考慮集合
考慮集合とは、消費者が買っても良いと思う商品やサービス群のことです。この考慮集合に含まれるためには消費者がその商品やサービスを知っているだけではだめで、「(場合によっては)買ってもいい」と考えるような商品です。

つまり、買ってもいいと『考慮する』(余地がある)(商品群の集まり)『集合』なのです。

  • 商品を買ってもらうためには、知ってもらうだけではダメです

商品やサービスを消費者が購入するためには、まずその商品やサービスを知っていないとダメです。(知らないものは買えませんからね)

しかし、知っているだけでは不足しており、消費者に、それを買っても良いと考えてもらわなければなりません。

こういった購入する商品やサービスの候補となるモノが考慮集合に入ってきます。一般にその商品がブランドとして高く認知されていればいるほど、考慮集合に含まれる可能性が高くなります。
  • 実際に購買に結び付くためには
さて、消費者がモノやサービスを購入する過程で、商品やサービスが必要だと理解し、情報の探索、代替案の評価、購買決定といったように進んでいきます。

このうち、代替案の評価には、認知集合、想起集合、考慮集合という3つの段階があります。

認知集合は消費者が名前を聞かれれば分かる商品やサービス群のことです。つまり(知っているもの)『認知しているもの』の(集まり)『集合』ですね。

想起集合は消費者が購買行動の前に思い出す商品やサービス群を指しています。これは、(思い出すもの)『想起するもの』の集まりです。

そして、考慮集合は3段階のうち、最も購買決定に近い位置になります。

潜在的に知っているモノの中から、購買にあたって思い起こすモノ。そして、実際に購入してもいいかなと考慮するモノといった順に商品やサービスが絞り込まれて行くのです。

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