負の返済(ネガティブ・アモチゼーション)とは、毎月ちゃんと返済しているのですが、返済額が利息の額よりも少ないため、結果として残高が増えていくような負債の事を言います。
なにそれ、そんな借り方するわけがないじゃないと思われる方もいるかもしれませんが、かつて、このような負債で資金を調達していたケースがあったのです。
それは、一昔前に問題となったサブプライムローンです。
まず、借り手は、当初数年間(3年間が多かったらしいです)は金利分にも満たない一定額だけを支払います。(この期間が負の返済(ネガティブ・アモチゼーション)となります。)
この当初期間のうちに、不動産の価格が未払いの金利分よりも大きく上昇していれば何の問題もありません。(実際に金利分+元本の返済が始まった段階で、不動産を売却すれば差益を得ることができますからね。 )
これは、1,000万円借りてきて、1,000万円の不動産を買って、3年後に1,200万円返すみたいな取引です。3年後に不動産が1,500万円まで値上がりしていれば問題ないですよね?
しかし、もくろみ通り不動産価格が上昇しなかったら大変なことになるのは、言うまでもありません。
上の例で3年後も現状維持の1,000万円のままだったり、値下がりして800万円になっていたら大変ですよね?
もちろん、自分がやっていることが非常にリスクの大きい投機活動であるとわかってやっているのなら、自己責任というやつです。
また、このまんがに出てくる先生のように、自分がどんな取引をやっているかを自覚していなかったとしても責任は問われますので注意が必要です。
また、このまんがに出てくる先生のように、自分がどんな取引をやっているかを自覚していなかったとしても責任は問われますので注意が必要です。
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