収穫戦略_001
収穫戦略とは、売上高を維持しながら、かけるコストだんだん引き下げていき収益を最大限に確保しながら段階的に撤退していく戦略のことを言います。

この収穫戦略は製品ライフサイクルという考え方が基になっています。これ以上成長する見込みがなく、あとは徐々に市場が縮小していくだけといった製品に対して、この収穫戦略を採用して、キャッシュを回収するといったイメージになります。

収穫戦略の目的は収益の最大化です。そのため、全く投資しないという事は通常ありません。この戦略を採っていたとしても、収益を最大化するために必要な、ある程度の投資は継続していきます。しかし、積極的に設備投資やプロモーションを行ったりはしないのです。

この状況を果樹で例えてみたいと思います。果実のなる木です。

収穫戦略の場合、積極的にこの木を大きくするために畑を広げたり、実の収穫に役立つような新しい機械を導入したりはしません。

しかし、一切投資を行わない状況になると早く枯れてしまうため、水をやったり肥料をやったりといった、ある程度の投資は継続します。但し、小さな実を付けるけれども世話に費用が掛かるような枝(小口のお客様といったイメージです)は切り捨ててしまいます。

言葉は悪いのですが、なるべく枯らさないようにして果実を最大限収穫するといった運営になります。

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