資金ショート_001
資金ショートとは、手元の現金が無くなり、いわゆる運転資金が不足してしまう事を言います。

このような状態に陥ると、たとえ多額の黒字を計上していたとしても企業は倒産する危険性が出てきます。(黒字倒産ってやつですね)

例えば、80円で仕入れた(翌月末払い)ものを200円で売った(翌々月末回収)とします。また、手元には50円の資金があったとします。

さて、この例だと売上原価は80円なのでいわゆる粗利益は120円となります。(黒字になっている例ですね。)

しかし、この企業は倒産してしまいました。なぜでしょう?(他の費用は無視します。)
 
黒字なのに倒産?変じゃない?って思われた方もいるかもしれません。

この答えは資金ショートを起こしたからです。

今回のケースでは、仕入の支払いは翌月末払いですよね?それなので、翌月末には現金が80円出ていきます。

しかし、売上の200円が入ってくるのは翌々月です。

すると、翌月末には現金が足りなくなりますよね?このような状態を資金ショートと言い、そのままほっておいて翌月末を迎えると黒字倒産という結末になってしまうのです。

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