
コストプラス法とは、価格の決定方法の一つで、製造原価に一定の利益率を付加して販売価格を決定する方法です。コストに、利益をプラスするといったイメージの用語ですね。
この方式は非常に単純な価格の決定方法ですが、売れれば確実に一定の利益を得られますし、何より簡単な方法であるという事がメリットです。(簡単という事は顧客へ説明しやすいというメリットもあります。)
例えば、「製造に1,000円かかったから、卸値は1,300円です。」といった発想ですね。(とてもわかりやすいですよね?)
しかし、このような値段は、究極のところ作り手の都合です。お客さんからしたら「それは御社の都合でしょ?」って言いたくなるかもしれません。
上の例で、お客さんは700円だったらぜひ買いたい商品だったとします。でも、コストプラス法では、製造原価が1,000円だから1,300円なのです。
この方法には、700円で売る為には製造原価をいくらにするといった発想はないのですね。
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