希望小売価格_001
希望小売価格とはメーカ側が決定した販売価格の事です。但し、この決定は強制ではなくあくまでメーカが「希望」する価格であるという建前です。(強制することは独占禁止法で禁止されています。)

例えば、流通のコストが著しく高いような場所(富士山の山頂など)では、希望小売価格よりも高く販売されているケースもあります。

また、スーパーなどでは、逆に希望小売価格よりも安く販売されている場合も多くあります。

例えば、スーパーなどで、希望小売価格200円とついているカップめんが100円で販売されているようなケースを見たことがあると思います。この場合は希望小売価格が無視されているケースです。

というか、このように希望小売価格よりも安く販売されていることが最近では非常に多くみられると思います。このことから、メーカ側が希望小売価格を設定せず、オープン価格とするケースも多く見られます。

このまんがでは、メガネ君がメガネを希望小売価格よりも8割も安く変えたと喜んでいます。でも、買ったお店はいつも割引販売をしているお店らしいので、なんだか希望小売価格はそもそも守られていないような気がします。

このように、販売した実績がないような価格を提示してそこから○割引といった表示を行う事は二重価格の中でも不正な二重価格に該当する可能性があるかもしれません。 

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