ネットワーク外部性_001
ネットワーク外部性とは一つの製品やサービスを利用する人が増えれば増えるほど、その製品やサービスの価値が高まるという事を言います。

例えば、電子メールを使える人が世界中であなただけだったとしたらどうでしょうか?他のだれも使っていないのであれば、あなたはメールを送ることも受け取ることもできないので全く価値がありませんよね。

でも、ある程度普及した状況ならば非常に価値のあるサービスであるという事ができますよね。

そして、便利さが知れ渡ると、便利だからこそますます利用者が増えるといった正のフィードバック効果が働きます。

この正のフィードバックの効果から、この普及率がある一定の水準を超えると(クリティカルマスを超えると)一気に普及が加速するとも言われています。

そして、このネットワーク外部性が働くことによって、(みんなが使っていると便利という事で)ある製品やサービスの企画が事実上の標準規格となるような現象が生じるのです。この事実上の標準規格をデファクトスタンダードと言います。

このまんがでは電子メールの便利さをしみじみとかみしめているようです。電子メール自体はかなり昔からあったものですが(諸説ありますが1970年代にはすでにあったそうです)、皆が使うようになって初めて価値が出てきたと言っています。 

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