マインドシェア_001
マインドシェアとは消費者の心の中に占める商品やブランドの占有率のことを言います。文字通り心理(マインド)の占有率(シェア)という事ができます。

ある商品を思い出すときに、最初に出てくるブランドはマインドシェアが高いという事ができます。そして、マインドシェアが高ければ購入してくれる可能性も高いという事ができると思います。

例えば、醤油と言えばという質問に、自社の醤油が一番最初に出てくるようであればマインドシェアが高いという事ができます。

この場合、消費者が醤油を購入する際には、自社の醤油を購入する可能性が高いという事は、なんとなく感じると思います。

少なくとも、醤油と言えばという質問に対して思い浮かばない銘柄は、指名買いされることはありませんが、思い浮かぶ銘柄は指名買いされる可能性があります。

とはいえ、マインドシェアが高いという事が市場シェアに直接つながるわけでないのです。というのは、マインドシェアが高くとも、お店でその商品を販売しているかどうか、販売されている価格水準がどうであるか、等の条件も実際に顧客が購入する際には検討されるからです。
  • 知られていないと選ばれない
このマインドシェアが重要なのは、知られていないと売れないためです。もちろん、小売業などに棚があれば、衝動買いを期待することも可能ですが、指名買いは期待できません。

また、商品やサービスを購入する際にまずに検索をするといった行動を消費者が取るようになってきていますので、最近ではこのマインドシェアはさらに重要になっています。

人は知らない検索用語で検索をすることは決してありません。例えば『アミーゴ経営事務所』といった言葉で検索したことがある人はいないと思います。

アミーゴ経営事務所はしっかりとサイトを作っているので、その検索ワードで検索すれば一番上に出てきますが、その存在を知らない人にとっては意味のないことです。

そのため、マインドシェアがない商品、サービス、企業は偶然に選ばれるのを待つしかないと言った状況に追い込まれているのです。

とにかく、自社もしくは商品、サービスの名前を消費者に覚えてもらうこと。これがこれからの企業において重要なのです。
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