まんがで気軽に経済用語

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2013年03月

マーケティング
2013年3月17日

後発優位

後発優位_001
後発優位とは、既にある市場に参入する事で既に参入している競合に対するメリットを言います。

既にある市場ですから、確実にそこに顧客がいるという事ができますし、社内調整(稟議制度などを利用)もやりやすいと思われます。

新しい市場へ参入した場合、先発優位を得ることはできますが、確実に売れるかどうかは誰も保証してくれないのです。(売れると思って製品を作ってみたけど、誰もそんなものを欲しがっていなかったという事もあり得ますよね。)

さて、後発優位とはどのようなことでしょうか。以下、説明をしていきます。
  • 広告宣伝費用を節約できる
全く新しい製品を世に送り出した場合、それが「どのように消費者の生活を便利にするのか?」といった点をアピールしていかなければなりません。

しかし、既存の市場に参入する場合には、そういった事に費用をかける必要はなく、「競合と比較してウチの方がいいよ(便利だよ)」とアピールするだけで大丈夫です。
  • リスクを避けられる
先発企業が事業を行っているという事は、そこには顧客がいる事の証明になります。そのため、新市場に参入してみたが、顧客がいなかったというリスクを避けることができます。

関連用語
ファーストムーバーズアドバンテージ
セカンドムーバーズアドバンテージ
財務・会計
2013年3月16日

支払サイト

支払サイト_001
支払サイトとは、取引先に対しての支払い猶予期間の事を言います。

事業を営んでいると、その都度支払うのではなく、一定期間の支払いをまとめて支払うといったケースが発生します。

例えば、「おまんじゅう」工場を営んでいるとして、小豆や小麦粉を仕入れたとします。この時、毎回毎回現金で支払ったら煩雑ですよね?

その為、掛け取引という「一定期間の分をまとめて支払ってくれればいいよ」という条件で取引をすることがあるのです。
さて、掛け取引で仕入れることを買掛と言います。この買掛などをまとめて仕入債務という風に呼ぶこともあるため、実質的には債務です。

債務という事はお金を借りているという事ですから、現金の調達に当たります。

さて、支払サイトは、取引先へ対する支払い猶予期間です。これを、取引先から無利息でお金を借りている期間と読み替えてみたらどうでしょうか?

支払サイトは長い方が有利であることが分かりますよね?

という事は逆に、回収サイトは取引先へ無利息でお金を貸している期間という事ができますので(自社の支払サイトは、取引先からすれば回収サイトです)短い方が有利という事ができます。

関連用語
資金ショート
財務・会計
2013年3月15日

理論株価-配当割引モデルでの計算例-

理論株価配当割引モデル_001
今回の記事では理論株価を「配当割引モデル」というモデルを使って実際に求めてみたいと思います。大切なことだからもう一回書きますが。配当割引モデルを使って実際に計算してみます。(画面上で計算式を組んでみました。)

下の空欄に実際に色々な値を入れて試してみてくださいね。

使い方
  • 「配当額」は、実際に理論株価を調べたい株の一株当たり配当額を使います。
  • 「株主の要求収益率」には、市場で株主(投資家)が要求しているであろう利益率を入力します。例えば、リスクフリーレート+数%といった所でしょうか?(ご自身で見積もってみてくださいね。)
  • 「配当の成長率」には、理論株価を調べたい株がどれだけ配当額を増やすかを見積もってみてください。
  • 上記の欄に値を入れたら、「計算ボタン」を押してみてください。

配当額        
株主の要求収益率 
配当の成長率    


※計算途中の値は、小数点以下第三位で四捨五入しています。
※計算結果は、小数点以下第一位で四捨五入しています。

さて、こちらで計算した結果はあくまで、たくさんある理論株価の一例です。(要求収益率や配当の成長率によって結果が大きく変化しますし、他にも理論株価を計算する方法が沢山あります。)

また、「要求収益率」や「配当の成長率」という変数にどのような値を入れたらいいか、戸惑いませんでしたか?とまっどった末に、適当な値を入れて計算しませんでしたか?

この変数にはあなたが見積もったどのような値でも入るのですが、逆に言うと、「要求収益率」や「配当の成長率」といった値には客観的に正しい値は存在しないという事です。

正しい理論株価を算出するためには、「要求収益率」や「配当の成長率」といった値が正しい必要があります。しかし、どのような値が正しいかは誰にもわかりません。

このように、株価の予測というものは非常に難しい事なのです。

※重要な事※
本結果をもとに投資判断を行ったとしても、当方は責任を負いかねます(責任なんか取れません)のであしからず。
財務・会計
2013年3月15日

資金ショート

資金ショート_001
資金ショートとは、手元の現金が無くなり、いわゆる運転資金が不足してしまう事を言います。

このような状態に陥ると、たとえ多額の黒字を計上していたとしても企業は倒産する危険性が出てきます。(黒字倒産ってやつですね)

例えば、80円で仕入れた(翌月末払い)ものを200円で売った(翌々月末回収)とします。また、手元には50円の資金があったとします。

さて、この例だと売上原価は80円なのでいわゆる粗利益は120円となります。(黒字になっている例ですね。)

しかし、この企業は倒産してしまいました。なぜでしょう?(他の費用は無視します。)
 
黒字なのに倒産?変じゃない?って思われた方もいるかもしれません。

この答えは資金ショートを起こしたからです。

今回のケースでは、仕入の支払いは翌月末払いですよね?それなので、翌月末には現金が80円出ていきます。

しかし、売上の200円が入ってくるのは翌々月です。

すると、翌月末には現金が足りなくなりますよね?このような状態を資金ショートと言い、そのままほっておいて翌月末を迎えると黒字倒産という結末になってしまうのです。

関連用語
回収サイト 
財務・会計
2013年3月14日

回収サイト

回収サイト_001
回収サイトとは、取引先から資金を回収するために必要な期間の事を言います。

事業を営んでいると売上が上がったとしても、スグにお金を回収できないケースが発生するため、この回収サイトについて考えておく必要があるのです。

例えば、あなたが小売業をやっていて「おまんじゅう」を売ったとします。お金はどうなるでしょうか?通常はその場で受け取れますよね?

でも、あなたが卸売業をやっていて「おまんじゅう」を小売業に卸したとします。その場合、現金の回収条件は「二十日締めの翌月末払い」とか言われます。

これは、売上高を二十日に締めて(集計して)翌月末に支払ってもらうという事を意味しています。

つまり、今日卸した「おまんじゅう」の代金はスグには受け取れないわけなのですね。

いくらたくさん売り上げたからと言って、現金が回収できないのであれば、自分の支払に回すことができませんよね。

そのため、この回収サイトと支払サイトに気を付けないと現金が足りなくなってしまい、事業の継続が難しくなってしまうのです。(このような状態を資金ショートと言います。)

関連用語
黒字倒産 
財務・会計
2013年3月14日

一株当たり配当金

一株当たり配当金_001
一株当たり配当金とは、株式一株当たりの配当金の金額の事を言います。なんかそのまんまですね。

これは、企業が一年間に支払った配当金の総額を、発行済み株式数で割ることによって算出することができます。(もっとも、通常はそんな計算をしなくとも、一株当たりの配当金額は分かりますが。)

例えば、配当金を年間1億円支払った企業があるとします。また、この会社の発行済み株式は100万株だったとします。

この場合の一株当たり配当金は、

1億円÷100万株=100円

となります。

さて、この一株当たりの配当金って考え方を使って何がわかるのでしょうか?結構重要なことがわかるので以下に例を挙げていきます。

まずは、インカムゲインを目的として投資を行う投資家にとって大切な指標である、配当利回りが分かります。

その他には、「配当割引モデル」というモデルを用いて理論株価を求めたり、投資家の期待収益率を求めたりすることができます。
財務・会計
2013年3月13日

理論株価

理論株価_001
理論株価とは何らかの理論で算出された「あるべき株価」の事を言います。

この理論株価を求めようという考え方は、「企業価値を正確に表す”あるべき株価”というものがある。そして、現実の株価と乖離している場合には、中長期的にはいずれ”あるべき株価”になる」という考え方から来ています。
 
例えば、理論株価が1,000円の株が現在900円で取引されていたとします。その株の「あるべき株価」は1,000円であるわけですから、900円で購入すれば必ずもうかるはずなのです。

まあ、簡単に言うと、「理論株価さえ分かれば、株式で一攫千金だよ!」って発想につながりやすい考え方なのです。
  • 理論株価の元となる理論は沢山あります。
さて、「あるべき株価」ってなんでしょうか?会社が解散した時の一株当たり純資産の価格でしょうか?それとも、株が将来にわたって生み出す配当の現在価値でしょうか?

それこそ、理論株価の元となる理論には、様々な理論があります。また、同じ理論を用いたとしても、その中で「投資家の期待収益率を見積もる」なんて言葉があれば、人によって見積もりの結果は異なってきます。

というわけで、それこそ多種多様な理論株価が成立するのです。

そして、沢山ある理論株価の中でどれが正しいかというのは誰にもわかりません。というわけで、確実に一攫千金というわけにはいかないのですね。

また、このまんがで言っている「独自のメガネ理論 」という怪しげな理論で算出されたものであっても、一応理論株価ではあるので、「理論株価を基にした絶対確実な投資」みたいなものには注意してください。

関連用語
マーケティング
2013年3月13日

ターゲッティング

ターゲッティング_001
ターゲッティングとは、市場細分化(セグメンテーション)を行って細分化した市場の中で、自社が戦うべきターゲット・セグメントを選ぶことを言います。英語ではtargetingと表記します。

イメージとしては、市場細分化で狙うべき的を特定し、ターゲッティングで具体的にどの的を狙うかを決めるといった感じですね。

このように言うと、どこか特定の一つの的を狙うのかと思われるかもしれません。しかし、別に一つだけのセグメントを選択する必要はなく、複数のセグメントを選択して、狙っても良いのです。

まあ、あまり沢山のセグメントを選択しすぎると、どれも中途半端になってしまうといった問題が発生しがちなのですが。(みんなに使ってもらえるものを作ろうと思って、皆にとって中途半端に使いにくいものが出来上がるってケースってありますよね?)
  • 市場細分化の具体例とターゲッティング
映画を例に市場細分化について考えてみます。ロマンチックな恋愛映画が好きな人と、手に汗握るアクションが好きな人、ほのぼのとしたホームコメディが好きな人と言った風に、いくつかの市場に細分化することができたとします。

このうち、「今回は究極の恋愛映画を作る!」とか、「最高のアクション映画を!」などとターゲットを絞るのがターゲッティングのイメージです。

ただ、別に一つのターゲットに絞る必要はないので、「ロマンチックな恋愛物語のあるアクション映画!」と考えても良いのです。
  • ターゲッティングのだめな例
但し、経営資源には限りがあるので、何でもかんでも選択したら市場細分化(セグメンテーション)を行った意味が無くなりますし、中途半端な顧客に支持されないものが出来上がってしまいます。

例えば、「人情モノのアクションホラーコメディ映画」ってあったらなんだか微妙な感じがしますよね。 

関連用語
市場細分化変数
市場細分化戦略
マスマーケティング
生産管理
2013年3月12日

ゼロエミッション

ゼロエミッション_001
ゼロエミッションとは、自然界に対する人間社会の活動を由来とした排出をゼロとする仕組み(社会システム)の事を言います。英語ではzero emissionと表記します。

イメージとしては「廃棄物を再利用したり、再生可能エネルギーを活用したりして環境負荷をゼロとする。それも社会全体で」という感じの言葉です。

社会全体で考えて環境負荷をゼロにという考え方なので、特定の産業が廃棄物を出したとしても、別の産業がその廃棄物を活用して廃棄物がでなければOKとなる考え方です。

例えば、豆腐工場で「おから」を廃棄物として排出したとします。(個人的には「おから」が廃棄物って知ったとき、衝撃を受けました。)

但し、この「おから」をお菓子工場でクッキー生地に練りこむとか、牧場で家畜に与えるとかすれば豆腐工場からの「おから」は廃棄物になりません。

と言っても、社会全体で環境負荷ゼロは現実には非常に難しいので、企業単位とか工場単位でのゼロエミッションを目指し、環境にやさしいというイメージを販売促進に生かすといった事も行われています。

例えば、「ゼロエミッションの向上で作ったパン」とか「地球にやさしいゼロエミッション工場で作ったボールペン」といったイメージでの販売促進です。こういった広告って見たことありませんか?
経営
2013年3月11日

業務提携

業務提携_001
業務提携とは、2社以上の企業がお互いの独立性を保ったまま業務上の提携関係を結ぶことを言います。

この業務提携を行う際、資本提携や技術提携が同時に行われることもあります。

さて、業務上の提携関係と言っていますが、具体的にどのような提携関係を結ぶのでしょうか?

「明日から業務提携ね。仲間だからね。」って言うだけでは実効性がないですよね。やはり、何らかの具体的なメリットがお互いにあるので、ワザワザ業務提携などというのです。
まずは、規模の経済を追求するという事が考えられます。例えば、仕入れや物流を一元化すれば、コストの削減や買い手としての影響力が強まる(買い手は買う量が増えると交渉力が強まりますよね)ことが考えられます。
また、業務提携の効果として様々なノウハウの共有や、人事交流といった事も業務提携として考えられます。また、プロモーションを協力して行ったり、技術開発を共同して行う(技術提携)といった事も考えられます。

このように、いわゆるシナジーを獲得することも業務提携の目的なのですね。

関連用語
資本提携
経営
2013年3月11日

ポイズンピル

ポイズンピル_001
ポイズンピルとは、敵対的な買収者が現れた時に、既存の株主にあらかじめ時価以下の一定額で行使できる新株予約権を与えておく買収防衛策のことを言います。英語ではpoison pillと表記し、毒薬といった言葉になっています。ライツプランなどと呼ばれることもあります。

さて、このポイズンピルは毒薬のような効果を敵対的な買収者に対して発揮します。イメージとしては、敵対的買収者に毒を一服盛るというイメージです。物騒な用語ですね。
  • どんな毒?
さて、毒薬と言っていますが、具体的にどのような毒なのでしょうか?

それは、新株予約権を利用した毒です。

例えば、あなたがA社を買収しようと思って、敵対的TOBを仕掛けたとします。狙いは発行済み株式の過半数を手に入れる事です。

さて、敵対的TOBが首尾よくうまくいき、過半数の株式を手に入れられたとします。

その時、この毒が効果を発揮します。

時価よりも安く購入できる新株予約権という毒が効果を発揮し、大量の新株が発行されてしまいます。

その結果、A社の発行済み株式数が大量に増加し、あなたの持っている株式数では過半数の株式を保有したことにならなくなってしまうのです。
  • 強力であるがゆえに…
このように非常に強力な買収防衛策なのですが、強力であるがゆえに「何でもかんでもポイズンピルで防衛」というわけにはいきません。

このポイズンピルを使用するためには、買収を行う側がグリーンメールを行う事を目的としているとか企業をバラバラに売り払って儲けようとかしていると認められる必要があります。

強力な武器だから、濫用はさせないというイメージですね。

関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ゴールデンパラシュート
ティンパラシュート
第三者割当増資
友好的TOB
期差任期制度
パックマンディフェンス
経営
2013年3月10日

ホワイトナイト

ホワイトナイト_001
ホワイトナイトとは、敵対的な買収を仕掛けられた企業を救う為に、友好的な買収を行ってくれる第三者(個人・企業など)のことを言います。

自社にとって(経営陣にとって)都合の悪い相手からの買収は避けたいものです。

例えばあなたが役員さん(取締役執行役員)だったとして、「買収したら君ら現経営陣はクビね。」とか、「価値のある事業だけを、バラバラに売却して買収価格と売却価格の差益を手にしたい」などという買収者に買収されたら最悪ですよね。

その様な時、自社にとって(経営陣にとって)友好的な相手に自社を買い取ってもらうという事が考えられます。「どうせどこかの企業の傘下に入るならせめて自社に友好的な会社に…」といったイメージです。

そして、友好的な相手は、敵対的な買収者に対抗して、敵対的TOBよりも高い価格のTOBを仕掛ける、もしくは第三者割当増資を引きうけるといった方法で、買収されそうな企業を救うのです。

まさに、姫の危機に駆けつける白馬の王子様のイメージですね。

もっとも、現実はおとぎ話のようには甘くありません。

もちろん、白馬の王子様は何らかの見返りがあると考えるから白馬に乗って駆けつけてくれるのです。そのため、単純に経営陣の保身だけでホワイトナイトを探しても、なかなかなり手が見つからないといった事があり得ます。

場合によってはホワイトナイトだと思って招き入れた相手にいいようにされてしまうといった事もあり得るのです。

関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ゴールデンパラシュート
ティンパラシュート
第三者割当増資
友好的TOB
ポイズンピル 
期差任期制度
パックマンディフェンス
法務・支援施策
2013年3月10日

新株予約権

新株予約権_001
新株予約権とは、会社が発行する新株や会社が持っている自社株式を一定の価格で取得できる権利のことを言います。

この一定の価格で株を取得可能というのがこの権利のポイントで、このことからいくつかの活用方法を考えることができます。

例えば、あなたが役員をやっている株価が400円の会社で、新株予約権が発行されたとします。

条件は一株500円で役職に応じた株数を購入する権利を与えるというものです。

さて、今のままでは全く意味をなさない権利ですよね。というのは、市場では400円で買えるものをワザワザ500円で買う理由など一切ないからです。

しかし、あなたは役員です。頑張って会社の業績を向上させれば企業価値を高め、株価を上昇させることもできるはずです。

このように企業価値の向上が自分の経済的な利益と直接的に結びつくならば、やる気がでますよね。このように、従業員のやる気を出させるためにこの新株予約権を用いるといった用途が考えられます。(エージェンシー問題の対応策として使われることがあるのです。)

また、敵対的買収者が現れた際、相手の持ち株比率を引き下げるために使用するといった、買収の防衛策として用いる方法もあります。
経営
2013年3月9日

友好的TOB

友好的TOB_001
友好的TOBとは、買収対象の会社側(経営陣や関係する様々な会社)が、買収に同意している際に行われるTOBの事です。

さて、自社が買収されるのにもかかわらず買収対象の会社側が同意するといった事はあるのでしょうか?経営陣や従業員は『他社に買収される事』を嫌がらないのでしょうか?

これは状況によると考えられますよね。

例えば、業績不振の自社を救う為に買収してもらうとか、買収する企業とのシナジーが期待できるといったケース、元から友好的な関係を築いてきた会社からの買収提案等はどうでしょうか?

また、ライバル企業同士が合併して規模の経済性によって競争相手に対抗するといった事も考えられます。

このように、買収される側にもメリットがあれば友好的TOBが成立する可能性も高くなります。

では、買収される側にあまりメリットの存在しないような買収提案がなされたらどうなるでしょうか?買収対象の会社側はメリットがなければ同意しませんよね。

このように、買収対象の会社側が同意していない場合、敵対的TOBとなります。そして、敵対的TOBの場合は買収されることが嫌なわけですから、様々な買収対抗策が講じられます。

買収対抗策という視点から見ると、友好的TOBの場合は敵対的TOBの場合とは異なり、買収に対抗する策は講じられません。

もっとも自分が望んでいる買収なので、対抗策を考えたり実行しないのはある意味当たり前の事ですよね。

関連用語
ホワイトナイト
クラウンジュエル
焦土作戦
ゴールデンパラシュート
ティンパラシュート
第三者割当増資
ポイズンピル
期差任期制度
パックマンディフェンス
情報
2013年3月9日

後方互換 | 後から出たモノがもつ互換性、つまり新しいモノが持つ互換性です

後方互換_001
後方互換とは、後発の製品(新しい製品)で先発の製品(古い製品)のデータなどを取り扱えることを言います。

イメージは新(後)のモノで旧(前)のモノを使えるという感じです。英語ではbackward compatibilityと表記されます。

上位互換性とよく似た言葉ですが、この後方互換は時系列で比較するのです。

■上位・下位互換と後方・前方互換

これらをまとめると、下の表のようになります。

機能の上下で比較 上位互換:機能が高い 下位互換:機能が低い
新旧で比較 後方互換:新しい 前方互換:古い


■新しい機種で古い機種のモノを利用できる

例えば、新型のゲーム機で旧型ゲーム機用のソフトが遊べるならば、それを後方互換と言います。

この後方互換を実現するためには、新機種側で古いものを使えるように意識して設計する必要があります。

■新しいモノでも、下位互換になるケースもある

基本的に技術は進歩していくモノですので、新しいモノは、機能面でも良くなっているため上位互換性を持ちます。

しかし、新しいモノでも機能面が劣るシリーズを提供する場合もあります。

例えば、以下のような製品群があったとして、①から④へ乗り換える際に互換性が確保されていたような場合は、機種は新しくなっているけど機能は落ちています。

そのため、後方互換があり、下位互換性があるといった状態となります。

旧機種 新機種
上位機種
下位機種


■前後が覚えにくいですよね?

さて、上位互換性、下位互換性に比べ前方互換、後方互換はイメージが難しいと思います。

それは、前方と後方という言葉のイメージが新旧に結びつかないからだと思われます。 これは日本語で解釈するからわかりにくいと考えられます。

前はbeforeなので、以前のもの。つまり、前方互換性は、過去。後発と結びつけてイメージします。

これに対して、後はafterなので、以後のモノ。つまり後方互換性は、未来。新と結びつけてイメージすると良いと考えられます。

解説で出てきた用語・関連用語
下位互換性
上位互換性
前方互換
後方互換 
経営
2013年3月8日

敵対的TOB

敵対的TOB_001
敵対的TOBとは、買収対象の会社側(経営陣や関係する様々な会社)が、買収に同意していないにもかかわらずTOBを仕掛けることを言います。

いわゆる敵対的買収という時に使われる手法がこの敵対的TOBです。「相手が嫌がろうが関係なく、株式を集めて議決権を行使する。」といったイメージですね。

例えば、この敵対的TOBを行い、過半数の株式の取得に成功すれば、経営権を握ることができますし、3分の2以上の株式を保有できれば特別決議を行う事ができるようになります。

(特別決議ができれば、定款の変更が可能となるので、スーパーマジョリティー(絶対的多数条項)といった防衛策を用いて、取締役の解任を行いにくくしていたとしても、取締役の解任を行えるようになります。)

もちろん、買収されそうになっている側もただ買収されるのを待っているわけにはいきません。そのため様々な買収防衛策を取ると考えられます。

関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ゴールデンパラシュート
ティンパラシュート
第三者割当増資
友好的TOB
ホワイトナイト
ポイズンピル
期差任期制度
パックマンディフェンス
法務・支援施策
2013年3月7日

資本提携

資本提携_001
資本提携とは、企業が協力関係を築くために、双方の会社が株式を持ち合う事(相互に株を持ち合う)や、一方的に、片方の企業の経営権に影響を与えない程度に株式を保有する事を言います。

お金を出しているので、相手先企業の価値が損なわれるような事があれば自社も損をしてしまいます。逆に資本提携先の企業の価値が増せば、自社は得をします。

このように、相手の会社の業績によって自社が損をしたり得をしたりするため、単なる競争相手として競争を行うのではなく、協力関係を築いた方が得になるのです。

単に「協力しましょうよ」と業務提携技術提携を結ぶだけではなく、お金を出した資本提携は、より強力な協力関係を長期的に築くという意思表示になるのです。

いわば協力関係を確認するために、お金を出すといったイメージになりますね。
経営
2013年3月7日

TOB(株式公開買い付け) | 市場外で条件を提示して株式を買い集めます

TOB(株式公開買い付け)_001
TOB(株式公開買い付け)とは、不特定多数の人に「買取価格・買取期間・買取株数」を公告し、証券市場外で株式を買い付ける制度のことを言います。英語ではtake over bidと記述されることからTOBと略されます。

■買い取り価格を明示することに意味があります

さて、特定の会社の株式を大量に取得したい場合に、通常の取引通り証券市場を通じて行ったらどうなるでしょうか?

沢山の買い注文を入れるという事ですから、たちまち株価が高騰してしまい、当初予定していたよりも大きなお金がかかってしまうかもしれません。

また、高騰を避けようとして少しずつ買い集めると時間がかかりますし、株式を誰かが買い集めていることに第三者が気がついた場合、価格をつり上げられてしまうリスクもあります。

すでに当該株式を持っている人にとってはとてもうれしいと思いますが、買収をしようとしている企業にとっては買収金額が予想できませんし、場合によっては資金がつきてしまい買収自体ができなくなってしまいます。

また、首尾よく株を買い集められなかった場合、購入した半端な株式を処分しなければならなくなります。

このように、株式の買い付けのリスクが非常の大きくなってしまうのです。

■TOBは買収側にとって有利な制度


しかし、TOB(株式公開買い付け)では、あらかじめ「一株500円で、一か月以内に、百万株購入します」といった情報を公告して買い集めるため、買取価格は「一株500円」というのは途中で動きませんし、期限内に「百万株」集められる見込みがなければTOBを取り消す事もできます。

その為、買収しようとする側には有利な制度なのです。(有利というよりも、有価証券報告書の届け出義務がある会社に対する買収を企てる際は原則としてこの方法を採る事というルールになっています。)

■TOBにもデメリットがあります

ただし、TOBを仕掛けられる側が買収に同意していないような場合、経営陣が抵抗することも考えられます。(敵対的TOB)

この場合、様々な抵抗策を用意する時間的な余裕を与えることになります。

また、基本的には市場価格よりも高い価格で買い取る必要が出てきます。(市場で1000円で取引されている株式を800円で売る人はいません。)

企業防衛の方法やTOB関係の言葉
敵対的TOB
経営
2013年3月6日

グリーンメール

グリーンメール_001
グリーンメールとは、ある会社の株式を買い集め、影響力を行使するもしくは影響力を行使すると脅すことによって高値で買い取らせるという事を言います。

高値で買い取らせる相手は、影響力を行使されたら困ると考える人たちです。これは、株を買われた会社の経営陣や株を買われた会社のと関係が深い会社になります。

例えば、ある投資家が、あなたが経営している会社の株を買い集め、「新しい取締役を送り込んで経営に参加するぞ」なんて急に言って来たら困りますよね。

このように、グリーンメールとは「影響力を行使されたら困る」と感じさせて高く買い取らせるので、一種の脅迫みたいな手法なのです。
法務・支援施策
2013年3月6日

ふるさと納税

ふるさと納税_001
ふるさと納税とは、地方自治体に寄付をすることによって、税が控除されるという制度のことを言います。これは寄付金控除という考え方を活用した制度ですね。

あなたは納税って聞いてどう感じますか?「半強制的にお上に納めるもの。」そんなイメージがありませんか?

でも、このふるさと納税は完全に任意に実行できる制度なのです。この時点で、税って言葉からは離れている気がしますが気にしないで説明を続けましょう。

どういう流れなのかというと、

1.自分の応援したい地方自治体に寄付します。
例えば、故郷のA町に1万円を寄付したとします。

2.支払うべき住民税と所得税の計算から、寄付金分が控除(差し引かれるという事です)され、支払う税金が少なくなります。
寄付金控除制度を活用して本来支払うべき税金からいくらかの還付を受けます。(全額戻ってくるわけではないので注意が必要ですよ。)

このように自分の財布から出ていく総額はふるさと納税をしたからと言って少なくなるわけではないのです。

しかし、自分の住んでいる場所で徴収される税金を、疑似的ではありますが自分の応援したい地方自治体に納めるといった効果があるといったイメージの制度です。
マーケティング
2013年3月5日

ザイオンス効果

ザイオンス効果_001
ザイオンス効果とは、何度も接する事で好感を持ちやすくなるという心理的な効果のことを言います。単純接触効果とか熟知性の法則などとも呼ばれる心理的な効果です。

例えば、毎日顔を合わせる同僚がいたとします。特に話しかけることもないけれど、毎日顔を合わせる。

そうしているウチに、なんとなく好感を抱いたりする。そういった効果がこのザイオンス効果です。

人の心理にはこのような働きがあるため、広告を繰り返し見せる事を意識したり(フリークエンシーという考え方ですね)、営業で初めて会った人にはお礼状を書きましょうといった事がビジネスのノウハウとして伝わっていたりするのです。

昔からの知恵というのはやはり一理あるのですね。

さて、このザイオンス効果を活用している広告としては、交通広告等があります。

例えば、通勤・通学で毎日、ある歯医者の広告を目にしていたとします。そうすると、あなたは知らず知らずのうちにその歯医者に好感を持っていくのです。

そして、いざどこかの歯医者に行かなければならなくなったときに、その歯医者を選択してしまうというわけです。

毎日目にするといった単純な事が、大きな効果を発揮するんですね。

但し、悪い印象を持っている相手にはこのザイオンス効果は効かないと言われています。あなたも、嫌いな相手から毎日しつこくメールが来たり話しかけられたりしたら嫌ですよね。
情報
2013年3月5日

有効リーチ

有効リーチ_001
有効リーチとは、広告が単純にある人達に到達したというだけではなく、広告が効果を発揮する回数(最低有効フリークエンシー)に到達した人達への到達率を言います。英語ではeffective reachと記されます。

これは、「広告は一度見ただけでは効果を発揮しないでしょう。効果を発揮するためにはある一定の回数は見てもらわないと…」といった考え方と、「どれだけの人たちに広告が到達したか?」というリーチという考え方を組み合わせたものです。

例えば、最低有効フリークエンシーが3回であった場合、有効リーチというのは、3回以上広告を見た人たちが広告の対象としているユーザのうち何%かを示す値なのです。

(最低有効フリークエンシーが3回という事は、1回や2回広告を見た人には広告が効果を示さないと言っているわけです。そのため、3回以上広告を見た人の比率を把握しようという発想なのですね。)
情報
2013年3月4日

最高有効フリークエンシー

最高有効フリークエンシー_001
最高有効フリークエンシーとは、広告のターゲットとしている人たちに、広告の内容(宣伝している商品やブランド・サービスなど)を覚えてもらうとか、効果的な反応を引き出せるフリークエンシーの最大値の事を言います。

言い換えると、最高有効フリークエンシーを上回る頻度の広告は全く効果がない、もしくは逆にネガティブな反応を引き起こすという事ができるのです。

あなたの家族が、石けんの広告に接触する場合を考えてみたいと思います。

一回目ではあまり印象に残らないかもしれませんが、数回その石けんの広告を目にすれば広告されている石けんについて少しずつ記憶に残っていきます。(最低有効フリークエンシー

そして、例えば、十回あなたの家族がその石けんの広告に接した時に、家族全員がその石けんについて認識したとします。(最高有効フリークエンシー)

この状況に至ると、これ以上広告を出しても、新しい石けんを認識してもらうという目的は達することはできません。また、逆に「しつこい広告だ」といったネガティブな反応を引き起こすかもしれません。
 
という事は、この例では十回が最高有効フリークエンシーであり、この回数を超える広告の出稿は無駄になる、もしくは逆効果になると考えられるのです。

なお、最低有効フリークエンシーという考え方もあるため、最低有効フリークエンシー以上、最高有効フリークエンシー以下で広告を出すとよいとされています。

(難しく書いていますが、要するに「効果がある範囲で広告を出しましょう」という事です。)
情報
2013年3月4日

最低有効フリークエンシー

最低有効フリークエンシー_001
最低有効フリークエンシーとは、広告のターゲットとしている人たちに、広告の内容(宣伝している商品やブランド・サービスなど)を覚えてもらう為に最低限必要なフリークエンシーの事を言います。

このような考え方は、「広告を出していても消費者に覚えてもらえなければ意味がないよ。」というある意味当たりまえの発想から出ています。

このことから、「消費者に覚えてもらうためには何回広告を見せる必要があるか?」を考えた指標なのです。
  • 最低有効フリークエンシーの具体例
例えば、あなたが新しいカップめん「ソース味噌ラーメン」の広告を見たとします。一回見ただけで新製品である「ソース味噌ラーメン」を認識できれば最低有効フリークエンシーは一回です。

しかし、通常は何度か接触することでようやく新しいカップめん「ソース味噌ラーメン」を認識することができます。

今回のケースで、三回「ソース味噌ラーメン」の広告に接触した段階で「ソース味噌ラーメンが発売されたんだ。」と認識したとします。

この場合、最低有効フリークエンシーは三回という事ができるのです。

なお、最高有効フリークエンシーという考え方もあるため、広告は最低有効フリークエンシー以上、最高有効フリークエンシー以下で出すとよいとされています。

(難しく書いていますが、要するに「効果がある範囲で広告を出しましょう」という事ですね。)

情報
2013年3月3日

リーチ

リーチ_001
リーチとは、インターネット上の広告が、ある期間に、どれだけの人達に到達したかを示す言葉です。英語ではreachと表記します。

せっかくの広告の配信ですから、やはり多くの人に見てもらいたいですよね。というか見てもらえないことには、どんなに優れた広告でも無意味ですよね。

また、やはり単純にたくさんの人に見てもらった方が何らかのアクションに結びつくという事もいえます。

さて、広く浅くとか、狭く深くといった言葉がありますが、このリーチという言葉は広さを示している言葉です。これに対し、フリークエンシーという深さに該当する概念もあります。
  • リーチの具体例
リーチとは、このように到達率を示す言葉なので、0%から100%の間の値を取ります。

例えば、広告の対象としているインターネット上のユーザが100万人だったとして、そのうちの1万人に1回以上広告が到達した場合、リーチは1%となります。

ここで、表示回数はリーチではない事に注意してください。

というのは、上の例と同じ100万人を対象としている広告が2万回広告が表示されていたとしても、1万人にしか到達していないのならばリーチは1%となるという事です。(平均フリークエンシーは2回になります。)

関連用語
情報
2013年3月2日

フリークエンシー

フリークエンシー_001
フリークエンシーとは、インターネット上の同じ広告に、同じ人が接触する頻度を言います。英語ではfrequencyと表記します。

これは、同じ広告に接触した回数が多い方が、購買とかの行動につながるという考えから来ています。単純に、一回だけ目にした広告より、十回目にした広告の方が何らかのアクションを行いそうですよね。

広く浅くとか、狭く深くといった言葉がありますが、このフリクエンシーという言葉は深さをイメージしています。これに対してリーチという広さに該当する概念もあります。

さて、フリークエンシーを実際の例で考えてみたいと思います。

例えば、当サイトが「厳選 まんがで気軽に組織論」という本の広告をインターネットで出したとします。


あなたがこの広告を1回しか見ていなければフリークエンシーは1回です。(広告を張ってすみません。あくまで例として使っただけです。)
 
しかし、他のところで同じ広告を見たとすればフリークエンシーは2回になります。

このようにフリークエンシーは頻度なので回数で数えます。

関連用語
GPR
インプレッション保証型広告
クリック保証型広告
経済学
2013年3月1日

インフレリスク

インフレリスク_001
インフレリスクとは、手持ちの金融資産の価値が、物価が上昇することによって下がってしまうリスクの事を言います。

例えば、あなたがタンス預金をしていたとします。それも一千万円くらいタンスにしまっておいたとします。

そして、今なら一千万円あれば家が建てられるとします。しかし、あなたは無駄遣いするのが嫌いな性分のためか、5年間その一千万円をタンスに入れたままでした。

そして、5年後に色々と考えることがあり、家を建てたいと考えるようになったとします。

しかし、5年間のうちに物価水準は上昇しており、家を建てるのには一千二百万円必要となっていました。

この時、あなたが持っている一千万円は実質的に価値が低下していますよね?こういったリスクをインフレリスクというのです。
例えば、年5%インフレが進む国を考えてみたいと思います。その時にあなたは2%利息が付く国債を購入しますか?

実質的に毎年3%ずつ目減りする国債なんて購入しませんよね?この場合、2%の利息の国債は買い手がつかなくなってどんどん値下がりします。

そして、この国債は購入すれば5%以上の利回りが得られる価格水準まで低下していきます。(例えば、100円で償還してくれる国債を95円で買うといったイメージです。)

こういった流れによってインフレ率が5%となった場合、国債の利回りも5%以上が求められます。

そして、国債利回りが5%まで上昇した時に、金融機関は「あなたの事業」に5%以下の金利で融資してくれるでしょうか?

安全な(リスクフリーレート)が5%の時に、リスクのある「あなたの事業」に5%以下で融資するなんて考えられませんよね?(やってもいいですが、ステークホルダーに袋叩きにされそうです。)
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