クロスセル_001
クロスセルとはある商品やサービスを購入した顧客に対して、関連する商品やサービスを勧めて一緒に買ってもらう事を狙う販売手法の事です。一度は耳にしたことがある「ご一緒にポテトやドリンクはいかがですか?」というフレーズが、この言葉を端的に示しています。

そして、関連商品と一緒に購入した場合、割引価格にするといった事が良く行われます。(抱き合わせ価格

このクロスセルには様々なやり方が考えられます。ポテトの例は上で出しましたので他の例をいくつか挙げてみます。

例えば、車を買った人に自動車保険を勧めるであったり、パソコンを買った人にウイルスセキュリティーソフトを勧める、預金をしに来たお客さんに投資信託を勧めるといった事も考えられます。

また、ECサイトでは「この商品を買った人は、○○といった商品を購入しています」といったメッセージを表示したり(レコメンドエンジンの活用)、「あと○○円買ったら送料無料」といったサービスを提供するといった手法も行われています。

ただし、これはやりすぎるとお客さんに嫌がられるので節度を持って行う事が大切です。あなたが、コンビニにおにぎりを買いに行ったとします。そこで、「一緒にドリンクはどうか?」としつこく言われ過ぎると嫌になりますよね?

また、お金を預金している銀行から、クレジットカードやローン、投資信託、果ては生命保険の案内が毎日のように来たら、うっとおしいを通り越して最悪ですよね?

この話の教訓は、ほどほどが大切といったところです。

このまんがでは客単価アップのためにクロスセルを行おうとしています。しかし、3コマ目のように、押し売りまがいの事をやってしまい苦情が殺到してしまいました。もう一品買ってもらうといった発想はよかったのですが、やり方が良くなかったですね。
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