配賦基準_001
配賦基準とは共通でかかった費用を製品や部門に配賦する基準の事をいいます。

製品や部門でかかった原価を求めるためには、共通でかかった費用をそれぞれの製品や部門に配賦する必要があります。これは、材料費や人件費など直接特定の部門や製品に紐づけられる費用だけでなく、直接紐づけることが出来ない間接費と呼ばれる費用があるためです。

ただ、配賦計算を行うと言っても何らかの基準がないと配賦することはできません。そのための基準を配賦基準と言います。

例えば、複数の料理を提供しているレストランがあったとします。その時、お店の家賃をなんとなく雰囲気で料理に配賦計算をしてしまうと、原価を求めることが出来なくなります。

ロールキャベツには、なんとなく家賃を多く負担させるが、ステーキには家賃はほとんど負担させないといった事をすると、ステーキの原価だけなぜか低くなるといった事が発生します。そして、そのようなことをすると正しい原価を求めることが出来なくなってしまいます。

そのような適当な基準ではなく、例えば売上高に応じて家賃を負担させる、かかる材料費に応じて家賃を負担させる、直接かかった人件費の比率で負担させるなど妥当な基準を決めて配賦計算を行うことが大切です。

なお、よく使われる配賦基準として「売上高」「操業時間」「人数」「材料費」等があります。

このまんがでは販売数量で共通でかかった費用を配賦しようとしています。この場合の配賦基準は「販売数量」であるということができます。

しかし、料理を作っている人は「作業時間」を配賦基準にした方がより実態に即していると考えているようです。 

この配賦基準は計算上のお約束にすぎませんが、妥当な配賦基準を選択しないと意思決定を誤る可能性があるのでしっかりと決めていく必要があります。 
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