オフバランス_001
オフバランスとは、事業に活用しているけれど、貸借対照表(バランスシート)に計上されない資産や負債等の事を言います。

そして、貸借対照表に記載されない資産や負債があるという事にはいくつかの利点があります。

例えば、収益性を測る指標について考えてみます。もしこういった指標で経営陣の経営成績を測っているとしたら、オフバランスにする大きな利点が出てきます。

例えば、100万円の総資本で10万円の利益を上げたらROAは10%ですよね?

でも、20万円分の資産を貸借対照表に記載しなくてすめば80万円の総資本で10万円の利益を上げたことになるのでROAは12.5%となります。(詳しい計算式はコチラをご覧ください:ROAとは)

このほかには、資産の価格変動から生じるリスクを避けることができるといった利点もあります。
  • あれ、おかしくない?
さて、貸借対照表に記載されない資産や負債があるという事はどういう事でしょうか?「貸借対照表には一定時点の財政状態がすべて記載されるはず?」ですよね?

でも、逆に言うと自社のモノでない物品については貸借対照表に載ってこないですよね?
 
自分のモノでない、土地や備品を貸借対照表に計上したら、せっかく作っている貸借対照表の意味が無くなってしまいますからね?それなので別におかしくはないのです。
  • 自社のモノではないけど事業に使う資産って?
例えば、コピー機を考えてみます。あなたの会社ではコピー機が欲しいのでしょうか?それとも、コピー機を使いたいのでしょうか?

多くの場合、所有する事ではなく利用することが目的ですよね?

それならば、自社で購入する(資産になります)のではなく、借りてくるという発想はどうでしょう?(この場合利用料が費用となりますが、資産にはなりません。)

素朴な形でのオフバランスの発想はこういった感じです。

但し、あまりオフバランスが横行すると、利害関係者(ステークホルダー)の判断を誤らせる危険性が出てくるため、オフバランスとして処理できる範囲は縮小されていく傾向にあります。
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