行政指導_001
行政指導とは、行政機関が誰か特定の人に対して、何かをする事(作為)や、しない事(不作為)を処分に該当しない形式で求める事です。

この行政指導は指導や勧告、助言といった形で行われます。但し、処分に該当しないため強制力はありません。

行政指導って言葉は聞く機会が多いと思いますが、強制力がないって知っていましたか?
  • 強制力がないってどういうこと?
イメージとしては、『庭に穴を掘ろう!』と思った人が、役所に行ったら担当者に「庭に穴を掘るなんて止めた方が良いですよ。」と言われたといった感じです。

この場合、役所の人の発言に強制力はありません。(つまり『庭に穴を掘る』という行為を、やめなければいけないという義務はありません。)

但し、行政側は止めて欲しいので指導とか勧告とか助言という形で「庭に穴を掘らないで」という風に言っているのです。

そのため、行政指導を受けた人が任意に協力をする(この場合は言われた人が、『庭に穴を掘らない』事に決める)事が期待されているのです。

そして、この行政指導は処分ではないため(強制力がないため)強制してはならないし、逆に処分ではないため(強制力がないため)法律の根拠がなくても行えるといった形になるのです。

どうでしょうか?強制でなく、任意の協力を求めているだけという言い方、ピンときましたか?

そして、「でも強制じゃないと言ってもお上に逆らうと色んな不利益が…」とか、「この程度の内容なら角を立てても仕方ないし…」といった感じで従う人が多いため、強制力を持たないという建前の行政指導が効果を発揮するのです。

なんとなく、不透明ですよね?その通りで、この不透明さは一昔前、外国から市場参入を妨げていると非難されていました。

もっとも、「行政指導に従わない」と言われたらしつこく指導を続けてはいけないとされていますし、行政指導にもかかわらずあたかも強制力を持っているような表現をしてはなりません。

さらに、行政指導の内容や趣旨、責任者は誰なのかを明確に示すことも要求されています。

このように、なるべく不透明にならないように運用されているのです。
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