GC注記
ゴーイングコンサーン注記とはGC注記と表記されることもあり、財務諸表になされる注記のことを指す言葉です。

端的に言うと、その注記がなされた企業が継続し続ける事に疑いがある(つまり倒産する可能性がある)事を示す言葉です。

■企業は継続し続けるという前提がある

今日の企業は、ほとんどの人が意識していませんが継続し続けることが前提となって運営されています。

例えば、大手自動車メーカーや大手製パンメーカーが来年、事業を停止して会社を清算するなどとは誰も考えないのです。来年も、再来年も。可能である限り未来永劫企業は続いていくと考えられます。

こういった考え方を継続企業の前提(ゴーイングコンサーン:going concern)と呼びます。

■この継続し続けるという前提に疑義が生じた状態

さて、このような前提に立って企業は運営されているのですが、売上の減少に伴う多額の損失、財務内容の悪化、多額の損害賠償請求、営業キャッシュフローのマイナスによる資金繰り悪化、場合によっては債務超過などによってこの企業が継続し続けるという前提が崩れるような局面も出てきます。

そのような企業について、継続企業の前提に関する注記としてゴーイングコンサーン注記(GC注記)がなされ、投資家に対して注意喚起がなされるという制度が運用されているのです。(財務諸表に注記されます)

■とはいえ百パーセントダメになるわけではありません

とはいえ、このような注記が付いたからと言って必ずしも倒産するとは限りません。場合によっては、経営陣や従業員の努力の結果、このような継続企業の前提に対する疑義が解消されるケースもあります。

端的に言うと、このゴーイングコンサーン注記がついたとしても業績が回復する可能性はあるという事ですね。

そして、このような問題が解消すると読んでいわゆる『逆張り』をするといった株式投資の手法も考えることはできます。GC注記が出ているため株価は下がりきっていると考えられるため、倒産したら株の価値はなくなってしまいますが、業績回復する側に賭けてみるといった株式投資の手法です。(もちろん手元にある資産の一部で買う事になると思いますが)

このように考える人もいるので、株式市場で売買が成立するといった面もあります。


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