TBD_001
TBDとは、(to be determined)「今は未定だけど、将来決定する」という事を示す表現です。

現在は未定だけど、後で決定するという事なので、プロジェクト型の案件を実施するような場合に、○○という項目についてTBDとされることがあります。

但し、少なくとも○○についてはTBDと言えるので、決まっていないことがわかっている。何を決めなければならないかは分かっている状態であるという事はできます。

なんだか、『無知の知』(知らないことを知らない連中よりも、知らないことを知っている(無知を知っている)分だけ私の方が賢いと言った、古代ギリシアの哲学者ソクラテスのエピソード)みたいなお話ですね。

もっとも、TBDという言葉が沢山あるような計画書は危険です。但し、決めなければならない、決めるべきことがあるという事はわかっているので、一歩進めて、『いつまでに決定するか』についても決めておけば最悪の事態は避けられるかもしれません。

TBDを文字通り「今は未定だけど、将来決定する」とだけ意識しているのではなく、実際に仕事をしていくうえでは、一歩進めて、「●●については決まっていないけど、○○日までに決定する」と考えておく必要があるのですね。

なお、近い言葉でペンディングという言葉もあります。こちらは保留という意味ですから、決めるべきことが決まっている分だけTBDの方が話が進んでいるのかもしれませんね。
事業を営むのに必要な情報
姉妹サイトとして開業や創業、事業経営に大切な情報をコンサル目線でまとめてみました。