ生活水準を引き下げる必要が出てきます。どんな豪邸に住んでいてもそれ自体はお金を生み出しませんからね。

そのため、従来は不動産を持っている人が現金を確保しようとした場合、誰かに貸すか、売却するしか方法がありませんでした。

但し、住宅を貸したり売却してしまうと、住むところが無くなってしまいます。

そのため、自宅に住み続けながら自宅を売却したかのように現金を確保できるというリバースモーゲージという方法があるのです。
財務・会計
2013年12月30日

風説の流布 | ウソを広めて利益を得ようとする行為は罰せられる可能性があります


風説の流布
風説の流布とは、有価証券の価格を操作するといった目的を持って、虚偽(ウソ)の情報を流すことを言います。

オオカミ少年は、オオカミが来なければ被害を受けませんが、証券市場ではオオカミ少年はウソの情報を流布した事で罰せられるというわけですね。

さて、「風説の流布ってどういうこと?」と思われるかもしれません。ここで具体例をちょっと考えてみたいと思います。

例えば、この経営マンガの中の人はツイッターのフォローワーが沢山いて、経済評論家で名が通っていて、フェースブックページなんかも大人気だとします。(事実と異なる仮定なので書いていてむなしくなりますが、頑張って説明を続けますね。)

さて、そのような影響力のある状況で、経営マンガの中の人はAというメーカーの株式を沢山持っているとします。

このような場合、「この株式が値上がりすれば大儲けだよな…。そうしたら、この虚偽の情報で…」と考えて「A社は画期的な新技術を開発し、その技術は今後非常に有望です。株価の上昇が見込めるので今のうちに投資をしてみては…」といった情報を流したとします。

このような情報は、根拠のない噂話にすぎませんが、今回のように有価証券の価格を操作する目的を持って流した場合、風説の流布として罰せられる可能性があります。
  • 何が良くないの?
さて、このような風説が飛び交っている市場があったらどうでしょうか?A社は画期的な新技術を開発し(たらしい)B社は致命的なスキャンダルを抱えている(らしい)といった感じの根拠があるんだか無いんだか分からない情報が飛び交っている市場です。

どうでしょう?このような市場に貴重な資金を投じられるでしょうか?投じられたとしても、それはあまり健全な形ではなさそうですよね? 
財務・会計
2013年11月21日

獲得資本 | 資本も獲得することができるのです

獲得資本
獲得資本とは、企業が本来の活動によって生み出した利益からなる自己資本の増加分事を指します。

例えば、期首に総資産1000万円、負債600万円、純資産400万円の企業があったとします。
その企業は会計期間を通じて努力した結果、期末には総資産1100万円、負債600万円、純資産500万円となったとします。

このような際に、純資産の増加分100万円が獲得資本のイメージとなります。

具体的な勘定科目としては、利益準備金やその他利益剰余金などがあげられます。

となんだか難しめに書いていますが、簡単に言うと、文字通り、事業を行った結果本業で獲得してきた資本金といった感じですね。

関連用語 
払込資本
評価替資本
受贈資本
財務・会計
2013年11月20日

受贈資本 | 他者から贈られた資本ってどういう事でしょう?

受贈資本
受贈資本とは、企業が外部から資産を提供される事や債務の免除を受けることによって、発生する自己資本の増加部分の事を言います。

例えば、総資産1000万円、負債600万円、純資産400万円の企業があったとします。

この企業に債権を持っている債権者が「あの借金200万円はもう返さなくてもいいよ…」という意思表示をしたとすると、どうなるでしょうか?

総資産1000万円は変わらないですよね?(借金を免除されても、手元の現金などは増えないですよね?)

でも、負債は600万円から400万円に減少します。

この時、純資産は200万円増えて、600万円になります。(総資産から返さなければならない負債(他人資本)を差し引いた部分が純資産(自己資本)となります。)

そして、この増加した200万円の部分を受贈資本と言うのです。贈られた資本といったイメージですね。

関連用語
払込資本
評価替資本 
獲得資本
財務・会計
2013年11月18日

評価替資本

評価替資本
評価替資本とは、企業が保有している資産を評価替えすることによって発生する、自己資本の増加部分の事を言います。

例えば、取得原価が100万円分の資産を持っていたとします。貸借対照表上はそのままでずっと計上していたのですが、評価替えをする必要が出てきたとします。

この際、現在の時価では500万円になるとすると、差額の400万円が資本金の評価益となります。そしてこの評価替えによって発生した自己資本の増加分を評価替資本とするという考え方があるのです。

この場合、株主が「商売の元手を出すよ」といって出資するようなケースではなく(払込資本)もともとあった資産の評価額が変わって、結果として純資産の部分が増えるというイメージですね。

関連用語
受贈資本
獲得資本
財務・会計
2013年11月17日

払込資本 | 株主が実際に払い込んだ部分を払込資本というのです

払込資本
払込資本とは、資本金のうち株主によって出資されて生じた自己資本の増加額の部分を言います。また、別の言い方では拠出資本金とも言います。

具体的に言うと、資本金の部分に資本剰余金(これは『資本準備金』と『その他資本剰余金』からなります)を加えた部分がこの払込資本とされます。

さて、簿記を学習した事のある方ならなんとなく、「ああ、そういう事ね」と分かってもらえるかもしれませんが、一般的にはどういう事かよく分かりませんよね?
  • そもそも資本金って
資本金とは、資金の調達源泉のうち、自前の資金(返さなくても良いお金)になります。この反対に、他人から調達して来て返済の必要があるようなモノを負債(他人資本)と言うのです。

そして、その自己資本は大きく分けて、『株主が払い込んだお金』と『稼いできたお金』に分けられます。

このうち、『株主が払い込んだお金』は「今度商売を始めるんだって?だったら100万円出資するよ」といった感じで、株主から払い込まれた商売の元手といったイメージとなり、『稼いできたお金』は「一年間頑張って、200万円の利益が出たよ」といった感じの稼いできた部分になります。

この会社の場合、元手が100万円で、稼いできたお金が200万円なので、300万円の自己資本を持っているというわけです。

そして、このうちの元手部分(株主が出資した部分の100万円)が払込資本の当たるのです。

と、いろいろ書いていますが、結局のところ「株主が払い込んだ資本金」なので『払い込み』資本なのですね。

関連用語
受贈資本
獲得資本
財務・会計
2013年10月27日

費用性資産 | 『費用になる資産!』ってなんの事でしょう?

費用性資産
費用性資産とは、将来的に費用として計上されるような資産のことを言います。この言葉は貨幣性資産に対する言葉です。

さて、いきなりよく分からない言葉になりました。こういった説明では、「えっ、費用として計上される資産?マイナスの資産ってこと?」と訳が分からなくなってしまう人が多いと思います。

でも、将来費用になるという事はそんなに特別なことではないのです。
  • 償却資産を買った時
さて、費用性資産の例としてプリンターや車両という固定資産を考えてみたいと思います。

こういった資産は、100万円で購入したら貸借対照表には100万円で計上されますよね?でも、実際には長く使っていく中で、だんだんと価値がすり減っていきます。(こういう考え方を減価償却と言います。)

このことから、固定資産はいつまでも資産として計上され続けるのではなく、いつか費用として計上されるという事ができます。
  • 棚卸資産(商品)は?
また、棚卸資産(商品)についても同様に、販売された際に、売上原価という費用となります。

いずれにしても、いつかは費用になるような資産なので費用性資産なのですね。
財務・会計
2013年10月26日

貨幣性資産 | お金に近い資産といったイメージです

貨幣性資産
貨幣性資産とは現金や預金、売掛金などといったように、現金などの貨幣そのものや、回収できる額が決まっているような資産のことを言います。

この貨幣性資産とは、棚卸資産等の費用性資産に対する言葉で、このほかには、売ればすぐに現金化できるような一時保有の有価証券も貨幣性資産として挙げられます。
  • 会社を運営していく中での貨幣性資産
さて、この貨幣性資産は会社を運営していく中でどのような時に発生するのでしょうか?モノを仕入れて販売し、現金を回収するという営業循環の中で考えてみたいと思います。(流動資産固定資産等を判定するための正常営業循環基準でいう所の営業循環で説明をします。)
 
まず、商品を仕入れてきます。この時、現金という資産を使って棚卸資産(商品)という資産を購入することになります。

そして、棚卸資産(商品)が販売されると、現金で代金を受け取れば現金という資産に、「後払いでお願いしますね。」となれば、売掛金という資産になります。

営業循環の中で考えると、売れるかどうかわからない棚卸資産(商品ですね)は費用性資産になり、他方、既に売れて後はお金を回収するだけの売掛金や現金そのものを貨幣性資産というのです。

もちろん、売掛金や受取手形などは回収できる額が決まっていると言いますが、貸し倒れが発生する場合もあります。

また、棚卸資産は、売れるかどうかわからないから費用性資産なのではなく、いずれ費用として計上されるから費用性資産なのですが、それはコチラの説明を確認してみてくださいね。(費用性資産
財務・会計
2013年10月4日

クラウドファンディング | 不特定多数の人からお金を集めて事業を実施していくのです

クラウドファンディング
クラウドファウンディングとは、不特定多数の人からインターネットなどを経由してお金を集める事を言います。

この言葉は、群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)を組み合わせた言葉なのですね。英語ではcrowd fundingと表記されます。

例えば、「素晴らしい楽曲を作ったけど、みんなに届けるためには資金が足りないのです。それなのでお金を出してくれたら…」という風な案件があったとします。

その案件に、「見返りを求めずにお金を出してください。」という寄付としてお金を集めたり、「お金を出してくれたら作った楽曲を提供します」といった風に『購入型』としてお金を集めたりすることができます。

(この購入型の場合、事前に売上のめどを立てたうえで作るのでリスク低減にも役立ちますね。)

また、「楽曲が売れて収益が上がったら、出資者でシェアしましょう。」という『投資型』のイメージでお金を集めることもできます。

このように、クラウドファンディングは、従来の資金集めの概念を変えたのですね。

関連用語
クラウドコンピューティング
クラウドソーシング
財務・会計
2013年9月29日

ポジショントーク | 人は自分の立ち位置にとって有利になるような発言をしがちです

ポジショントーク
ポジショントークとは、自らの持っているポジション(建て玉:○○社の株を持っているとか、○△社の株を空売りしているといった事)にとって有利な情報を発信することを言います。

例えば、○○社の株を持っているとします。そのような場合、○○社の株価を上昇させられれば、儲かりますよね?

このような時、影響力のある投資家ならば、「○○社は有望である。その理由は…」といった発言をして自らのポジションを有利に導くといった行動を取るインセンティブが働きます。

そしてこういった投資家の発言は、特に意識して行っていないとしても、自らの願望(持っている株が上がってほしい)から無意識に出てくる可能性があるので、気を付けて効く必要があるのです。
  • 転じて
このポジショントークという言葉は転じて自らの立ち位置を有利にするような言論を指すようにもなっています。

例えば、中小企業診断士である経営マンガの中の人が、「診断士にお願いすれば何でも解決さ☆」なんて風に発言して自らのポジション(立ち位置)を有利にするような発言を行うような行為です。

関連用語
ステルスマーケティング
財務・会計
2013年9月21日

クレジットスコアリング | 数値化して融資を判断する手法です

クレジットスコアリング
クレジットスコアリングとは、統計的なモデルを用いて、法人や個人の信用度を数値化し、それを元に融資を決定するというアプローチのことを言います。

融資というと、銀行等の融資担当者が経営者の人物を見たり、担保の有無を確認したりと非常に専門的かつ属人的なアプローチのように思われるかたもいるかもしれません。

例えば、「連帯保証人をお願いできないのなら、社長の家屋敷を担保に入れてください」とか、「この企業からは追加の担保を取る事は難しいけど、社長の経営に対する姿勢が良いので今回の融資は前向きに検討します」といった風に融資を行うか否かは融資担当者の高度なノウハウに依存しているようなイメージです。

高度なノウハウなので上手く活用できれば非常に強力なアプローチですが、ノウハウの蓄積に時間がかかりますし、融資の判断にも時間がかかります。

しかし、このクレジットスコアリングというアプローチでは、個人のノウハウが…というよりも、様々な情報を元に、企業の信用度を数値化し、その数値をもとに与信枠の設定の可否について迅速に判断するといったイメージになります。

消費者金融などの大量の申込者がいるような場合、いちいち融資担当者が判断するとお金も時間もかかりますし、統計的に判断できるだけの大量の過去データの蓄積もありますので、このようなクレジットスコアリングというアプローチが採られるのです。
財務・会計
2013年9月12日

バランスシート調整 | バランスシートを改善するために新規投資を抑えるのです

バランスシート調整
バランスシート調整とは、資産価格の変動などによって資産が目減りしてしまった際に、負債を圧縮するためや利益率の改善を図るために投資などを抑制する事を言います。

イメージとしては、バブルが崩壊して土地などで莫大な含み損を抱えた際に、新規投資を押さえて負債の圧縮に励むといった感じです。

バランスシート(貸借対照表)上に出てくる問題(資産の目減り)→調整のために新規投資の抑制といった流れになります。

図で示すと次のような感じです。
スライド1
資産価格の変動などによって、資産が目減りしたとします。しかし、負債の額は従来通り変わらないので(「土地の値段が下がったから借金を減らしてください」なんて言っても通用しませんよね?)結果として純資産が少なくなります。

このようになってしまった場合、自己資本比率等も悪化しているので負債の圧縮を図る必要が出てきます。 

なんだか後ろ向きな感じの言葉ですね。

そして、この種の調整は社会全体でみると悪循環を引き起こす可能性があります。

例えば、「景気が悪くて、土地の値段が目減りしたよ」→「当面は成長よりも損失の穴埋めのために利益率の改善が必要だ」→「投資を抑制して今ある資産で事業を行おう」→「社会全体で一斉に投資の抑制を行う」→「さらに景気が悪くなって、土地の値段の目減りが加速」→「最初に戻る」

といった事が起こるのです。
財務・会計
2013年9月8日

貸倒引当金 | とりっぱぐれるのが分かっているのなら、その原因が発生した時の費用にしましょう

貸倒引当金
貸倒引当金とは、売掛金や貸付金、受取手形などの債権が将来貸倒れることに備えて見積もった費用の事を言います。

でも、どうしてこういった引当金をワザワザ計上する必要があるのでしょうか?

「実際に取引先に問題が発生して回収できなくなった場合(貸倒れた場合)は分かるけど、そうでないのに費用にするのってどうなの?」といった声も聞こえてきそうですよね。
 
でも、こういった風に考えてみたらどうなるでしょうか?

まず、広く取引を行おうと考えた際には、なにがなんでも現金商売というわけにはいきません。(もちろん「現金決済のみでお願いします」と頼むことはできますが、そうすると取引獲得の機会は確実に少なくなってしまいます。)

その為、『現金取引』ではなく『掛取引』を認めるという事は、取引先に対して信用を供与し販売促進を図っているとみることも可能です。

その場合、貸し倒れに伴う損失は売上に対応する『費用』になりますよね?(こういう考え方を費用収益対応の原則と言います。)
  • いつの費用?
さて、この貸倒は経験上一定の割合で発生することは避けられないと言われています。では、実際に発生した貸倒はいつの費用とするのがより合理的でしょうか?

例えば、今期の末日に残っている100万円の売掛金のうち、経験上2万円程度は貸倒れるとわかっているような場合、この貸倒損失はいつの費用とするのが合理的なのでしょうか?
 
どうも、実際に貸し倒れが発生するであろう来季の費用にするより、今期の費用にする方が合理的な感じがしますよね?(今期の販売促進を行うために支払いを待っているお金が回収できなくなるわけですからね。)

とすると、決算時に貸倒れの発生額を見積もって、あらかじめ今期の費用にしておくという会計処理は合理的であると考えることができるのです。

その為、決算書を見ていると貸倒引当金なる費用が毎期末に発生するのです。(税法で認められた費用(損金にできる)という面も大きいのですが。)
財務・会計
2013年8月27日

オフバランス | 貸借対照表に全ての情報を載せないと、経営側にとっては様々な利点があります

オフバランス_001
オフバランスとは、事業に活用しているけれど、貸借対照表(バランスシート)に計上されない資産や負債等の事を言います。

そして、貸借対照表に記載されない資産や負債があるという事にはいくつかの利点があります。

例えば、収益性を測る指標について考えてみます。もしこういった指標で経営陣の経営成績を測っているとしたら、オフバランスにする大きな利点が出てきます。

例えば、100万円の総資本で10万円の利益を上げたらROAは10%ですよね?

でも、20万円分の資産を貸借対照表に記載しなくてすめば80万円の総資本で10万円の利益を上げたことになるのでROAは12.5%となります。(詳しい計算式はコチラをご覧ください:ROAとは)

このほかには、資産の価格変動から生じるリスクを避けることができるといった利点もあります。
  • あれ、おかしくない?
さて、貸借対照表に記載されない資産や負債があるという事はどういう事でしょうか?「貸借対照表には一定時点の財政状態がすべて記載されるはず?」ですよね?

でも、逆に言うと自社のモノでない物品については貸借対照表に載ってこないですよね?
 
自分のモノでない、土地や備品を貸借対照表に計上したら、せっかく作っている貸借対照表の意味が無くなってしまいますからね?それなので別におかしくはないのです。
  • 自社のモノではないけど事業に使う資産って?
例えば、コピー機を考えてみます。あなたの会社ではコピー機が欲しいのでしょうか?それとも、コピー機を使いたいのでしょうか?

多くの場合、所有する事ではなく利用することが目的ですよね?

それならば、自社で購入する(資産になります)のではなく、借りてくるという発想はどうでしょう?(この場合利用料が費用となりますが、資産にはなりません。)

素朴な形でのオフバランスの発想はこういった感じです。

但し、あまりオフバランスが横行すると、利害関係者(ステークホルダー)の判断を誤らせる危険性が出てくるため、オフバランスとして処理できる範囲は縮小されていく傾向にあります。
財務・会計
2013年8月21日

アクティブ運用 | 銘柄を選んで市場を出し抜く運用方法です

アクティブ運用_001
アクティブ運用とは、ファンドを運用する際の考え方の一つで、ファンドマネージャーが独自の調査結果などを参考として、自ら積極的に購入・売却する銘柄を選択していくような運用方法です。

イメージとしては「あの会社の業績はこれから良くなりそうだから、この機会に買い増しておこう。」とか、「あの会社は今まで好調だったけど、調子が悪くなりそうだから売ってしまおう」という判断をし、その判断の結果を資産運用に反映しましょうというものです。

そして、このような判断を介在させることによって長期的に市場平均を上回る運用成果を得ることを目的としています。
  • それいいじゃない
さて、市場には平均を上回るような運用成果を出す株式や、平均に満たないような非常に悲惨な運用成果を示す株式があります。

そのうち、平均を上回るであろう株式だけをプロが厳選して選ぶというわけですから、とってもよさそうなやり方ですよね?

しかし、一概にこの方法がイイとは言い切れません。

というのは、調査の費用やファンドマネージャーが判断した株式を買ったり売ったりするための費用も掛かりますし、ファンドマネージャーの人件費もかかります。

そのため、パッシブ運用ではかからないような費用が沢山発生するといったマイナス面があります。
  • それでも
それでも「かかった費用以上に運用成果がよければ問題ないよ」と考える人もいるかもしれませんね。

但し、運用成果を継続的に市場平均より良くすることは至難の業となります。(市場平均を長期間にわたって継続的に上回るファンドは極めて少なくなっています。)

そして、アクティブ運用は費用が余計に掛かるといったハンデ戦となる為(市場平均が10%の上昇であっても、2%の費用がかかっていれば12%の運用成果を上げないと市場平均と同じになりません。)なかなか厳しい運用方法なのです。

関連用語
パッシブ運用
財務・会計
2013年8月20日

パッシブ運用 | 何も考えずに市場平均をひたすら狙うという投資方法があります

パッシブ運用_001
パッシブ運用とは、ファンドを運用する際の考え方の一つで、ファンドマネージャーなどの判断を考慮せず、市場の平均的なリターンになるように運用する方法です。

イメージとしては、市場の変動に対して受動的に(パッシブに)運用するといった感じになります。一言で言うと、平均点を目指す運用方法であるということができますね。

と、「平均なんて言われてもちょっとよく分からないよ」と思われる方もいるかもしれませんね。具体的には、このパッシブ運用は、日経平均やTOPIX、海外ではS&P500といった株価指数と同じ運用成果が得られるように運用するといった方法です。(インデックス運用とも呼ばれます)
  • 平均点で満足ですか?
さて、「平均点で満足ですか?」と少し挑戦的なみだしをつけましたが、平均点を狙っていくパッシブ運用といったやり方も、もちろんありです。

というのは、平均という成果がどういった水準なのかを考えてみるとご理解いただけると思います。

例えば、ある市場にはAさんとBさんとCさんが参加していたとします。

この市場の平均的な運用成果は、AさんとBさんとCさんの運用成果の平均となりますので、最下位になる事はないですよね?

また、この種のパッシブ運用は、個別の企業の業績がどうのこうのと調査する必要がなく、また、しょっちゅう取引をする必要もないため非常に低コストで運用することができます。

このような利点がある為、このパッシブ運用は広く行われている投資の方法となるのです。

関連用語
アクティブ運用
財務・会計
2013年8月16日

インタレストカバレッジレシオ | 本業+利子でどれだけ支払利息をカバーできているかの指標です

インタレストカバレッジレシオ_001
インタレストカバレッジレシオとは、企業の定常的な活動によって生じる利益で、支払利息をどの程度カバーできるかを示した指標です。英語ではinterest coverage ratioと表記されます。

ココで、インタレストは利息という意味になります。直訳すると『利息をカバーしている割合』といった意味合いの言葉なのですね。

さて、この直訳を踏まえてインタレストカバレッジレシオを言い換えると、企業が特別なことが無かったら稼いで来ることができるお金で、支払う必要がある利息をどれだけカバーしているか?(それは何倍なのか?)を表した指標です。
  • 計算式で表すと
【インタレストカバレッジレシオ=(営業利益+金融収益)÷金融費用】

となります。どうでしょうか?この計算式から、「支払利息の何倍を通常の企業活動で稼ぎ出しているか?を見る指標なんだな」といったふうに考えていただければと思います。

(ここで金融収益とは、金融活動によって生じる収益、つまり受取利息や受取配当金を指し、金融費用とは、金融活動によって生じる費用、つまり支払利息や支払割引料などを指します。)
  • 営業利益って?
さて、ここで営業利益についても簡単に説明したいと思います。

営業利益とは、売上高から売上原価を差し引き(これを売上総利益と言います)、そこからさらに販売費及び一般管理費を差し引いたものとなります。

簡単に言うと、事業を運営していて稼いだ本業の利益の事になります。

この営業利益には、本業のほかで稼いだ利益(投資の結果得た利息や配当などのインカムゲインや、有価証券の売却によるキャピタルゲイン)は含まれませんし、資金調達のためにかかった費用(支払利息)なども含まれません。

ここまで含めると経常利益という考え方となり、こちらは企業の経常的な活動で生み出す利益といった考え方になります。
  • 本業の儲けと利息
さて、このインタレストカバレッジレシオは、本業の儲けと受取利息などの和を金融費用で割って算出します。

例えば、営業利益が500万円で、金融収益を50万円得ている企業があったとします。

この企業が、利息を10万円支払っていたとしたら

【インタレストカバレッジレシオ=(500万円+50万円)÷10万円=55倍】

となります。

このような指標なので、インタレストカバレッジレシオが低くなってくると苦しくなる事は想像できますよね?その為、金融機関などがお金を貸し出す際は、こういった指標をチェックするのです。

関連用語
財務・会計
2013年8月3日

負ののれん | 数字はウソをつかないと言いますが、ルールが変わると数字も変わるのです

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負ののれんとは、企業を買収した場合に、買収先の企業を安く買い取った際に発生する差額の事を言います。

例えば、100万円の価値のある会社を、50万円で買い取ったような場合に発生します。(ここで言う100万円の価値は、貸借対照表に現れる純資産の額のことを言います)

と、なんだか難しく書いていますが、端的に言うと買収をしたときに発生する利益ですね。

だって、100万円のモノを50万円で買っているわけですから、差額の50万円が利益になりますもんね。
  • その利益をどうするの?
さて、『負ののれん』は買収時に発生する利益であるため、買収を実施した期に全額計上してしまいます。

というと「あれ?通常の、『のれん』は均等に償却をしたよね?」との声が聞こえてきそうですね。

確かに、以前は『負ののれん』も通常の『のれん』と同様に均等に償却していました。

しかし、国際的に会計のルールを統一しましょうよという流れの中で、負ののれんが発生した場合には、発生した期に計上する事となったのです。

「数字はウソをつかない」と言う人もいますが、「ウソはついていないけど、解釈によって数字は変わるんです」といった所ですね。(参考:真実性の原則
財務・会計
2013年7月25日

益金 | 収益と同じに見えて少し違うという、国の都合でできた考え方です

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益金とは税法上の考え方で、税金を計算する際に利益とされるものを言います。

こんな風に書くと「あれ?会計上の収益と違うの?」と考えた方もいるかもしれませんね。

そうなんです。企業会計の収益とは少し範囲が異なってきます。それなので、税金の計算って複雑になるんです。
  • 決算をしてから税金を計算します
と、ここまでの説明では、「益金と収益の範囲が違うなら、税金計算用の会計と企業会計の両方をやらなきゃならないんだね。」と思われる方もいるかもしれません。

でも、そんな事やってたら、時間がいくらあっても足りませんよね?(時間がかかるという事はお金がかかるという事です。)

その為、税金を計算するためには企業会計の結果を調整して税金計算上でいくら儲かったかを計算します。

具体的には、会計上の収益に益金参入のモノ(会計の考え方では儲けではないが、税金計算上では儲けになるモノ)を足し、益金不算入のモノ(会計の考え方では儲けだが、税金計算上では儲けではないモノ)を差し引きます。

どうでしょう、簡単なようでちょっと複雑ですよね。

関連用語
損金
財務・会計
2013年7月25日

損金 | 自分で計算する費用と国が認めてくれる費用は異なるのです

損金_001
損金とは税法上の考え方で、税金を計算する際に費用とされるものを言います。この損金と企業会計上の費用は少し異なってきます。

例えば、収益が100万円で費用が90万円だった企業では、会計上の利益は10万円ですよね。

「じゃあ、この10万円×税率分が税金になるんだよね。」と考えたくなるところですが、損金と会計上の費用は少し違うので注意が必要なのです。

この時、費用の90万円のうち30万円は損金として認められない費用だった場合(こういうのを損金不算入と言います)税金計算上の利益は10万円から40万円に跳ね上がります。

※便宜上収益=益金としています。正確には収益と益金も異なる考え方です。

そして、利益が4倍になるという事は単純に、当初考えていた税金が4倍になってしまうという事です。どうでしょうか?怖いですよね。
  • そんな事あるの?
例えば、減価償却費は別にどれだけ計上しても会計上では問題ありません。「ウチは車は2年に一度買い替えるから2年で償却するんだよ!」なんてことも問題ないんですね。(費用の期間配分という考え方とは矛盾しないんですね。)

でも、税法上はクルマの償却期間は決まっています。そのため、多くの企業では実際に何年で乗り換えるかという基準は関係なく、税法上の耐用年数を用いる事となります。(そうしないと調整がめんどくさいですからね。)

さて、耐用年数が異なることでどんな事が起こるのでしょうか?考えられる事象は、減価償却費の額が変わってくるといった事ですよね。

例えば、税法上の償却期間よりも短く償却した場合、減価償却費が大きくなります。(100万円のモノを2年で償却したら1年あたり50万円ですが、3年だと33万円になります)

この場合、税法上の費用と認められるのは33万円ですが、会計上50万円を費用にしています。その結果、差額の17万円分が税金を計算する上の儲けに加わります。(マイナスが認められないというわけですからね。)

このように、損金と費用の違いは注意する必要があります。上のまんがのように、イザ税金を計算する時に「それは損金にならないから税金払ってね」と言われると困ってしまいますからね。
財務・会計
2013年7月19日

IPO | 高いハードルを越えて、株式の公開を目指すには理由があるのです

IPO_001
IPOとは、上場していない企業が、証券取引所に上場して不特定多数が自由に取引を行う市場で株式を流通させることを言います。英語ではInital Public Offeringと表記し、日本語訳なら『新規公開株』となります。

さて、IPOというと、どのような印象を受けるでしょうか?「新規公開株式への投資って儲かるんでしょ?」といった意見から「なんか騙されそうで…」という意見まであると思います。

でも、IPO自体には何ら良し悪しはなく、単純に市場で株式の取引ができるようにするという事なのです。
  • 資金は調達できるの?
IPOを実施する際に、既存の株主が持っている株式を売却するだけでは、会社にとっての資金は増えません。

そのため、企業がさらなる飛躍を目指すためにIPOをする場合、同時に新規株式の発行も行います。
  • どうして上場するの?
資金を調達するだけなら、市場で株式を発行するといった直接金融だけでなく、銀行から借りてくる(間接金融ですね)といった方法もあります。

また、返済不要な資金についても、投資家を直接探して来れば手に入れることができます。

それではなぜワザワザ上場を目指すのでしょうか?株式を上場をするためには様々なクリアすべきハードルがあります。

しかし、そのハードルを乗り越えるだけの価値があると考えられているから上場を目指すのです。

例えば、株式の公募が可能となるので、市場から直接資金調達を行えるようになります、。

また、会社の信用が向上して、金融機関からの融資を受けやすくなったり、優秀な人材の獲得にも有利になります。

このように様々なメリットがある為、ワザワザ株式の上場を目指すのですね。
財務・会計
2013年7月12日

社債 | あなたの知っている企業に直接お金を貸して、比較的高い金利を得る方法

社債_001
社債とは、企業などが市場から直接お金を負債という形で調達しようとするときに発行する債券のことを言います。

国の債券が国債となるように、企業(会社)が発行する債券なので社債というわけです。
  • 発行側にとっての社債
この社債は、発行する側にとっては市場から直接お金を調達できるため直接金融となります。

このような形態で資金調達できる企業は、取引先の銀行が貸し渋り貸しはがしといった行動を取ったとしても、影響が少なくなるといった利点があります。

但し、市場から直接お金を調達するわけですからしっかりとIRを実施し投資家に自社の事業について知ってもらう必要があります。

このIRが不十分だと、割高な金利を付けないと社債を引き受けてもらえなかったり、最悪の場合社債の発行自体が不可能となってしまいます。
  • 投資家にとっての社債
さて、一般の読者にとっては、社債は発行する側ではなく、投資商品として購入する側に回ることが多いと思います。

投資商品として社債を見た場合、どのような特徴があるのでしょうか?

まず、社債はあなたが直接、社債の発行会社にお金を貸すといったイメージのモノとなります。

そしてお金を貸すわけですから、利息を受け取りつつ、償還期限になれば元本が返ってきます。(もちろん国よりも一般企業の方が破たんするリスク(信用リスク)が大きいわけですから、国債より、高い利息が得られます。)

但し、直接お金を貸すイメージとは異なり、途中換金をするために社債自体を市場で売却することができます。(もっとも、あまり「途中の社債を買いたい!」と考えている人は多くないので途中で売却できる保証もありませんし、金利の上下による価格変動というリスクも顕在化します。)

関連用語
デットファイナンス 

※本記事は別に投資の勧誘をしているわけではありません。「社債というものがあるよ」と紹介しているだけです。
財務・会計
2013年7月8日

ソブリンリスク | 主にどこかの国にお金を貸すときに発生するリスクです

ソブリンリスク_001
ソブリンリスクとは、国に対する信用リスクの事を言います。sovereign

国は「自分のところでお金を発行できるんだから破たんするわけないよね。」また、「破たんしないんだから、国に対する信用リスクなんて言われても意味分からないよね?」と思われている人もいるかもしれません。

しかし、自分のところで発行できるお金は当然自分の国のお金だけとなります。(例えば、日銀はドルとかユーロは発行できませんよね?)そのため、よその国からお金を借りていると、その国のお金を調達して来て返さなければならないのでちょっと大変な感じになります。

また、破たんにまで至らなくとも、「Aという国は今後大変になりそうだから、お金を貸すのを止めようっか(国債の購入を止めようか)」といった風に投資家が考えるならば、国債の利率を上げて発行する必要が出てきてしまいます。

例えば、今までは「1%の利回りの国債であっても、A国だから安心だよね。」といった風に買っていた投資家が、「A国の国債なら2%の利回りが欲しいよね。」と考えるようになってしまうという事です。

そして、このように国債の利回りが上がるという事は、すでに発行されている国債の価格が下がるという事です。

(A国の国債は2%の金利で発行されるときに、すでに発行されている1%の金利の債券は、2%の利回りになるように価格を下げないと売れそうにないですよね?)

このようなリスクをソブリンリスクというのです。(国のリスクとしてはカントリーリスクといった言葉もありますが、ちょっとニュアンスは違います。)
財務・会計
2013年7月3日

変動費型ビジネス | 売上の減少が大きな損失につながりにくいビジネスです

変動費型ビジネス_001
変動費型ビジネスとは、比較的大きな変動費が発生しますが、固定費は小さいビジネスのことを言います。

工場を持たずに製造業を行うファブレスといった形態のビジネスがこの変動費型ビジネスの代表例となります。(工場を持たないので、発生する費用のほとんどが変動費になります。)

このような変動費型ビジネスは変動費が大きいため粗利率は低くなります。つまり、売り上げが沢山上がっても儲かりにくいビジネスという事ができるのですね。

と、こんな風に説明すると「売り上げが上がっても、儲かりにくいなんて意味ないじゃん。変動費型ビジネス=儲からないビジネスなのかな?」と考える人もいるかもしれません。

しかし。この変動費型ビジネスには、儲かりにくいという弱点を補う大きな利点があるのです。
  • 損をしにくい
この変動費型ビジネスは固定費型ビジネスと比較して、損をしにくいという特性があります。

一般的に言って、変動費型ビジネスは固定費をそれほどかけていないビジネスとなります。という事は、損益分岐点の売上高は低めになります。(つまり売り上げが下がっても赤字になりにくいという事です。)
変動費型
また、売上が減少してもそれほど急激に損失は拡大しません。(固定費型ビジネスに示した図表と比べてみてください。)
財務・会計
2013年7月3日

固定費型ビジネス | 思い切って設備投資をして、高い粗利を確保するのです

固定費型ビジネス_001
固定費型ビジネスとは、比較的大きな固定費が発生するが、変動費は小さいため大きな粗利が確保できるビジネスの事を言います。

例えばこのような固定費型ビジネスには、高炉を持っている鉄鋼会社や発電所を持っている電力会社といったビジネスが該当します。別の角度から言うと、大きな初期投資が必要となるビジネスという事ができます。

また、そこまで大規模なビジネスでなくとも、大きな初期投資が必要となって、減価償却費などが大きく発生するようなビジネスは固定費型ビジネスとなります。

しかし、固定費が大きく発生するという反面、変動費は少なくなるため、概して粗利率(正確には貢献利益です)は非常に高くなります。

例えば、大きなお金を投じて設備投資をしたパン工場があったとします。このパン工場はかなりの部分を機械化しており、ほとんど自動でパンを焼きあげることができるとします。

このような会社が追加でパンを作るという場合、それほど材料費(小麦粉代など)はかからないので大きな粗利がでるはずです。

しかし、パン工場の減価償却費といった固定費が大きいため、それなりの水準の売上を上げないと赤字になってしまうといった弱点があります。
固定費型
この図は、費用を固定費と変動費に分け、売上高との関係を示した図です。真ん中の損益分岐点という点を超えれば利益が出て来ます。

そして、こういった固定費型ビジネスは、固定費の水準が高い反面、変動費の角度が緩やかになる為、大きな固定費を高い粗利率で回収していくというイメージとなります。

このような、固定費型ビジネスを費用面で簡単に言うと、利益が出始めると大きく儲かりますが、売り上げの低下には弱いビジネスモデルであるという事ができますね。

売上低下に強い変動費型ビジネスという考え方もあります。(売上の変化によって損益がどうなるかは変動費型ビジネスの図表を見てみてください。) 
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