サテライトオフィス
サテライトオフィスとは、本来の事業所から離れた遠隔地に、設置された最低限の機能を持った事務所のことを言います。

現在では、情報技術の進歩で、距離が離れていてもあたかもその場にいるようなオフィス環境を整えることが可能となっています。

例えば、日報の提出などは、情報システムを使えばどれだけ離れていても即時に行う事ができますし、チーム内の日程調整なども同様にどこからでも可能となります。

こうなってくると「あれ、ワザワザ都心のオフィスに沢山の時間をかけて毎日出社する必要なんかないのではないか?」という考え方も出てくるのですね。
  • 働く人にとって
働く人にとっては、多大な時間を費やし郊外から都心まで電車に揺られてやってくることは負担になります。

郊外にサテライトオフィスがあって、基本的にそこに出社すればよいとなれば、通勤の負担が軽減されて疲労感も減りますよね。
  • 企業にとっては
企業にとっても、このサテライトオフィスが上手く運用できれば効果的です。例えば、従業員の疲労感が軽減されればより生産的になってくれるかもしれませんし、有能な従業員に長く務めてもらう事もデキるかもしれません。

また、従業員の多くの人を都心のオフィスに出社させることと比較して、都心のオフィスの面積は小さくてよくなります。

こうなれば、企業全体で、働くスペースを確保するためのコストを削減することができるのです。(都心と郊外なら、郊外の方がスペースあたりの単価は安くなりますからね。)
 
更に、BCPにも役立つかもしれません。本社機能がマヒしても、郊外のサテライトオフィスが無事ならば災害があっても事業を継続することができるかもしれません。

このように企業にとっても利点が沢山あります。

ただし、遠隔地で務めている人たちの人事考課や労務管理を行う事が困難であるといった事から、なかなかサテライトオフィスが上手くいくとは限りません。

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