4Mとは、機械加工を行う際に必要な4つの要素の事をいい、人(Man)、機械(Machine)、材料(Material)、方法(Method)の4つのことを言います。この4つの要素はすべて頭文字がMとなるので4Mなんですね。
そして、機械加工を行って何かを作る際には、この4つの要素を投入して製品を作り上げていくのです。
さて、この4つのMがあらかじめ定められた範囲内でしっかりと機能している場合では、不良品が大量に発生する事はありません。
(もし、あらかじめ定められた範囲内でも不良品が大量に発生する場合には、それは定められた範囲自体がおかしいのです。)
このことを逆に言うと、不良品が大量に発生するような場合、この4つのMのいずれかに問題があることが多いと言えるのです。
- ケーキ工場の例
例えば、ケーキ工場を考えてみたいと思います。
人が十分に習熟していて、機械も良好に稼働し、材料も適切であって、作業方法も適切なら不良品はあまり発生しませんよね。
でも、次の例のように、この4つの要素に問題があったらどうでしょうか?
- 人:Man
働いている人の能力が想定しているよりも低く、不注意が多発するようなケース。
- 機械:Machine
ケーキのスポンジを焼くオーブンが、何らかの原因で温度の管理が適切にできなくなるようなケース。
- 材料:Material
ケーキのクリームの品質が想定しているモノより悪かったケース。
- 方法:Method
従来と異なる不適切な方法でケーキの製造を実施したケース
どうでしょうか?いずれの場合にも、不良品が多く発生しそうですよね?このことから、逆に言うと、不良品が多く発生しているような場合、この4つの要素を見直してみることが大切なのです。
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