機会原価_001
機会原価(opportunity cost)とは排他的な複数な案(一つしか選べない案)があった場合に断念した方の案で得ることができた収益のうち最大のものを言います。

この事をアンパンを製造している工場の例でみていきたいと思います。例えば、原価30円でアンパンの餡を作りました。また、この餡をアンパンに加工するためには30円かかるとします。

この場合、アンパンの原価は60円となります(餡30円+アンパンへの加工費30円=60円)。

また、半製品の餡はそのまま売れば100円で販売することができるとします。但し、餡のまま売ってしまうとアンパンを作ることができなくなりますので、餡のまま売るかアンパンに加工するかを選択しなければならないとします。
 
この場合アンパンの価格が130円より大きくないのであれば、アンパンに加工せずに餡のまま売ってしまう方がよいのです。

機会原価の考え方を使ってアンパンの原価を考えてみると次のようになります。

餡の機会原価100円+アンパンへの加工費30円=130円

上記のようになりますので130円以下で売る場合、餡のままで売るよりも儲かっていないと簡単に判断することが可能となります。

例えば120円でアンパンを売る場合の利益は120円-60円(かかった原価)=60円となりますが、餡のまま売っていれば利益は100円-30円(かかった原価)=70円となります。

このように機会原価はサンクコスト(埋没原価)とは異なり、意思決定の際に参考にしなければならないのです。

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