製販同盟_001
製販同盟とは、メーカーと小売業卸売業が協力し合う事を言います。製造側と販売側の業務提携といったイメージですね。

さて、従来はメーカーと小売業や卸売業は対立関係にあると捉えられることがありました。

というのは、製造業が価格を維持しようと希望小売価格などを決めたとしても、小売業や卸売業などの都合によって安売りをされて値崩れを起こすような事があったからです。

例えば、メーカ側が頑張ってブランドを構築し、少し割高であったとしても消費者に受け入れられるような優れた製品を作ったとします。

このような時に、小売業側がセールの目玉商品としてロスリーダーとして多用されてしまうと、消費者が持っている値段の目安が崩れてしまい、安売りしないと売ることができなくなってしまいます。

このように、メーカー側と小売業や卸売業側は利害が対立するような事があったのです。
 
しかし、対立するのではなく、協力しあえれば事業がもっとうまくいくと考える考え方をこの製販同盟は採るのです。

というのは、また、協力関係の企業なら、ひどい安売りは避けられると考えられるからです。また、小売業が持つ消費者の情報と、製造業が持つ製造ノウハウを共有化すれば消費者が好む商品を提供することができるとも考えられます。
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