経験的消費
経験的消費とは、消費者が商品やサービスを消費する際に、それを使用することによる感情面での効用に着目した消費行動のことを言います。

感情面といった言葉が入っているように、機械のスペックが優れているといった風な客観的な事柄が重要なのではなく、商品やサービスを消費した際に受ける感情面の主観的な事柄が重要であるという考え方です。

例えば、あなたが車を購入しようと考えているとします。この時、一つの考え方としては「エンジンが強力で300馬力で…」とか、「燃費が良くてリッター30キロは楽に走るよ…」といった風にスペックに着目する選び方があります。

一方、「この車に乗るのが非常に楽しかった」とか、「自分の美意識に合致した美しい車である」といった風に感情面を重視して選択するような選び方もあります。

このような選び方をする場合、実際に車に乗るという体験(経験)によって生まれる感情を大切にして商品を選んでいると言えますよね?

そして、このような選び方は、経験とか体験した際に生まれる感情を大切にする消費行動なので、経験的消費というのです。
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