まんがで気軽に経済用語

スポンサードリンク

2013年01月

経済学
2013年1月30日

資産効果

資産効果_001
資産効果とは、持っている資産が値上がりすることによって、消費や投資が促される効果の事を言います。

例えば、あなたが100万円の株を持っていたとします。この時、株が値上がりして200万円になったとしたら、「資産が増えたから少し贅沢しようか。」となりませんか?

なるとしたら、それが資産効果です。

また、投資が促されると言う効果もあります。この投資が促される効果によって、

資産価格の値上がり→投資の増加→さらなる資産価格の値上がり

といった循環も生まれるのです。この循環によってどんどん景気は拡大していくのですね。これは、資産が値上がりしたから、更にリスクを取って投資をしていくというイメージの行動です。

この逆で、資産の値下がりが消費や投資を抑制する効果もあります。こちらはそのものズバリ、『逆資産効果』といいます。
財務・会計
2013年1月29日

risk free rate(リスクフリーレート)

リスクフリーレート_001
risk free rate(リスクフリーレート)とは、リスクが存在しない投資によって得られる金利のことを言います。

厳密に言うと、このような投資は存在しません。しかし、それを言っていたらはじまらないので一般的には、国債の金利や銀行間取引の金利がこのリスクフリーレートとみなされます。

日本では、10年ものの日本国債利回りがリスクフリーレートとみなされることが多いです。(と言っても、日本国債は元本が目減りするというリスクがないというだけで、金利変動やインフレのリスクは負っています。)

さて、このような無リスクで得られる利回りという考え方はどのような事に使うのでしょうか?
  • 投資の判断基準として
リスクを取って投資する際に、このリスクフリーレートを下回るような利回りしか期待できないのであれば、そのような投資案件は見送る事ができます。

例えば、リスクを取らなくて一年後に1%増えるのであれば、わざわざリスクを取って0.5%増えるかもしれない投資案件に投資する行動は合理的ではないのです。
  • 現在価値算出の基準として
このリスクフリーレートは、現在価値を算出するための割引率に使用します。(場合によっては、リスクフリーレートにリスクプレミアムを加えて用いたりもします。)

例えばリスクフリーレートが1%であると考えるのであれば、1年後の10,000円の現在価値は9,900円と算出することができるのです。

(今日の9,900円と一年後の10,000円は同じ価値なのです。)
経営
2013年1月28日

スピンオフ

スピンオフ_001
スピンオフとは、既存の組織の一部が分離して、新しい組織を作る事を言います。元の組織との関係性が深い場合、このスピンオフという言葉を使います。(関係が薄い場合はスピンアウトと言います。)

イメージとしては、社内ベンチャーが上手くいって、そのまま独立した別会社になるといった感じですね。その際に、出資を受けたり、親会社から様々な支援を受けられるようなケースがスピンオフに該当します。

では、なぜそのようなことをワザワザ行うのでしょうか?「社内ベンチャーに出資したり、経営を支援するくらいなら、最初から自社の内部に抱え込んで仕事をすれば、規模の経済範囲の経済が働くからもっと効率がよいのでは?」という考えもあるかもしれませんね。

でも、大きな企業ではなかなか迅速な意思決定ができないという欠点があります。大きな船は、なかなか方向転換が難しいのです。(参照:規模の不経済

この点、小さな企業は、意思決定を素早く行えることができるため、効率的に新事業を行っていくことができるのです。

関連用語
カーブアウト 
キャンペーン
2013年1月27日

職責をまっとうしたら罰金と言われる理不尽

お金を払って働かせていただく_002
ライブドアブログ投稿画面のブログネタに『退職金が減るのイヤ!教職員の「駆け込み退職」どう思う?』というお題があったので、経営マンガ的にどう思うかを書いてみたいと思います。

先生の給与水準とかその辺については、今回は考えませんので、「民間並みに」とかいう意見は勘弁してくださいね。
  • 問題点
こんにちは! J-CAST会社ウォッチ編集部です。昨年、地方公務員の退職金が減額される法律が成立し、県によっては今年2月1日以降に退職する人の退職金が、数十万から百万程度減ることになりました。

これを受けて埼玉県では、減額直前の駆け込み退職する公立学校教師が続出。110人もの先生方が早期退職し、そのうち30人は学級担任を受け持っていたそうです。 
まず退職金の減額幅が百数十万円万円程度と大きく、3月まで職を全うすると2月3月のお給料を考慮しても、70万円ほど合計の受取額が減るとの事。

簡単に言うと、埼玉県の先生方は「2月3月については70万円を支払って働かせていただく」という状態になっているという事です。
  • モチベーション面から
モチベーション論の古典であるマズローの欲求段階説によると、人は次の5つの欲求を持っています。(数字が大きくなるほど高次の欲求です。)
1.生理的欲求
2.安全欲求
3.社会的欲求
4.尊厳欲求
5.自己実現の欲求

そして、低次の欲求が満たされた後により高次の欲求を持つとしています。例えば、「のどが渇いて死にそうな人」は「水を飲む」という生理的欲求を満たすことが最優先で、別に自己実現とかの欲求や、人間関係とかの社会的欲求は二の次になるという事ですね。

また、動機づけ要因・衛生要因という理論もあります。この理論では、満足の源泉となる動機付け要因と、不満足の源泉となる衛生要因はそれぞれ別であるとするものです。

まず、お給料や退職金は先生方にとっては、「生きていくための原資」であるという大前提が出てきます。

(労働は生活の糧を得るのが大目的で、達成感や自らの成長などは、どれだけ割合が大きいとしても、あくまで副次的なものだと思います。)

この「生きていく糧である」お給料や退職金を急に減らすという宣言は、マズローの欲求段階説でいえば、「生理的欲求や安全欲求」を脅かしていることになります。

また、動機付け要因・衛生要因でいえば、衛生要因に著しい悪影響を与えているという事ができます。

これではどうしてもモチベーションには悪い影響を与えますよね。

さらに悪い事に、お給料の水準は「自分が社会に認められている」という尊厳の源にもなっています。(昇給してうれしいのは、もらえるお金が増えるという事と、組織に認めてもらえたという事の両面がありますよね。)

このことから、マズローの欲求段階説による「尊厳欲求や自己実現の欲求」や動機付け要因・衛生要因の「動機付け要因」の方にも悪影響を与える施策なわけですから、モチベーション面を考えると最悪に近いやり方だと思います。
「2月3月については70万円を支払って働かせていただく」状況でも、退職しなかった先生が9割であったと言われています。

その先生方の強い責任感は賞賛に値します。しかし、辞めなかった先生全員が責任感から辞めなかったのでしょうか? 

先生の職場を取り巻く世界では「先生は自分のお金の事よりも生徒の事を考えるべき」との非常に強い同調圧力があるような気がします。

そのため、この同調圧力を跳ね返すことができず、「2月3月については70万円を支払って働かせていただく」という意思決定をした先生がいる事は想像に難くありません。

同調圧力を背景にこのような意思決定を強いるやり方はあまり賛成できないのですが、いかがでしょうか?
  • そもそも退職金って
簡単に増やしたり減らしたりできるものなのでしょうか?

先生方は当初の金額の退職金が支払われるとの契約で働いていた訳です。なのに、ある日突然「減らします!」との宣言で減らすという事は労働条件の不利益変更に当たるような気がします。

法律や条例が根拠ならばその辺は問題無いんでしょうか?経営マンガの中の人は法律家ではないので正確なことは分かりませんが疑問に感じます。
  • まとめ
個人的には、「駆け込み退職した教員としての責任感が足りていない…」とかいう声には賛同しかねます。

なぜかというと、今回のやり方は不合理であるからです。どう考えても、「2月3月については70万円を支払って働かせていただく」という状況は不合理です。

不合理ではないと思われる方は、強力な同調圧力でやらなければならないような状況におかれた上で、70万円を支払って2か月間のボランティアを強いられる状況を想像してみるといいと思います。

それを「個人の責任感」の問題にする事や「先生方は聖職者だから」といった理屈で(屁理屈ですよね)批判することはおかしいと思います。

個人の責任感は、雇用する側の非を帳消しにできる万能薬ではないのです。

それに、「先生の責任感」で不合理な事を認めてしまうという事は、大切な教え子のためになるのでしょうか?

今回のような「職責をまっとうしたら罰金」といったことが行われているのは、大切な教え子が出ていく社会です。

いずれにしても、「ある日突然、職責を全うしようとしたら罰金って言われる不条理」がまかり通る社会はおかしいと声を上げることが大切なのではないのでしょうか?

働くことについての他の記事
ルール軽視が生産性の低下をもたらす
逃避としての「頑張り」ではなく、目標を持って「頑張ろう」!
財務・会計
2013年1月27日

売上値引

売上値引_001
売上値引きとは、商品を売り上げた後、何らかの問題があった場合に売上代金を値引く処理処理の事を言います。

例えば、100ケたこ焼きを販売した時、そのうちの5ケはタコが入っていない不良品だったとします。

そして、タコが入っていない不良品をつかまされた消費者は、値引きを要求したとします。この時に、売上代金を値引いたら、その事を売上値引というのです。

この売上値引も、売上割戻と同様に売上高のマイナスとして取り扱います。例えば、100円の売上高があったときに、10円の売上値引を行った場合、売上高は100円-10円=90円となります。

値引きという言葉の通りの処理と言えますね。
  • 良く似た用語
さて、この売上値引とよく似た言葉として、売上割戻や売上割引があります。

このうち、売上割戻は売上値引と本質的には同じで、割引額を売上高のマイナスとしてとらえたものです。(売上値引は売上と同時に代金を差し引く、売上割戻は売り上げた後、事後的に代金を差し引きます。このようにタイミングは違いますが、売上高のマイナスという扱いです。)

しかし、売上割引は、売上代金のマイナスではなく、金利であると認識しているので、売上割引、売上値引とは大きく異なるのです。
財務・会計
2013年1月25日

仕掛品

仕掛品_001
仕掛品とは製造途中にある製品で、更にそのままでは売れないものの事を言います。

例えば、焼きそばパンを作っているパン工場を考えてみます。

このパン工場では、小麦粉をこねる工程、パンを焼く工程、あらかじめ買ってきている焼きそばを挟む工程の3工程があるとします。

この時、小麦粉をこねたものがパンを焼く工程に投入されるまでが仕掛品に当たります。
 
パンを焼く工程と焼きそばを挟む工程の間の在庫も確かに製造途中であるのですが、こちらはそのまま販売することができるため「半製品」となります。
  • 仕掛品を少なくした方がいい理由
世の中ではこの仕掛品は少ない方がいいものとされています。(優れた生産方式であると言われている、トヨタのカンバン方式は仕掛品ゼロを目指すというものです。)

でも、この仕掛品はどれだけ増えても売上原価は増えません。売上原価は収益に対応して計上される費用なので、仕掛品は完成して販売されるまで流動資産として計上され続けるのです。

という事は、「だったら、仕掛品が増えたってかまわないじゃないか?」と考える方もいるかもしれませんね。

しかし、仕掛品が増えるという事は資金が固定されたり(仕掛品を作るためにかかったお金は販売されるまで回収できません)、モノを置く場所を確保する必要がでたり、陳腐化するリスクがあったりと、仕掛品が多すぎるとやはり良い事がないのです。
経済学
2013年1月24日

マネタイゼーション

マネタイゼーション_001
マネタイゼーションとは、中央銀行が通貨を発行することによって政府の資金不足を補う事を言います。

一般的には、何かを現金化するという意味なのですが、むしろ上で挙げたような、「中央銀行、政府、国債の引き受け」といったキーワードと一緒につかわれることが多い言葉です。

では、中央銀行が通貨を発行すると、なぜ政府の資金不足を補うことができるのでしょうか?中央銀行が発行したお金=政府のお金じゃないですよね?(もし中央銀行が発行したお金=政府のお金ならば、財政難なんて言葉はなくなるはずです。)
  • 中央銀行が発行したお金を政府のお金にするカラクリ
これを実現するためには、国債を活用します。

政府は国債を発行することによって、資金を国債の買い手から借りることができます。但し、国債を発行するという事は、借金なので当然利子を支払う必要があります。(どんなに信用があっても、利息を払ってくれない人にはお金を貸さないですよね?)

他方、中央銀行はその気があればいくらでも通貨を発行することができます。

では、中央銀行が無限に発行できる通貨で、国債を買い受けたらどうでしょうか?政府はいくらでもお金を調達できますよね?

「でも、そんなことをしたら中央銀行に沢山の利息を払う必要があるんじゃないの?」と考える方もいるかもしれませんが、それは心配ご無用です。

確かに、政府は国債の利息を中央銀行払う必要があります。しかし、中央銀行の儲けは政府に帰属するので、実質的に無利息で、無限に資金を調達することができます。
  • マネタイゼーションは現代の錬金術になりうるか
「現代の錬金術だ!バンザイ経済学!」と思われた方、ごめんなさい。この方策には重大な副作用があります。

それは、失敗すると極端なインフレを招く危険性があるという事です。歴史的にも、第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレをこのマネタイゼーションが招いたと言われています。

この副作用のため、多くの国では中央銀行が国債を直接引き受けることは禁止されています。(わが国でも、もちろん禁止されています。) 
経済学
2013年1月23日

グリーンジョブ

グリーンジョブ_001
グリーンジョブとは、国際労働機関(ILO)が提唱した考え方で、環境にやさしい分野の仕事の事を言います。従来のブルーカラーやホワイトカラーに対し、グリーンカラージョブとも呼ばれます。

このグリーンジョブをちゃんとした言葉で書くと「環境への影響を持続可能な水準まで低減し、かつ経済的にも成り立つ仕事」と言った風になります。環境面だけでなく、経済面も要件に入るんですね。

これは、どんなに環境によくとも、行政から多額の補助金をもらわなければ成り立たないような仕事では、ずっと続けるのが難しくなるという所から来ているのだと思います。
  • どんな分野があるの?
例えば、環境にやさしいとされる太陽光発電や風力発電、バイオマスエネルギーなどの分野の仕事がグリーンジョブとなります。また、リサイクル関係の仕事もそうですし、自動車産業でも、低燃費の自動車を作ることを追求すればグリーンジョブになります。

いわゆる環境関係の仕事だけでなく、環境保護に寄与すれば該当するというので、かなり広い産業がグリーンジョブとなるイメージです。

という事は、これからの世の中では、仕事の大きな部分がグリーンジョブになるんでしょうね。
財務・会計
2013年1月22日

売上割戻

売上割戻_001
売上割戻とは、ある一定の期間にあらかじめ決められた数量を販売した取引先に対して売上代金を割り引くことを言います。

イメージとしてはあらかじめ決めてある一定の数量を販売したらもらえるリベートといった感じですね。そして、この売上割戻は、報奨金とか奨励金とか呼ばれています。

この売上割戻は、売上割引とは異なり売上高のマイナスとして取り扱います。例えば、100円の売上高があったときに、10円の売上割戻を行った場合、売上高は100円-10円=90円となります。
  • 良く似た用語
さて、この売上割戻と本当によく似た言葉として、売上値引売上割引があります。

このうち、売上値引は売上割戻と本質的には同じで、割引額を売上高のマイナスとしてとらえたものです。(売上値引は売上と同時に代金を差し引く、売上割戻は売り上げた後、事後的に代金を差し引きます。このようにタイミングは違いますが、売上高のマイナスという扱いです。)

しかし、売上割引は、売上代金のマイナスではなく、金利であると認識しているので、売上割引、売上値引とは大きく異なるのです。
財務・会計
2013年1月21日

売上割引

売上割引_001
売上割引とは、売掛金を期日よりも早く支払ってもらった際に、支払ってもらうべき金額を割り引くことを言います。この売上割引は利息扱いです。

さて、さらりと書きましたが、「この売上割引は利息扱いです」という一文にはとても深い意味が込められています。

それは、この取り扱いによって、売上割引は損益計算書上の営業外費用になるという事です。
  • どうして利息なの?
掛売上では通常あまり意識しませんが、売掛金というのは支払いを待っているという事になります。例えば、お菓子100円を翌月末払いの掛けで販売した時は、翌月末までお金の支払いを待っているという事になります。

それでは、支払いを猶予する際に、通常受け取るものはなんでしょうか?100円を1か月間貸した時に受け取るモノと言い換えてもいいです。これは、利息ですよね?

という事は、上の例では100円のうち、いくらかは支払いを待つことによって受け取る利息であると考えることができるのです。
  • 取り扱いは?
それでは、上の例で翌月末ではなく、当月中に売掛金が支払われたとします。この時、「売掛金を早く支払ってくれるなら99円でいい」としたとします。

この1円は別に売上額の割引ではないですよね?売上は当初の100円になりますよね。その為、このような場合の割引は売上割引として金融費用(利息)扱いにしているのです。

関連用語
売上割戻
売上値引 
経済学
2013年1月20日

一物一価の法則

一物一価の法則_001
一物一価の法則とは、自由な市場経済では同じ市場の同じ商品は同じ価格になるという経験則を言います。英語ではlaw of one priceと表記されます。

これは、簡単な例を考えてみると納得できると思います。例えば、同じ市場に二つの雑貨屋さんがあったとします。

片方の雑貨屋さんでは塩を1キロ100円で販売していたとします。ではもう片方の雑貨屋さんは同じ塩を1キロいくらで販売しているでしょうか?(差別化できていない商品の例ですね。参考:コモディティ化

もう片方の雑貨屋さんが塩をちゃんと売ろうと思ったら、少なくとも100円以下で販売しているはずですよね?(ワザワザ120円出して買いますか?)

もちろん片方が抜け駆けをして95円に値下げをするかもしれませんが、そういった場合も、100円のままでは売れませんので、もう片方のお店もいずれは95円で販売するようになります。

しかし、際限なく値下げを行う事はできませんので、最終的には同じ値段に落ち着くはずです。

この、を同じモノならば同じ値段になるという事から、一物一価の法則と言っているのです。
  • 実際に成り立っているか?
さて、この一物一価の法則は実際に成り立っているでしょうか?

現実の世界でこの一物一価の法則を成り立たせる力として、裁定取引があげられます。これは同じモノを片方で100円、もう片方で95円で売っているのならば、95円で買ってきて100円で売れば確実にもうかります。

その様な取引が簡単にできるような市場(金融市場が代表的ですね)ならば価格の差異は自然に解消します。

しかし、完全競争市場というものは現実にはほとんどありません。(大きな会社が価格を支配できたり(プライスメーカー)、買い手と売り手側に情報の非対称性があったりします。)

また、輸送費もこの法則では考慮されていません。例えば、千葉の産地で買って100円の生花を東京で買ったら300円のモノでも、輸送費を考えれば裁定取引を行えない場合もあります。

その為、実際にはこの一物一価の法則はなかなか成り立たないのです。
経営
2013年1月20日

形式知

形式知_001
形式知とは暗黙知に対する言葉で、言葉などで表現して共有できる知識の事を言います。暗黙的な知識ではなく、形式化された(伝えられる形になっている)ちしきというイメージです。

例えば、ものすごく業務の効率が良い社員がいたとします。その人には独自の仕事の進め方があるらしいですがうまくそれを後輩に伝えることができませんでした。

このような状態はいわゆる暗黙知であると言えます。OJTなどを活用して後輩に「見て盗め」的な感じで伝えることはできるでしょうがあまり効率的に伝えることはできません。

これに対して、この業務の効率のいい社員の仕事の進め方をマニュアル化して共有化できるようにした状態を形式知と言います。

マニュアル化してあれば、客観的にその業務を検証することができますし、引継ぎなどもスムーズに行う事ができます。

このように、形式知は言葉などで表現できる知識なので、誰かに伝えることが容易となるのです。
経営
2013年1月19日

暗黙知

暗黙知_001
暗黙知とは、人が持っている知識のうちで、言葉で表すことができない知識の事を言います。

文字通り暗黙の知識です。例えば、ベテランの職人さんの持っている非常に高い技術で言葉では表現できないような「技」が暗黙知のイメージです。

言葉で表現することが難しいので、「技術は見て盗め」と言われていたのですね。
  • 暗黙知の具体例
ではどういった知識が暗黙知なのかを一緒に考えてみたいと思います。

突然ですが、あなたは泳げない人に、泳ぎ方を言葉で説明できますか?これは非常に難しいと思います。

このように言葉では伝えられない(伝えにくい)事を暗黙知というのです。
  • 企業の暗黙知
企業では、仕事の進め方などたくさんのノウハウがあると思います。でもそのノウハウをちゃんと新人さんに伝えているでしょうか?

OJTと言って、「見て覚えてね」みたいな研修を行っていませんか?そうではなく、企業が持っている暗黙のノウハウを、マニュアルなどの形式知に落とし込むことが大切だと言われています。

関連用語
形式知
生産管理
2013年1月18日

手待ち時間

手待ち時間_001
手待ち時間とは、仕事を行う際に、部品がなかったり、適切な指示がなかったりすることによって、発生する待ち時間のことを言います。

例えば、「おまんじゅう」を作っている工場で、何らかの手違いがあって中に入れる餡がなくなってしまったとします。

その場合、中に餡をつめる工程で働いている人はどうなるでしょうか?餡がなければ作業はできませんよね?

また、上長の監督の下でデータの集計を行う仕事を任せられている人がいたとします。そして、この人にはあまり裁量を持っておらず、適切な指示がないと作業が止まるような仕事だったとします。

この場合、この人のデータ集計作業が終わった時に、上長が席を外していたらどうでしょうか?

上長が戻ってくるまで仕事がストップしますよね?

このように何らかの利用によって仕事ができない時間を手待ち時間と言います。

組織論
2013年1月16日

確定給付年金

確定給付年金_001
確定給付年金とは、年金支給額を固定して(確定させて)、そこから保険料を算出するといった仕組みです。給付が確定しているので「確定給付年金」と言います。

この逆に、拠出額が決まっていて、給付額が決まっていない年金制度もあります。こちらは拠出額は確定しているので「確定拠出年金」と言います。

この確定給付年金は、いわゆる普通の年金制度のイメージとなります。通常の年金では、例えば老齢になったら毎月○○万円支払われます。この支払われる金額は、あらかじめ決まっているのですね。
  • 確定給付年金のメリットとデメリット
確定給付年金ならば、個人はもらう額が確定している(給付額は確定している)ので安心できますよね。また、運用は各個人が指図する必要はなくプロが一括して行ってくれます。

このことから確定給付年金ならば個人は特にに資産運用に対する知識を求められない年金制度です。
 
しかし逆に言うと、あらかじめ支給額が確定されているため、インフレなどが発生しても本来的には対応することができません。

また、資産運用に自信があるとしても、自分は運用に関与できないといった事もデメリットです。

それでは、企業側のメリットとデメリットについて見ていきます。

企業の側では、従業員を長期的に雇用するためのインセンティブになりうるというのがメリットです。

しかし、運用が失敗したら穴埋めをする必要があるというリスクや、そもそも年金制度を維持する事に大きなコストがかかるという風にデメリットの方が大きな制度であるという事ができると思います。
組織論
2013年1月15日

確定拠出年金

確定拠出型年金_001
確定拠出年金とは、自分が拠出した金額とその運用損益の合計が給付額になるという年金制度です。確定しているのは拠出額なので「確定拠出年金」と言います。

この逆に、給付額が決まっている年金制度もあります。(現在の年金制度のイメージですね)こちらは給付額の方が確定しているので「確定給付年金」と言います。
  • 確定拠出年金のイメージ
確定拠出年金のイメージとしては、自由に下せない証券会社の口座に毎月お金を払い込み、その運用の結果を老後に受け取るという感じです。また、証券会社の口座なので、どのような運用を行うかは各個人が指図するのです。

気づかれたと思いますが、この制度は、運用成績が良ければ非常に有利ですが、運用成績が悪かったら悲惨なことになってしまいます。

極端なことを言うと、「運用成績が悪くて年金がなくなってしまったって?そんなの自己責任だよ!」といった風に言われてしまうという事です。

では、なぜこのような怖い年金制度があるのでしょうか?それは、個人にも会社にも一定のメリットがあるためです。

個人にとっては、運用成績が良ければ利益は全て自分のものです。また、自分の口座なので、転職しても非常に簡単に持っていけるという利点もあります。

また、企業にとっても、運用に伴うリスクを従業員に肩代わりさせることができ、拠出金を支払った後は年金債務を認識する必要がないといった利点があります。

もっとも、このような年金制度を用いる場合、企業は個人に対してしっかりとした投資教育を行う必要があるとされています。

その様な教育を怠って「じゃあ明日から勝手に運用してね」という風にしてはいけないという事ですね。

このまんがでは、先生たちが「確定拠出年金」を運用するための教育訓練を受けています。最終コマでは先生が一攫千金を狙っているようですが、企業は運用成績に対しては責任を負わないため、一攫千金を狙うならばそのリスクについてもしっかりと考える必要がありますね。
生産管理
2013年1月14日

FA(ファクトリーオートメーション)

FA_001
FAとは(ファクトリーオートメーション)といい、工場内を自動化するという事です。英語ではfactory automationと表記します。

文字通りファクトリー(工場)をオートメーション(自動化)するというイメージです。
 
このように、自動で工場が生産活動を行ってくれたらとても良いですよね?原材料を投入して稼働させたら製品が出てくるような工場があったら生産活動も捗りそうです。そして、そういった夢を実現させたのがこのFAです。

もちろん、ベルトコンベアや旋盤がただ単においてあるだけで、工場が勝手に動くわけではありません。そのため、数値制御(NC)ができる工作機械などを用いて実現します。

数値制御と言っていますので勘のいい人は気が付いたかもしれませんが、このFAはコンピュータ技術と切っても離せない関係があります。というか、「FAとは、コンピュータ技術を用いて工場を自動化する事」と言われる事もあります。

さて、「こんなに素晴らしい技術ならすべての工場をFA化して、人間は遊んで暮らせばいいじゃないか?」と考える人もいると思います。(いなくても、いるとして話を進めます。)

でも、工場を自動化させるためには、一旦数値制御の情報をセットする必要があります。また、そういった自動制御ができるような機械を導入すると減価償却費が多く発生するようになります。(単純に機械が高価であると考えてもOKです。)

そのため、手作業で行った方が効率的という作業も多く存在しているのです。そう簡単に人類が遊んで暮らせる未来は来ないということですね。
マーケティング
2013年1月12日

ノーブランド

ノーブランド_001
ノーブランドとは、ブランド名を敢えて付けずに販売する製品やサービスの事を言います。ジェネリックブランドと呼ばれることもあります。

このノーブランドは、ブランド名がないため広告を行う事もなく、包装も必要最小限で販売することができます。その結果、販売価格を抑えることができ、また粗利益も大きくすることができるとされています。

こういった面から、上手く販売することができれば、お店にとっても消費者にとっても良い商品であると言えますね。
 
さて、ノーブランドという言葉はあまりなじみがないと思いますが、みなさんがよく行くスーパーにも、置いてある場合があります。例えば、塩や砂糖のような一般的な商品で、特に商標がついていないような商品がこれにあたります。

このような商品は、究極のところ、どこのメーカーの商品であっても甘くする・しょっぱくするという機能には差異があまりない商品であるという事ができます。(コモディティ化している商品と言えますね。)

「塩」であればどこのメーカのモノでも良いと考える層にとっては、別にどこかの著名メーカーのブランドを付けなくとも販売することができます。その場合、無駄な包装や広告を省き、その分低コストで提供するという選択肢もあり得るのです。

また、最近では家電などでも、本来の機能に絞り込んだ商品に、特にブランド名を付けずに販売するといった事が行われています。

例えば、ノーブランドの加湿器といった製品が考えられます。このような製品は空気を加湿するという、加湿器にとって本質的な機能のみを搭載し、その分低コストで商品を提供するという事を行っているのです。

関連用語
プライベートブランド
ナショナルブランド
マーケティング
2013年1月11日

人的販売

人的販売_001
人的販売とは、企業の担当者が顧客に対して直接販売活動を行う事を言います。文字通り、人が売るというイメージですね。

顧客に対して販売活動を行う場合にはこの人的販売のほかにも色々な方法があります。

例えば、広告を用いて顧客に訴求する方法やパブリシティを活用する方法があります。このような方法は、顧客の需要を喚起し、顧客から小売業卸売業に取り扱ってもらうように働きかけてもらう方法です。(プル戦略

これに対し、人的販売は自社の担当者が直接に売り込みに行くわけですから、顧客に売ってくるというイメージになります。(プッシュ戦略

このような戦略を採った場合、企業は顧客の生の声を入手することができ、その声を製品開発に利用するなどの利点があります。 
マーケティング
2013年1月10日

ナショナルブランド

ナショナルブランド_001
ナショナルブランドとは、大手製造業者が独自に企画・製造して販売する商品のことを言います。これは、一般的に全国的に商品を販売していくことからナショナルブランドと呼ばれているのです。英語ではNational Brand:NBと表記されます。

このナショナルブランドは、いわゆる大手製造業が全国的に商品を販売している商品であるため、消費者にとっては安心感がありますし、何よりも様々なプロモーション戦略を駆使して消費者に対して訴求しているため、高い知名度を誇っています。(参照:プル戦略

そのため、小売業者にとっても、自社で独自に宣伝しなくとも商品自体の魅力で売れていくといった利点があります。

しかし、消費者にとっては、この広告宣伝費や卸売業者を通じて販売しているといった分だけ、小売業者が独自に企画・製造しているプライベートブランドと比較すると割高になっています。

また、小売業者にとっても、ナショナルブランドでは、あまり大きな利幅を取る事は難しかったり、お店の独自色を打ち出しにくかったりします。

関連用語
ノーブランド 
マーケティング
2013年1月9日

プライベートブランド

プライベートブランド_001
プライベートブランドとは、小売業者などが独自に企画し生産する商品の事を言います。英語ではprivate brand:PBと表記されます。

大きな規模の小売店に行くと、その小売店独自のブランドのついている商品があると思います。その商品をプライベートブランドというのです。

このプライベートブランドは、一般的に大手製造業が作ったナショナルブランドの商品より安価であるため、消費者は安く商品を手に入れることができます。

また、小売店側は広告宣伝費をかける必要がないので(ナショナルブランドは多くの小売店で取り扱ってもらうために多くの努力を払っています。(参照:プル戦略))安く販売しても大きな粗利益を得ることができるのです。

それでは製造業者はどうでしょうか?こういったメリットは消費者や小売業者にとってのモノで、作っている側の製造業は自社のナショナルブランドが売れなくなるので損してしまうと考えられますか?

でも、しっかり製造業者にとってもメリットはあります。一般的にプライベートブランドの場合、小売業者は製造した分を全て買い取ります。そのため、工場の稼働率が向上して全体のコストを下げることが可能となります。(参照:規模の経済

また、小売業と協力して商品を作り上げるため、より消費者に近い立場の情報を仕入れることができるといったメリットもあるのです。

関連用語
ノーブランド 
経営
2013年1月8日

水平的競争

水平的競争_001
水平的競争とは、流通の段階の同じ事業者間で生じる競争を言います。(流通は川に例えられることが多く、消費者に近い方を川下、商品を製造している側を川上と表現することがあります。これから、川上どうしが直接競争する、川下どうしが直接競争する→同じ段階での競争のイメージ→水平的競争という風にイメージしていただければと思います。)

この水平的競争とは垂直的競争に対する言葉で、いわゆる通常の競争のイメージになります。

例えば、製造業者同士が製品のシェア争いをする競争や小売業者同士が同じ商圏内で競争するといったイメージですね。
経営
2013年1月7日

垂直的競争

垂直的競争_001
垂直的競争とは、流通の段階の異なる事業者間で生じる競争を言います。(流通は川に例えられることが多く、消費者に近い方を川下、商品を製造している側を川上と表現することがあります。これから、川上と川下が直接競争する→上下の競争のイメージ→垂直的競争という風にイメージしていただければと思います。)

例えば、製造業と小売業は流通の段階が異なります。そのため、なかなか競争関係になりくいと言えます。(お菓子メーカが作った製品を小売業者が消費者に販売するという事になるので、通常はむしろ協力関係になると考えられますね。)

しかし、小売業者が自らお菓子を企画して製造に乗り出したらどうでしょうか?(プライベートブランド(PB)というやつですね。)この場合、製造業者と小売業者は競合関係になります。

小売業が作ったプライベートブランドのお菓子が沢山売れれば、製造業が作ったお菓子(ナショナルブランドと言います)の売れゆきは悪くなると考えられます。 

このように、流通の段階が異なる事業者間で生じる競争を垂直的競争と言います。

このまんがでは、垂直的競争という言葉を聞いて、学年間の競争を思いついたみたいですね。また、2コマ目では「稟議書を作成する」と言っています。この稟議書を用いる事によって、自身の権限を越える事柄を提案する制度を稟議制度と言います。

関連用語
垂直統合
水平統合
水平的競争
法務・支援施策
2013年1月6日

取締役会

取締役会_001
取締役会とは、取締役が合議して(みんなで話し合って)会社の意思決定を行う機関です。いわゆる役員会ですね。

株式会社の意思決定は必ず取締役会にて行われるというイメージがあるかもしれません。しかし、現在では取締役会を設置しない機関設計を行う事もできます。(かつて、株式会社はこの取締役会を必ず設置しなければならなかったのですが、現在は設置するかどうかを任意で決めることができるようになっています。)

但し、公開会社(注)、監査役会設置会社、委員会設置会社、大会社は取締役会を必ず設置する必要があります。

(注)公開会社とは株式全部が譲渡制限株式でない会社の事を言います。別に上場企業のみをさしているわけではありません。

また、取締役会を設置した場合、必ず監査役を置かなければならないといった条件があります。

このように、株式会社の機関設計はある程度自由にできるのですが実質的にはいくつかのパターンから任意で選択するようになっています。

関連用語
執行役
執行役員
法務・支援施策
2013年1月5日

取締役

取締役_001
取締役とは、株式会社を経営するために株主総会で選任された人の事を言います。いわゆる役員さんのイメージですね。そして、この「取締役」はどのような株式会社であっても必ず設置しなければならない機関となります。(取締役会は設置しなくても良い。)

ここで、株主総会で選任と言っているように、取締役は株主総会で選ばれる人なのです。どちらかというと従業員が偉くなって昇進の結果として取締役(役員さん)になるといったイメージがあるかもしれませんが、取締役はあくまで株主に選ばれる人なのです。

このことから、取締役は株主から委任されて会社の経営に取り組む人であるという事ができます。

それでは、取締役はどのような権限を持つのでしょうか?答えは、会社の業務を執行する権限と会社を代表する権限です。

そして、原則としてこの取締役は、何人いたとしても業務執行権と代表権を持ちます。ただ、A社は山田さんと佐藤さん、佐々木さんがそれぞれ代表しているなんて言われても困ってしまいますよね?そのため、誰かを代表取締役に選ぶという事もできるのです。

今回のまんがでは、夢オチという事で残念でしたが、株主が選任するという事から本来の意味からすると、年功序列ではなく若い人にもチャンスはあるのです。 (もっとも難しいとは思いますが…)

関連用語
執行役
執行役員
社外取締役
法務・支援施策
2013年1月5日

累進課税

累進課税_001
累進課税とは、所得の金額が大きくなるほど税率が大きくなるという課税方式の事を言います。英語で表記するとgraduated taxとなります。

この累進課税とは「多く稼いでいる人はより多くの税金を負担できるでしょう?」という発想から来ている考え方です。

この累進課税をとても単純に表すと、一年間に100万円稼いでいる人は5%の税率で税を負担してもらい、一年間に1,000万円稼いでいる人は50%の税率で税を負担してもらうという形になります。(実際には○万円を超えた部分は税率○%という形になります。これを超過累進課税方式と言います。)

この場合、100万円稼いだ人は、5万円の税負担で、1,000万円稼いだ人は500万円の税負担となります。1,000万円稼いでいる人は500万円も税金を取られていますが、それでもまだ500万円残るため、負担する事ができると考えられているのです。

さて、このような税金が課される場合どのようなことが起こるでしょうか?

まず、メリットとしては富が再配分されるという効果があります。

これは上の例で1,000万円稼いでいた人から500万円が税金として取られ、それが公共サービスの原資になれば、100万円しか稼げていない人にも行政機関などを通じて富が再配分されます。

そして、富が再配分される事により、社会不安の増大を抑えることができるといった効果もあります。

しかし、1,000万円稼いでる方からすると「どうせ沢山稼いでも税金で持ってかれるし…稼いでも仕方ない」といった労働意欲を減退させる作用があるかもしれません。

また、他国と比較して、あまりに累進税率が高すぎると「税率が高い国で稼ぐよりも税率が低い海外で稼いだ方が…」といった風に考える人達も出てきます。

富の再配分を重視するか?公平な税制とはどういった事なのか?いずれにしても、このまんがで言っているようにバランス感覚が大切なわけですね。
経済学
2013年1月3日

留保価格

留保価格_001
留保価格とは購入して良いと考える価格の上限であり、売却して良いと考える価格の下限でもあります。

なんだかよく分からない感じですよね?「あれ、上限に下限?どういう事?」と思われる方もいるかと思います。

例えば、あなたがパンを買いに行ったとします。その場合、200円までは出せるという上限はあると思いますが、下限はないですよね?(1円のパンはなんとなく嫌かもしれませんがこの話では無視します。こういった面でマーケティング価格閾値とは違う考え方です)

逆にあなたがパン屋さんを営んでいたとします。その場合、パンを100円までなら安くしても良いという価格の下限を考えたとします。この場合は上限はないですよね?(500円で買ってくれるなら歓迎しますよね?)

このことから留保価格を無理やり別の言葉に置き換えると、『譲れない線』という感じになります。

上の例では買い手側は200円は譲れない線(200円より沢山は出せない)という事ですし、売り手側は100円が譲れない線(100円より安くは売れない)というイメージです。
留保価格
そして、この条件では、上の図のように100円以上200円以下の範囲で価格が決まります。

このまんがでは、売り手の200円、買い手の500円が留保価格になっています。
財務・会計
2013年1月2日

デット・ファイナンス

デットファイナンス_001
デット・ファイナンスとは、いわゆる普通の借り入れのイメージです。英語表記ではDebt Financeとなります。

デット(Debt)とは負債の事ですので、負債で資金調達する→借金のイメージで捉えていただければと思います。

このデット・ファイナンスの具体例は、社債の発行や銀行からの借り入れなどになります。そして、このような資金調達の方法を行うと、下の図のように貸借対照表上の負債の部が増えるのです。 
デットファイナンス
この、負債を利用した資金調達は一般的な方法です。しかし、負債に頼りすぎると企業の安全性が脅かされる場合があります。(参照:安全性分析

但し、上手く負債を利用すれば、資本コスト(株主資本コスト)よりも安いコストで資金を調達できますし、レバレッジ効果も期待できるといった風にメリットも大きいのです。

まあ、何事もバランスが肝心というわけですね。
財務・会計
2013年1月1日

エクイティ・ファイナンス

エクイティファイナンス_001
エクイティ・ファイナンスとは、株主資本(自己資本ですね)が増えるような形式の資金調達の事を言います。ここでいうエクイティとは株式といった意味で、株式を使って資金調達を行う→株主資本(誰かに返さなくても良いお金)を獲得するといったイメージです。

この返さなくても良いお金を調達すると言われたらどうでしょうか?「そんなに虫のいい話があるの?」と思われる方もいらっしゃると思います。

でも、実際に返さなくても良い形の資金調達は可能です。例えば、増資(新しい株式を発行して資金調達すること)といった方法があります。また、このほかにも、新株引受権付社債の発行やCBの起債といった方法もあります。

このような方式で資金調達を行う場合、企業の財務基盤が強固になるといったメリットがあります。

但しすべてのステークホルダーにとって歓迎される方法であるとは限りません。

例えば、このエクイティ・ファイナンスで調達した資金が、現在の全体の利益率水準以上で投資することができない場合、一株当たりの利益水準は下がってしまいます。その結果、既存の株主にとっては、自分の持っている株式の価値が下がってしまいます。
 
このまんがでは、株式を新たに発行することにより、利益が薄まってしまい、既存株主から怒られると言っています。

関連用語
デット・ファイナンス
人気記事ランキング
2013年1月1日

2012年12月人気記事ランキング

【第5位】
ワンイヤールール_001
ワンイヤー・ルールについて書いた記事です。ワンイヤールールとは、一年基準とも呼ばれ、資産や負債が貸借対照表上の流動○○に分類されるか否かを判定するための基準の一つを指します。

この基準は、正常営業循環基準を適用したうえで、それで流動○○と判断できなかったものに対して用います。

このワンイヤールールや正常営業循環基準を用いて流動○○と固定○○に分けるというのが貸借対照表を作る際に大切なルールです。

【第4位】 
見える化_001
見える化について書いています。見える化とは、情報などを共有して問題点をみんなが見えるようにする事をいいます。見えている問題点ならば解決されやすいだろうという発想ですね。

常に問題点を見せつけられているならばいやでも解決したくなる、逆に、見えない問題点は解決のしようがない(そもそも解決に向けて動くこともない)といった感じです。

【第3位】 
定期昇給_001
定期昇給について書いています。定期昇給とは、年齢や勤続年数が増えるにしたがって、賃金が増えていく制度のことを言います。簡単に言うと、一年たてば、一年先輩と同じ賃金が支払われる制度といったイメージですね。

この定期昇給について「凍結を…」といった議論がたまになされます。それは賃金が上がらないだけというイメージが強いと思いますが、実質的な賃下げとなります。

生涯でもらえる賃金は、山形の面積となりますが、定期昇給が停止された場合、下の図の赤で示した賃金カーブとなります。その場合、山形の面積は小さくなりますよね?
teisyou
このように、長いスパンで考えたときには働く人にとっては大きな損失になります。

【第2位】
プッシュ戦略_001
プッシュ戦略について書いています。プッシュ戦略とは、製造業者側が自社の製品やサービスを取り扱ってくれている卸売業者や小売業者に対して様々な支援を行う、もしくは消費者に直接的に働きかける事によって販売促進を図る戦略です。

製品やサービスを流通の下流に対して押し込むといったイメージですね。

【第1位】
不当廉売_001
優越的地位の濫用について書いています。優越的地位の濫用とは、取引を行う上で力関係が強い方が弱い方に対して不利益を与える事を言います。文字通り、優越的地位(力が強い事)を濫用するといったイメージです。

この記事は昨年の9月に書いた記事ですが、ヤフーニュースで経済ニュースが取り上げられた時に、記事内の用語解説として本記事にリンクを張られていたようです。

その結果、当月の一位の記事となりました。

【感想】 
今月はバランスよく各分野の用語がランクインしてきました。そのうえ以前書いた記事がランクインしてくるといった事から記事の蓄積が効いてきたのかなと感じています。

今月の検索エンジン経由アクセスは、QCD最終仕入原価法PI値、が今月のトップ3でした。毎月、異なる用語がトップ3に入ってくるという事から、ある程度季節的な要因が働いてきたのかもしれません。

さて、今回は12月の振り返りというだけでなく、2012年、一年間についても振り返ってみたいと思います。

一年間かけて「まんがで気軽に経営用語」は400記事ほど追加で記事を書くことができました。さらにありがたいことに平均的なアクセス数も3倍近くに向上しています。

これも読者の皆様のおかげだと思っています。

また、電子書籍を作ってみたり、経営マンガの記事を動画に仕立ててみたり、ポッドキャストで配信を行ってみたりと色々試みてみました。こちらも、皆様のお役にたてるよな形を考えていきたいと考えております。

今年もよろしくお願いいたします。 
スポンサードリンク
サイト紹介
まんがで気軽に経営用語を学んじゃおう。難しい・なじみのない経営用語でも、まんがなら簡単に親しめます。
まんがで気軽に経営用語について
協力者募集について
弊サイトキャラクターおよびイラスト募集について
TOP絵一覧
索引
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
英字 A B C D E
F G H I J
K L M N O
P Q R S T
U V W X Y
Z
数字 1 2 3 4 5
6 7 8 9 0
おススメのサイト
ランキング参加中です
人気ブログランキングへブログランキング・にほんブログ村へWCRランキングへ
badge
リンクについて
本サイトはリンクフリーです。リンクいただきましても特にご連絡は不要です。
もしバナーが必要でしたらこちらをご利用いただければ幸いでございます。

header
電子書籍を出してみました
  • ライブドアブログ
project
スマートフォンから経営まんがに
アクセスできます。

◆アンドロイド
マンガで納得 経営知識

◆iPhone
マンガで納得 経営学
マンガで学ぶMBA用語

マルチメディア
◆経営マンガの動画
youtube
ニコニコ動画

◆経営マンガのポッドキャスト
ポッドキャストで気軽に経営用語 ◆経営マンガのツイッター小説
経営マンガのツイッター小説