ステルスマーケティング_001
ステルスマーケティングとは、第三者を装った者が、消費者に気づかれないように宣伝を行う事を言います。気づかれないように行動する「ステルス」と宣伝行為である「マーケティング」を組み合わせた言葉です。(マーケティングという言葉は宣伝だけを意味するわけではないのですが、言葉として通りが良いのでこのような用語になったのだと思います。)

「ステマ」と略される事があり、こちらの言葉の方がおなじみかもしれませんね。

このステルスマーケティングの古典的な手法は、サクラを使って、行列を作って人気店であるかのように偽装する行為や、知り合いに口コミを頼むと言った手法です。

このような古典的な手法に加え、今日では、インターネットを使ってのステルスマーケティングが行われることがあると言われています。

例えば、ブログなどを執筆している影響力のある人物が、報酬を受け取ったうえで第三者的な立場を装いながらある企業の製品を賛美するといった行為です。

このような場合、情報の受け手は第三者の口コミ情報であると錯覚して情報を受け取ってしまうため、ある意味、消費者をだましていることになるのです。

そして、消費者をだますという行為がこのステルスマーケティングが良くないとされる理由の一つになるのです。
  • 関連する用語
このステルスマーケティングに関連する用語としてパブリシティペイドパブリシティといった言葉があります。

これらの違いはなんでしょうか?

パブリシティもペイドパブリシティも第三者が宣伝するわけですからある意味では、ステルスマーケティングと似ているわけです。

しかし、パブリシティやペイドパブリシティには消費者をだます意図はありません。

パブリシティは、報道機関が自らの判断で記事を掲載するわけですし(批判記事を書かれる可能性もあります)、ペイドパブリシティにしても、広告である旨は明記されるので消費者をだましているわけではないのです。
事業を営むのに必要な情報
姉妹サイトとして開業や創業、事業経営に大切な情報をコンサル目線でまとめてみました。