フルライン戦略_001
フルライン戦略とは、自社が取り扱う製品・サービスについて、すべてのセグメントに属する人のニーズを満たすような品ぞろえを目指すといった戦略のことを言います。

これは、取り扱う商品を絞り込んで、特定のニーズを持つ人たちだけに、強く支持をしてもらおうというアプローチとは逆の方法です。

さて、すべての人に向けて製品やサービスを提供していくという考え方というと「マス・マーケティングとなにが違うの?」といった疑問が出てくると思います。

このマス・マーケティングとフルライン戦略の『すべての人に向けて』という所は一見すれば似ていますよね?

しかし、フルライン戦略とは、まず市場細分化を行い、セグメント分けしたうえでそれぞれのセグメントに商品を投入していくといった発想ですので、マス・マーケティングというよりも、製品多様化マーケティングに近い発想となっています。

「色々な嗜好を持った人に向けて、それぞれの人が満足できるような製品やサービスを取り扱ったら、お客さんが沢山いるよね。」といった発想ですね。

確かに、こういったフルライン戦略が効果を発揮すればとても効果があるという事ができます。というのは、すべての人のニーズを満たすような品ぞろえをするわけですから、想定される顧客の数は大きくなると考えられます。

但し、みんなが欲しがるような製品やサービスを幅広く取りそろえるという事は、非常に多くの経営資源を必要とする事となります。

その為、しばしば非常に大きな経営資源を持った企業しかこのような方法を採りえません。

例えば、トヨタ自動車が大衆車から高級車まで取り扱っているというイメージです。このような方法を、経営資源の乏しいベンチャー企業がマネしても、なかなか上手くいきそうにないですよね?
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