専門化の原則_001
専門化の原則とは、組織を作る際に大切な原則の一つで、組織を構築する際には、職務を役割によって分割し、類似した能力を必要とする職務をまとめて配置するといった原則です。(専門の原則ではないので注意してくださいね。)

例えば、お金がらみの業務を集めて、経理部を作ったり、コンピュータ等のITがらみの業務を集めてシステム部を作ったりするといったイメージです。

さて、このように職務を分けて組織を作ると、どのようないいことがあるのでしょうか

素朴に思いつく利点は、同様の業務が一つの部署にまとめて配置されていますので、従業員の教育訓練が行いやすく、習熟度が高まりやすいという点です。
  • 無人島からの脱出
例えばあなたが無人島に仲間と一緒に漂着したとします。

その時に、月の初めは、畑仕事を行い、月の中ごろは漁を行い、月末には島を脱出するために、船の制作に取り掛かるといった風な仕事を任せられた場合を考えてみます。

この場合、「どれか一つの仕事に集中させてもらえれば、もっとうまくできるのに…」みたいに感じませんか?

また、あなたが無人島に新しく漂着した仲間を指導する場合でも、一つの業務を集中して行っている人に対しての方が、指導しやすいといった面があります。

この例では、たぶん畑仕事をして野菜を生産する人と、漁を行って魚などを確保する人、島の脱出用の物資を生産する人と分業する組織を作った方が、より効率的に島から脱出できるはずです。

このように、適切に分業を行えば組織全体の生産性を向上させることができるのです。
  • 分業のメリットデメリット
と、専門化の原則に基づいて分業をすれば上手くいくと、万能薬のように書いてきましたが実際には、この原則のみを追求してもうまくいきません。

専門化の原則は、類似の職務をまとめた組織づくりを要請しますので、組織の構成員が専門的な能力を素早く獲得出来たり、規模の経済が働いたりします。

その反面、各組織間に対立関係が生まれたり(営業担当者が「経理の奴は融通が利かない!」、経理担当者が「営業の人たちはルーズで仕方がない。」と互いに文句を言うようなイメージですね)してしまいます。

また、同じ仕事ばかり行うわけですから、組織内で働いている人が飽きてしまいやる気が低下するといった問題が発生します。

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