交通広告_001
交通広告とは、交通機関の中(車両の中)や外(車両の車体)やその施設(駅など)に掲示される広告の総称です。

鉄道で考えてみると、電車の中刷り広告、車体に商品名や企業名をペイントする、駅にポスターなどを掲示するといった事が行われています。

■交通機関を活用した広告です

この交通広告は、交通機関に掲示するといった事から反復的に接触する(何度も何度も見る)といった特徴があると言われています。

通勤や通学の経路となっているような路線に交通広告を出せば、ほぼ毎日見る事となります。

毎日見るということは地味に効果的な広告です。例えば、地元の駅で毎日見る看板ってありませんか?

結構な頻度でこの質問を投げかけると「そういえば、お医者さんの広告があったなぁ」とか「ペット保険の広告だったな」といった風に思い出すことができる人が多くいます。

この思い出せるということが広告にとってはとても重要で、人は思い浮かぶ選択肢の中から行動を選択します。

そのため、毎日見てもらうと言った広告は、あまり現代的でないかも知れませんが上手くいけば効果てきめんなのです。
hiyoko
広告を出すってきいたけど、どんな広告を出すつもりなの?

onnanoko_bustup
近くの駅にウチのお店の広告を出すのよ。ほらウチのお店って知名度が今ひとつじゃない?新聞広告も考えたんだけど、ウチの県全体に広告しても仕方ないし、折り込みチラシならきめ細かく配れるけど、ウチのお客さんってたぶんあんまりチラシとか見ない思うのよね。

hiyoko
だったら、ネット広告でもいいんじゃない?

onnanoko_bustup
ネット広告も地域って切り口で出稿するのが難しいし、ネット広告でウチのお店に来てくれるような誘い文句が思いつかないのよね。


■交通広告の効果

1.強制的に継続反復的に見せることができます
毎日の通勤通学で目に入る交通広告は、多くの人に『強制的に』広告の内容を見せることが可能です。

そのため、ネット広告など興味があるモノだけを選択的に見るといった行動をする人たちに対しても広告を見せることができるのです。

2.エリアで絞れます
商圏があまり広くないような商売をしているお店が新聞広告などを出してもロスが大きくなってしまいます。

全国紙であっても、●●県版といった広告が出稿できますが、都道府県全体を商圏としている商売は少ないはずです。特に中小企業の場合はそのような大づかみな広告では無駄が多く、費用対効果が良くないケースがあります。

しかし、交通広告の場合は広告出稿エリアを明確に選ぶことができます。そのため、自社の周りのお客様を明確に狙って広告を出すことが可能となります。

■効果はよくわからない

ただし、広告を出稿した事の効果測定がとても難しいといった問題があります。チラシとかならばチラシを持参したら割引きますなどの方法で効果測定する術もありますが、交通広告では効果測定をする事が難しいのです。

ただ、このまんがのように毎日その広告に接することになれば、無意識に刷り込まれるといった効果も期待できるかもしれないですね。


解説で出てきた用語・関連用語
商圏

キャンペーン記事:経営マンガマラソン  
事業を営むのに必要な情報
姉妹サイトとして開業や創業、事業経営に大切な情報をコンサル目線でまとめてみました。