キャズム_001
キャズムとは、新しい製品やサービスがイノベーターアーリーアダプターに採用された後に存在する深く大きな溝の事を言います。そして、この深く大きな溝(キャズム)を乗り越えて初めて一般層に普及していくのです。英語ではchasmと表記されます。

これは、新し物好きの人たちに売り込む方法と、一般層に売り込む方法には大きな違いが存在していて、その大きな違いを乗り越えるためには、非常に大きな壁や溝があるといった事を比喩的に表した言葉です。
  • 初期採用者が採用したら普及に弾みが付きます
イノベーターは新しい製品やサービスが『新しい』といった点に価値を置きます。また、アーリーアダプターは『新しさと有用性』に価値を置きます。

そして、これらの層に浸透した段階で(理論上では大体普及率16%)を超えた段階で、普及に弾みがつくとされています。(これをクリティカルマスと言います。)
  • と思っていた頃が私にもありました
と、「だったらイノベーターとアーリーアダプター向けにどんどん売り込んでいけばいいんだよね?」といった風に新規採用者層に向けて売り込む努力をしていき、結果として新規採用者層に浸透したとします。

ここまで頑張れば一安心のはずですよね?でも現実には、なかなか普及に弾みがつかないケースも存在しています。

例えば、本当に革新的な技術があったとします。この技術に基づく製品を導入すれば、生活が一変するような力を持っているようなものです。

このような技術は、初期採用者にとっては、上手く使いこなせれば、他者と大きな差別化が狙えるため、積極的に採用されていきます。

しかし、これら新規採用者層の後に採用していくであろう、アーリーマジョリティ層にとっては、他者との差別化ではなく、自分が便利に使えることが目的となっています。

そのため、「この製品を採用すれば、他者と一気に差別化できますよ!」などと言ってもこの層には刺さらないのです。

そういったアプローチではなく、「この製品はあなたの日常を便利にしますよ。」といった風に言って行かないといけないのです。

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