専門職制度_001
専門職制度とは、専門的な能力を身に着けた従業員を、いわゆる昇進とは別扱いとして処遇するといった制度の事を言います。(但し専門職と言っても、税理士さんや中小企業診断士といった、いわゆる専門家とは異なります。)

企業は、長く働いて、能力を蓄積してきた人材に対して、従来は管理職に昇進させるといった事で報いてきました。

この考え方では、管理職にすることが社内で偉くなること→昇進するためには、組織の管理能力を身に着けなければならないといった考えが導かれます。

というのは、部下を管理する側になるわけですから、チーム全体のパフォーマンスを良くするような人に上に立ってほしいと考えるのはある意味当然ですよね?

一見すると、このような考え方で問題なさそうです。しかし、「専門的な能力を身に着けた従業員を一律でそのように処遇する事ができるか?」といった問題点があります。

例えば、「抜群に研究活動が上手いけれどもチームの管理が上手くない」といった人を管理職にしてもいいのでしょうか?

その人を管理職にしたら、明らかにその人の部下のパフォーマンスは悪化するとわかっているようなケースです。

この場合でも、適切に処遇しなければ研究活動が上手い人のモチベーションが下がってしまいます。しかし、その人を管理職にすることも得策ではない。こういったケースは難しいですよね。

このような場合に、管理職ではないけれども、専門職として処遇するという道があればどうでしょうか?

この研究活動が上手い人も専門職として適切に処遇されてうれしいですし、その人の部下を無理に見つけてくる必要がないのもうれしいところです。

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