不当廉売_001
不当廉売とは、不当に安い価格で商品を販売することを言います。この不当廉売が海外市場向けに行われている場合はダンピングという言葉が用いられることが多いです。

この不当廉売は、言葉の通り、不当に、廉売(安く売る)するという事です。

でも、一見すると安く売ってくれるならば消費者としては大歓迎ですよね?でも、そういった不当廉売行為はダメだとされています。

不当に安く売る行為がどのような結果をもたらすか、次のような例を考えてみたいと思います。

全国規模の店舗網を持ったあるスーパーがあるとします。そして、このスーパーはかねてよりA県の市場に進出したいと考えていました。

しかし、A県には地元資本のスーパーが存在しており、進出しても競争が激しく、利益の確保は難しそうでした。

そこで、全国規模のスーパーは、A県の店舗に関しては採算度外視の値引き販売を執拗に行いました。その結果、地元資本のスーパーは競争に敗れて市場から退出しました。

その後、全国規模の店舗網を持ったスーパーは価格を徐々に引き上げていきました。(競争相手がいなければ、ある程度値段を高くすることができます。)

最終的に、A県の住民は、割高であるにもかかわらず、その全国規模のスーパーで買い物するしかなくなってしまいました。

なんだかすごく不当な感じがしますよね。このように、正常な競争を妨げるような不当な廉売はダメであるとされていて、独占禁止法で禁止されています。
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