費用性資産
費用性資産とは、将来的に費用として計上されるような資産のことを言います。この言葉は貨幣性資産に対する言葉です。

さて、いきなりよく分からない言葉になりました。こういった説明では、「えっ、費用として計上される資産?マイナスの資産ってこと?」と訳が分からなくなってしまう人が多いと思います。

でも、将来費用になるという事はそんなに特別なことではないのです。
  • 償却資産を買った時
さて、費用性資産の例としてプリンターや車両という固定資産を考えてみたいと思います。

こういった資産は、100万円で購入したら貸借対照表には100万円で計上されますよね?でも、実際には長く使っていく中で、だんだんと価値がすり減っていきます。(こういう考え方を減価償却と言います。)

このことから、固定資産はいつまでも資産として計上され続けるのではなく、いつか費用として計上されるという事ができます。
  • 棚卸資産(商品)は?
また、棚卸資産(商品)についても同様に、販売された際に、売上原価という費用となります。

いずれにしても、いつかは費用になるような資産なので費用性資産なのですね。
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