コストセンター
コストセンターとは、費用のみが集計される部門(収益が集計されない部門)のことを言います。

このコストセンターには、一般的に直接売り上げが上がらないような部門である、経理部門や人事部門、生産部門などが該当します。

そして、費用のみしか発生しないので、責任の範囲としては自部門で発生する費用のみとなります。

例えば、もし業績判断を会計上の指標のみで行うのであれば、コストセンターに位置付けられる人事部門などは、費用をどれだけ低減できたかといった視点で業績評価を行う事となります。

そうなると、コストダウンが部門の目的となるのですね。そのため、効率的な仕事を実施し人件費を低減するといった事が目標達成の手法となるのです。まさに、同じ成果を最小の犠牲(コスト)でといった発想ですね。

但し、人事部門や経理、生産部門を例に出しましたが、これらの部門が必ずしもコストセンターであると決まるわけではありません。

例えば、人事部門であってもシェアードサービス化してグループ会社内でお金を取っていくことが可能となります。この場合、収益にも責任が生じるわけですからプロフィットセンターになるわけです。
  • 別にコストセンターだからと言って悪い事ではありません
と、コストセンターとは単純に費用しか発生しない部門といった意味合いですから、別に良し悪しがあるわけではありません。あくまで、費用のみが集計される部門であるといった意味合いの言葉です。

しばしば「コストセンターを脱却してプロフィットセンターになるべき」といった風に言われる事があり、なんだかコストセンターであることが悪い事であるかのように言われる場合もありますが、そんな風に悪しざまに言われる筋合いは言葉本来の意味としては全くありません。

但し、コストセンターに位置付けられるとコスト削減が部門の成果指標となってくるので、全社的に良くなるために自部門が積極的にコストをかけていくといった意思決定はなかなかなされなくなります。

人の行動は設定された成果指標によって変わってきてしまうので、全体最適の視点を持つことが大切なのですね。

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