マーケティング・チャネル_001
マーケティング・チャネルとは、製造業者から消費者まで製品やサービスを届けるための経路の事を言います。

これは、川の源流(生産者ですね)から海(消費者ですね)まで、どういった場所を流れて水(製品やサービス)が流れていくかといったイメージです。

水の流れならば、単純に低いところを勝手に通っていくのですが、製品やサービスの流れは、意識してどういったところを流していくのかを設計していく必要があります。

それでは、どのような点を意識して設計する必要があるのでしょうか?
  • 流通チャネル
例えば、一山いくらの非常に単価の低い製品(例えば飴玉とかですね)を売ろうと思った時、どのようにモノを流すと効率が良いでしょうか?

製造から直接消費者に販売する方式でしょうか?それとも、卸、小売店を経て販売する方式でしょうか?

この例では、直接販売したら消費者も製造業者も手間ばかりかかりそうですよね?(製造側は、1ケ10円の飴は、ある程度まとめた数量で売りたいですよね?また、消費者側としては、いろいろな業者の作った飴を一か所でみたいですよね?)

一般的には、このような単価の低い商品は、流通経路を長くとるとされています。(この場合、卸、小売を経て消費者に届くといったイメージです。)
  • コミュニケーションの流れ(コミュニケーションチャネル)
上の飴の例では、消費者はその商品の存在を知っていましたが、現実には商品の存在を知ってもらう所から始める必要があります。

このように、顧客に対し情報発信といったコミュニケーションを行うためのチャネルが必要となります。
  • 販売の流れ(販売チャネル)
また、顧客に対して販売するといった事や、新たな取引先を開拓するといった事も必要となります。

このように、販売を行うチャネルも必要となります。

マーケティング・チャネルとはこういった要素を含んだ、製造業者から消費者まで製品やサービスを届けるための経路の事を言うのです。

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