まんがで気軽に経済用語

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2012年10月

法務・支援施策
2012年10月31日

限定承認

限定承認_001
限定承認とは、民法によって定められている相続の方法の一つで、良い財産(プラスの財産)範囲内で悪い財産(マイナスの財産)を引き継ぐというものです。

良い財産の範囲内だけで、悪い財産を引き継ぐわけですから、良い財産の方が多ければ、単純承認と同じような利益を受けることができますし、悪い財産の方が多くても、相続放棄のように最悪ゼロになるだけです。

言い換えれば、マイナスにはならない(必ずゼロ以上になる)相続の方法という事ができます。この相続方法を選択しておけば、あとから莫大な借金が発覚しても一安心ですね。
 
非常に有利なこの制度ですが、この制度を用いて相続するためにはそれなりのハードルがあります。

それは、相続する人全員が「限定承認」しないとならないという事です。一人でも、「自分は単純承認で良いという人」がいたら、限定承認にはなりません。

また、財産目録を作成する必要があったりと、他にも色々コストがかかります。しかし、メリットのある方法なので、選択肢として持っておく事は有効であると考えられます。

このまんがでは、上級生と下級生が野球で勝負をしたようです。

勝負は、上級生側は、負けても特に罰を受けないけれども、勝ったら下級生に早朝体力トレーニングを課すといった条件の上で行われたようです。

この、上級生側の立場が限定承認を行った相続人の立場のイメージです。すなわち負けても(マイナスの財産の方が多くても)ダメージを受けないけれども、勝った場合(プラスの財産が多かった場合)得をするといった感じです。
法務・支援施策
2012年10月30日

相続放棄

相続放棄_001
相続放棄とは、民法によって定められている相続の方法の一つで、相続人が相続の効果を全面的に拒否することを言います。文字通り、相続を放棄するという方法です。

この相続放棄は良い財産も悪い財産も含め、相続自体を放棄するという考え方です。そして、相続放棄をした人は、相続にあたり、最初から存在しなかったものとみなされます。

えっ、相続しないなんて損じゃないの?と考える方もいらっしゃると思いますが、そう考える方はきっと良い財産(土地や建物、お金など)を引き継ぐことができる方なのかなと思います。

もちろん、こういった良い財産を引き継がないと損であると考えられます。しかし、相続をする場合、悪い財産(いわゆる借金)があっても、同時に引き継ぐ必要があるのです。
 
例えば、親が莫大な借金だけを残して亡くなったとします。その場合、相続をするとマイナスですが、相続しなければゼロです。つまり、どうせマイナスならば引き継がない方が良いという考え方です。

また、事業を引き継ぐにあたって、相続した経営者以外は相続を放棄するといった事も行われます。

これは、複数の相続人がそれぞれ営んでいる事業の株式を相続した場合、経営の安定が損なわれることを防ぐためです。

いずれにしても、相続しないという選択肢がこの相続放棄です。

関連用語
単純承認
限定承認
法務・支援施策
2012年10月29日

単純承認

単純承認_001
単純承認とは、民法によって定められている相続の方法の一つで、被相続人の権利義務を無限に承継することを言います(民法920条)。

この単純承認を簡単に言うと、良い財産も、悪い財産も全て引き継ぐという事です。いわゆる普通の相続といったイメージですね。

単純承認を行って、良い財産を引き継ぐ分には問題ありませんが(土地や建物、お金を引き継ぐことに特に問題はないですよね?)、悪い財産(いわゆる借金ですね)も一緒に引き継ぐ必要があることに注意が必要です。

例えば、悪い財産(借金)の方が多いと、親の残した借金を引き継いで苦労するというケースが発生してしまいます。

そのため、法律上は相続放棄(相続を一切しない)や、限定承認(相続財産の範囲で債務を弁済する)といった制度が用意されています。

この単純承認は、特別な意思表示をせずに、3か月を過ぎた場合に選択したとみなされます。IT用語風に言うと、相続にあたっては、単純承認がデフォルト(初期値)なんですね。

また、単純承認するという意思表示をしたり、相続した財産を処分した時にも単純承認したこととなります。
組織論
2012年10月28日

早期退職優遇制度

早期退職優遇制度_001
早期退職優遇制度とは、定年退職を待たずして退職する社員のために、退職金などを優遇する制度のことを言います。

この早期退職優遇制度に応募した従業員に対して、退職金の優遇やアウトプレースメントサービスを付ける等の優遇措置を取ります。

類似の制度である、希望退職制度と比較すると、希望退職制度は人員削減の色合いが強いのですが、こちらの早期退職優遇制度は人事制度の一つとして導入されるケースが多いです。

また、時間軸で考えてみると、、希望退職制度は臨時的な制度で、早期退職優遇制度は恒常的な制度であるという事ができると思います。

この早期退職優遇制度は会社側としては、企業内の人員の年齢構成を調整する事や、従業員を少なくして人件費の削減を図る事があげられます。

これに対して、従業員側のメリットとしては、退職金の割り増しを得られたり、転職支援や独立の支援を受けられたりすることです。

このまんがでは、どうやら早期退職優遇制度を利用して、ラーメン屋さんを開店した人が多いようで、新しいラーメン屋さんが街に増えたと言っています。

このように、早期退職優遇制度はでは、独立支援を行う場合もあるのです。 
組織論
2012年10月27日

アウトプレースメント

アウトプレースメント_001
アウトプレースメントとは、再就職を支援する事業のことを言います。とくに、希望退職制度などで人員削減を行うような企業から依頼を受けて、人員削減の対象となった社員の支援を行います。

この支援の方法としては、人員削減対象社員のキャリアの棚卸や面接の受け方の支援、就職先のあっせんなどを行います。そして、このような支援を行う事によって、人員削減、対象社員の円満な退職を支援していくのです。

アウトプレースメントサービスは、再就職の支援のために、いろいろなアドバイスをして再就職先を世話してくれるようなイメージとなります。新しい仕事を得るために色々支援してくれる人がそばにいるという状況ですね。

そして、アウトプレースメントサービスの費用は、退職する社員や、退職する社員が再就職する会社ではなく、人員削減を行う会社が負担します。

このようなサービスが効果的に行われれば、従業員の側からは、希望退職などに応じやすくなると考えられます。(再就職支援が強力に機能していれば、退職金などの条件が有利だったら辞めてもいいと考える人も出てくると思います。)

希望退職を募った企業の側も、人員削減がスムーズに進むといったメリットがあります。また、今まで貢献してくれていた従業員に最後に報いることができるというのも見逃せない効果です。

このように、アウトプレースメントが有効に機能すれば会社も従業員も幸せになれるサービスであるという事ができると思います。

関連用語
早期退職優遇制度
組織論
2012年10月27日

希望退職制度

希望退職制度_001
希望退職制度とは、定年前の従業員に対して退職金の優遇を行ったうえで、募集期間や、人数、対象者などの条件を示し退職を希望する人を募る制度の事です。また、しばしばアウトプレースメントといった再就職支援制度を同時に行われます。

この希望退職制度は、人件費を削減するための方策として用いられ、業績が悪化した場合や、企業の合併などで余剰人員が生じたときに、期間を決めて時限的に行われます。

会社が「退職金の上積みや、再就職支援を行うので、希望する人は、この機会に退職してください。」と言うようなイメージですね。

但し、会社にとっては「希望する方は」というイメージなので、いわゆる優秀な人材や幹部候補が希望して辞めてしまうというリスクがあります。

これは、優秀な人材や幹部候補は他社でも通用する能力やスキルを持っているケースが多いため、退職する方が有利なのであれば未練をあまり感じずに辞めてしまうという事がいえるためです。

このようなことを防ぐために、希望退職制度の対象者には一定の条件を課すといった事も行われます。

従業員の側では、転職や起業を考えていて退職のタイミングをうかがっているような場合は、この希望退職制度はまさに渡りに船ですが、そうでない場合は慎重に判断する必要があります。

目先の好条件につられずに、しっかりと自身のキャリアについて考えることが必要なのですね。

関連用語
早期退職優遇制度
経営
2012年10月25日

オープン戦略

オープン戦略_001
オープン戦略とは、他社に自社技術を公開し、他社と協力しながら自社製品や互換性のある他社製品を事実上の標準(デファクトスタンダード)とすることを狙う戦略の事を言います。

このオープン戦略の特徴としては、自社内の経営資源だけではなく、外部の経営資源を有効に利用しつつ、製品の開発を行っていく点です。

このような事から、基本的に企業内部の資源を用いるクローズド戦略と比較して迅速に開発を行う事ができますし、開発した製品の普及も進むことが考えられます。

このまんがでは、新しいお弁当の容器を関係する業者が集まって作り上げようとしています。このように、外部の経営資源も利用して製品開発を行うようなアプローチをオープン戦略と言います。 
マーケティング
2012年10月24日

プレスリリース

プレスリリース_001
プレスリリースとは、新製品やサービスの情報を報道機関に対して発表する事を言います。英語ではpress releaseと表記されます。

プレスリリースの発信元である、企業や行政機関は報道機関にニュースとして取りあげててもらう事を期待してプレスリリースを発表するのです。

この、プレスリリースを元に、報道機関がパブリシティを行ってくれれば、きわめて高い宣伝効果を得ることができます。

それは、報道機関の報道は第三者が行うものであるため、情報の受け手にとっては広告よりも信頼できるとみなされており、さらに、広告のような多額の費用をかける必要がないという為です。(参照:パブリシティ

この安くて、効果抜群のパブリシティを行ってもらう為、自社の新製品やサービスの情報をプレスリリースとして報道機関に流すのです。

この手法では、広告のように、取り上げられ方や宣伝を行うタイミングなどをコントロールする事は原則としてできません。(記事にするかどうか、いつ発表するかは報道機関の裁量にかかっています。)

しかし、プレスリリースを行う事によってパブリシティを行ってもらえる可能性が増えるのであれば実施する価値はあると考えられるのです。
経営
2012年10月23日

クローズド戦略

クローズド戦略_001
クローズド戦略とは、競合他社からの追随を防ぎつつ、自社製品を事実上の標準(デファクトスタンダード)とすることを狙う戦略のことを言います。

特徴としては、基本的に自社内の経営資源を使って、製品の開発を行っていく点です。そのため、企業外部の資源を利用できるオープン戦略と比較して、開発の速度が遅くなったり、普及が限定的になる傾向があります。

しかし、この、クローズド戦略が成功すれば、非常に大きな利益を得ることができます。一人勝ちに近い状態をもたらすことができると言われています。

例えば、マイクロソフト社のwindowsを考えてみれば、成功したクローズド戦略が非常に大きな効果をもたらす事が実感できると思います。

このまんがでは、クローズド戦略を用いて新しい傘を開発しています。基本的にこの戦略を用いる場合には、自社の経営資源しか利用することができないため、非常に多くの経営資源をつぎ込んだようです。

研究開発の努力の甲斐があり、この傘は標準規格となったようです。(デファクトスタンダードかデジュールスタンダードかは書いていませんが、ともかく標準規格になったとのことです。)

そして、標準規格となった傘を作った会社ですから、研究開発の努力は報われる(利益をもたらす)可能性が高いと考えられます。
店舗管理
2012年10月22日

有効在庫

有効在庫_001
有効在庫とは、自由に利用できる在庫のことを言います。自由に利用できるから有効な在庫と名前が付けられています。言われてみれば単純な定義ですね。

でも、倉庫にあっても有効ではない在庫、自由に利用できない在庫ってどのようなモノでしょう?

「倉庫に存在する在庫なんだから全て自由にしてしまっても問題ないのでは?」と考える方もいらっしゃると思います。しかし、倉庫にあっても自由に使う事ができない在庫も考えることができます。

一例として、予約済みの在庫や、既に売却済みの商品などがあげられると思います。また、不良品は言うまでもないですね。 

それでは、具体例で考えてみたいと思います。まず、倉庫に100冊の本があるとします。そのうち、50冊は予約済みで、誰に売るか決まっています。(これを引き当て済み在庫と言います。)

さらに、10冊は落丁が見つかっています。(いわゆる不良品ですね。)また、既に売れているけど、まだ発送を行っていない30冊の在庫があります。(受注残と言います。)

この条件の下、お客さんに売っていい在庫は何冊でしょうか?

これは、次の計算式で求められますね。

100冊-50冊(引き当て済み数量)-30冊(受注残数量)-10冊(不良品)=10冊

この計算の結果、10冊だけがお客さんに売っていい数量ですね。

このように、倉庫に存在していたとしても、すべての在庫が有効在庫であるとは限らないことに注意が必要です。 
経営
2012年10月22日

終身雇用

終身雇用_001
終身雇用とは、新卒採用で入社した人が、定年になるまでずっと雇用され続けるような慣行の事を言います。かつて、日本式経営の三種の神器の一つとして数えられていた考え方です。

この終身雇用は、ジェイムズ・アベグレンの著書「The Japanese Factory」で年功賃金と一生涯雇用されるという雇用慣行を日本的経営の特徴として取り上げたことから、終身雇用制度と呼ばれるようになりました。

但し、あなたを一生涯雇いますという契約が交わされていたわけではなく、単に慣行として行われていたものです。

ところで、企業は基本的には利益を上げるために事業活動を行っています。そのため、終身雇用を行う企業が多いという事は、終身雇用には一定のメリットがあるという事です。
それは、
 
1.従業員の帰属意識が高まり、士気が向上する。
雇用が安定するので、長期的な目標に沿って行動をすることができます。

2.企業内での必要な能力を身に着けやすくなる。
長期雇用が前提なので、コストをかけてOJTOff-jtを行う事が可能となります。

3.技術やノウハウが企業内に蓄積され、外部に流出しにくくなる。

といったメリットです。

その反面、
1.従業員を解雇しにくくなるため、企業内で努力しない人材が生まれる。
無気力な人材が多くなると組織の活力が弱くなる可能性が高くなります。

2.雇用の調整が困難で、人件費が固定費化してしまう。
不況になっても、従業員を解雇することが難しいため、大きな赤字を生じたり、業績が悪いからと若年層の採用を見合わせて組織内の年齢のバランスが崩れたりします。

このまんがでは、先生の勤めている学校は終身雇用が前提になっているようです。そのため、短期的な利益を度外視してでも、長期的に組織のためになるような行動をとっています。
情報
2012年10月21日

ウイッシュリスト

ウイッシュリスト_001
ウイッシュリストとは、ECサイトなどでユーザが自ら欲しいものをリストにしたものの事を言います。いわゆる欲しいものリストですね。

自らの欲しいものをリスト化しておけば、「あの欲しかった商品が見つからない…」といった事が起こらなくなり、購入する機会がある時にしっかりと購入することができます。
 
お店の側からすれば、ウイッシュリストをこのように使ってもらえれば、機会ロスが減りますので非常に有用な機能であるという事ができます。このような使い方はなんとなく想像できる範囲だと思います。

さらに、海外ではこのウイッシュリストを知人に公開しておくことによりプレゼントの交換でお互いにガッカリしないようにするという事も行われています。

自分がプレゼントを贈る時には非常にありがたい機能ですが、自分の欲しいものを登録しておくのは、おねだりをするようで、少し気が引けるかもしれません。非常に合理的な考え方ですが、少しびっくりするかんじですね。
経営
2012年10月20日

模倣戦略

模倣戦略_001
模倣戦略とは、他社が先行して販売している製品やサービスと同じようなモノを後発で販売していく戦略です。言いかえると、マネする戦略という事ができます。

もちろん、全く同じようなものを同じような価格で販売していたのでは、先行した企業に勝つことは難しくなります。

そのため、先行して販売されている製品やサービスを改良して販売する、先行して販売されている製品やサービスを単純化して価格を引き下げたものを販売するといった事を行います。

このような戦略は競争地位としてはフォロワー(参考:競争地位の4類型)に位置付けられるような企業が意図的に採る戦略です。

実際に売れている製品やサービスという事は、需要があるという事が実証されているため、開発リスクを負わずに販売していくことが可能となります。

また、このような模倣を競争地位がリーダーに位置付けられるような企業が行う場合、同質化戦略と言われます。(リーダーの戦略定石

この場合は、同じ土俵で戦えば規模の大きな企業の方が有利であるという非常に単純な理屈を利用した戦略です。

いずれにしても、他社を上手に真似するという戦略は有効なのですね。
マーケティング
2012年10月18日

ステルスマーケティング

ステルスマーケティング_001
ステルスマーケティングとは、第三者を装った者が、消費者に気づかれないように宣伝を行う事を言います。気づかれないように行動する「ステルス」と宣伝行為である「マーケティング」を組み合わせた言葉です。(マーケティングという言葉は宣伝だけを意味するわけではないのですが、言葉として通りが良いのでこのような用語になったのだと思います。)

「ステマ」と略される事があり、こちらの言葉の方がおなじみかもしれませんね。

このステルスマーケティングの古典的な手法は、サクラを使って、行列を作って人気店であるかのように偽装する行為や、知り合いに口コミを頼むと言った手法です。

このような古典的な手法に加え、今日では、インターネットを使ってのステルスマーケティングが行われることがあると言われています。

例えば、ブログなどを執筆している影響力のある人物が、報酬を受け取ったうえで第三者的な立場を装いながらある企業の製品を賛美するといった行為です。

このような場合、情報の受け手は第三者の口コミ情報であると錯覚して情報を受け取ってしまうため、ある意味、消費者をだましていることになるのです。

そして、消費者をだますという行為がこのステルスマーケティングが良くないとされる理由の一つになるのです。
  • 関連する用語
このステルスマーケティングに関連する用語としてパブリシティペイドパブリシティといった言葉があります。

これらの違いはなんでしょうか?

パブリシティもペイドパブリシティも第三者が宣伝するわけですからある意味では、ステルスマーケティングと似ているわけです。

しかし、パブリシティやペイドパブリシティには消費者をだます意図はありません。

パブリシティは、報道機関が自らの判断で記事を掲載するわけですし(批判記事を書かれる可能性もあります)、ペイドパブリシティにしても、広告である旨は明記されるので消費者をだましているわけではないのです。
経営
2012年10月17日

希薄化

希薄化_001
希薄化とは、株式の発行された数が増え、株式の価値が薄まることを言います。一株当たりの利益が薄まるといったイメージで文字通りの意味ですね。

株式は、増資や新株予約権を行使されることによって発行数が増加します。そして、株式の発行数が増加した場合、一株当たりの利益は減少します。

例えば、100万円の利益を上げている会社が100株発行していた場合には、一株あたり利益は1万円です。

この時、会社が増資として100株を追加で発行したとします。利益の水準が変わらなければ、一株当たりの利益は5千円になってしまいますよね。

もちろん、増資で新たな資金を得ているので、利益の額は増えると考えられますが、その増え方が少なく、一株当たりの利益が小さくなるようなケースは希薄化と言われます。
経営
2012年10月16日

W/R比率

W/R比率_001
W/R比率とは、「卸小売比率」とも呼ばれ、卸売販売額に対する小売販売額の比率を示し、卸売活動の大きさを示しています。英語ではwholesale / retail sales ratioと表記されます。

このW/R比率は以下の計算式で計算することができます。

W/R比率=(卸売の売上-産業・輸出向け売上)÷小売業の売上

そして、このW/R比率が大きいという事は、小売業の売上高に対して卸売の売上が大きいという事なので、流通経路が長いという事ができます。(卸売業者間で販売が繰り返されると(流通経路が長いと)分子の卸売の売上が増えるため、このR/W比率は大きくなります。)

例えば、生産者は100円で卸売り業者に販売し、その後、卸売業者が20円ずつ自社の利益を付加して販売し、小売業者は仕入れ額に3割の利益を付加して販売するケースを考えてみたいと思います。

卸売り業者を1社のみ経て消費者に販売する場合は、

卸売業1(120円)
小売業(156円)

W/R比率120÷156≒0.77
となります。

卸売り業者を3社経て消費者に販売する場合は、
卸売業1(120円)
卸売業2(140円)
卸売業3(160円)
小売業(208円)

W/R比率(120+140+160)÷208≒2.02
となります。

このように、流通経路が長くなればなるほどこのW/R比率は大きくなります。

そして、日本は流通経路が長いため、欧米のこのW/R比率と比較して大きな値が出ると言われています。

関連用語
物流
商流
マーケティング
2012年10月15日

GRP

GRP_001
GRPとは、広告の接触回数の指標の一つで、テレビなどのCMで一定期間の視聴率を合計したものを言います。Gross Rating Pointを略した言葉で、延べ視聴率とも言います。

このGRPは広告がどれだけ視聴者に到達したかを示す「到達率」と、何回到達したかの頻度を表す「到達頻度」を掛け合わせた値で示されます。

例えば、視聴率10%のテレビ番組に3回広告を出した場合のGRPは

10×3=30GPR

となります。

広告主がプロモーションミックスの一環で、マス媒体の広告では800GRPを実現したいと考えた場合、このGRPという考え方を使って、800GRPを獲得するまで広告を出稿する事となります。

この800GRPを実現させようとした場合、様々な考え方を採る事ができます。例えば、高視聴率の番組に少ない回数だけ広告を出すか、低視聴率の番組でも、多数回広告を出すかを決めるような事です。

そして、今までの説明でお気づきだと思いますが、TV局側が視聴率を高めたがるのもこのような指標があるためなのです。

例えば、上の例のように800GRPという広告の依頼が来た場合を考えてみます。視聴率20%の番組であれば、40回の広告で依頼をクリアーすることができますが、視聴率10%の番組であれば80回の広告放映が必要となってしまいます。

一日に広告を放映する事ができる時間は限られていますし、広告一本当たりの時間も基本的に決まっているので、視聴率が下がるとその分、消化できるGRPの量は少なくなってしまうのです。
組織論
2012年10月14日

エンプロイアビリティ

エンプロイアビリティ_001
エンプロイアビリティとは直訳すれば「雇用されうる能力」となります。これは現在雇用されている企業で雇用され続ける能力や、転職市場での評価を決める市場価値の事も示します。

このエンプロイアビリティを身に着けた人材ならば、企業に残って勤め続けることも、転職を行う事も比較的容易であるされています。

そしてこの、雇用されうる能力とは、○○士といった資格を持っているといった技能や知識だけではなく、個人の考え方や価値観も含めたものです。

例えば、組織に対して積極的に貢献する姿勢であったり、新しい環境に素早く適応できるといった総合力も問われているのです。

このエンプロイアビリティが高い従業員は企業側からは重宝されます。雇用されうる能力が高い従業員ですから、定義的にも当たり前の事ですが、異動を行っても、新しい組織に素早く適応してくれる人材は重宝しますよね。

もっとも、このエンプロイアビリティという言葉は、企業が終身雇用(参照:三種の神器)を保証できなくなってきたから、言われだしたという面もあります。

企業側としては、「一生涯の雇用は保証できないので、他の企業でも通用するような能力開発の機会を提供します。(だから辞めないでね。)また、自分自身でも自己啓発として能力を高めてください。(研修費用は以前ほどはかけられないけど優秀な人材になってね。)」といった感じの本音があるのです。

この企業で働くことにより、いつほかに行っても通用する人材になれるという事が、逆に企業で働くことの魅力を高めるのです。

関連用語
OJT
Off-JT
マーケティング
2012年10月13日

ペイドパブリシティ

ペイドパブリシティ_001
ペイドパブリシティとは、マス媒体にお金を支払ってパブリシティを行ってもらう事を言います。一般的には記事広告と呼ばれる形態です。

通常、パブリシティでは企業側はお金を払わずに記事にしてもらいます。

しかし、ペイドパブリシティではお金を支払うので、情報のコントロールが可能です。その意味では、パブリシティというよりも通常の広告の一種であるという事ができると思います。

また、記事風の広告なので通常の広告よりも信頼感が高まると言われています。

例えば、雑誌などで特定の企業を猛烈にプッシュしている記事を見たことはないでしょうか?業界全体の特集を組んでいる雑誌記事のなかに、特定の企業の情報が沢山盛り込まれているページがあるような場合です。

そのような記事は、記事広告である場合があります。

そして、記事広告であるならば、その記事のどこかに「広告」である旨を表示する文字が入っているはずです。

もっとも、広告である旨を明示しないで水面下でお金が動いていたりすると「ステルスマーケティング」(いわゆるステマですね)の一種になってしまいます。

お金を払って広告を出したにもかかわらずステルスマーケティングを行ったなどと非難を浴びてしまっては意味がないばかりか、企業の評判に害を与えますので注意が必要です。
マーケティング
2012年10月12日

パブリシティ

パブリシティ_001
パブリシティとは、マス媒体(テレビやラジオなど)に新製品の情報などを提供して、報道してもらうように働きかけることを言います。publicityと表記されます。

このパブリシティは、広告と似たような形で消費者に伝わりますが、広告とは別のものとなります。

広告は通常、企業側がお金を出して掲載してもらうため、情報をコントロールすることができます。言い換えると、自分に都合のいい情報のみを流すことが可能です。そして、その事から一般的には消費者の信頼性はそれほど高くないとされています。

しかし、パブリシティは、企業側はお金を出しません。そのため、最終的な情報のコントロールはできませんが、消費者の信頼性は高くなります。

明らかにお金をもらって、ある商品を宣伝している人の言う事(広告のイメージです)と、お金はもらっていないけど、ニュースとしてある商品について言っている人の言う事(パブリシティのイメージです)では、後者の方が信頼できそうですよね。

このようにパブリシティはお金もかからないし、消費者の信頼性も高いという事で、非常に有利な広報手段です。うまく取り上げてもらえればとてもうれしいですよね。

そして、マス媒体に取り上げてもらうためには、知ってもらう事が大切であるとして、ニュース的な価値がありそうな情報を、プレスリリースとして積極的にマス媒体に公開するといった事が行われています。
店舗管理
2012年10月11日

競合店

競合店_001
競合店とは、営業を行う際に競争関係になる別のお店の事を言います。同じ商圏で営業し同じような客層を狙いにしているようなお店が競合店に当たります。

例えば、大衆的な定食屋さんのすぐ近くに、同じような定食屋さんがある場合、その二つの定食屋さんはそれぞれに競合店という事ができます。

この時、この二つの定食屋さんがそれぞれ東京と大阪にあるような場合、(非常に遠くにある場合)には競合店にはなりません。これは狙いとしている商圏が異なるからです。

また、大衆的な定食屋さんの近くにあるのが、高級な洋食屋さんである場合通常は競合店とはなりません。これは狙いとしている客層が異なるからです。

このように、同じ業種でも商圏が異なっていれば競合店ではありませんし、狙いとしている客層が異なっていれば競合店ではないのです。
情報
2012年10月9日

クリックスルーレート(CTR)

クリックスルーレート_001
クリックスルーレートとはWebサイト上の広告の効果を示す指標の一つで、広告が表示された回数に対してどれだけクリックされたかを示します。(Click Through Rate)CTRと表記される場合もあります。クリック率という言葉も同義です。

クリックスルーレートが高いという事は、サイト訪問者が広告を見て反応していると考えることができます。

このクリックスルーレートは【広告のクリック数÷広告の表示数】で算出します。

例えば、10,000人がサイトに訪問して同数回広告の表示があったとします。その時に、100回のクリックがなされた場合のクリックスルーレートを算出してみたいと思います。

この場合
100÷10,000=0.01
となります。

このことから、今回掲示している広告のクリックするレート(CTR)は1%であるという事ができるのです。

そして、このクリックスルーレート(CTR)の高い広告は効果の高い広告であるという事ができます。

インターネット上の広告ではこのように実際の反応を計測できるという点も強みになります。というのは、テレビや新聞に掲示した広告では、何人ぐらいの目に入ったかは推測できますが、実際にどれだけの人が興味を持ったかは知りようがないのです。

しかし、インターネット上の広告ではこのクリックスルーレート(CTR)といった指標を計測することによってある程度は広告の効果を推定することが可能となるのです。

このまんがでは、広告に出ていたお店にメガネの先輩が行ってサングラスを買っています。このお店は以前から存在していたようですが、後輩の目には入っていなかったようです。

この交通広告はどうやら効果をあまりあげていないようですが、クリックスルーレートを測定することができないため、いつまでも残ってしまっているようです。

状況としては、たくさんの人が広告を見ているが反応している人はほとんどいないといった状況のようですね。
経営
2012年10月8日

収穫戦略

収穫戦略_001
収穫戦略とは、売上高を維持しながら、かけるコストだんだん引き下げていき収益を最大限に確保しながら段階的に撤退していく戦略のことを言います。

この収穫戦略は製品ライフサイクルという考え方が基になっています。これ以上成長する見込みがなく、あとは徐々に市場が縮小していくだけといった製品に対して、この収穫戦略を採用して、キャッシュを回収するといったイメージになります。

収穫戦略の目的は収益の最大化です。そのため、全く投資しないという事は通常ありません。この戦略を採っていたとしても、収益を最大化するために必要な、ある程度の投資は継続していきます。しかし、積極的に設備投資やプロモーションを行ったりはしないのです。

この状況を果樹で例えてみたいと思います。果実のなる木です。

収穫戦略の場合、積極的にこの木を大きくするために畑を広げたり、実の収穫に役立つような新しい機械を導入したりはしません。

しかし、一切投資を行わない状況になると早く枯れてしまうため、水をやったり肥料をやったりといった、ある程度の投資は継続します。但し、小さな実を付けるけれども世話に費用が掛かるような枝(小口のお客様といったイメージです)は切り捨ててしまいます。

言葉は悪いのですが、なるべく枯らさないようにして果実を最大限収穫するといった運営になります。

キャンペーン記事:経営マンガマラソン

関連用語
残存者利益 
経済学
2012年10月8日

補完財

補完財_001
補完財とは、互いに補完し合って効果を出す財のことを言います。この補完財は片方財の値段が下がれば、補完財の需要は増えるといった関係性を持っています。

例えば、紅茶とレモン、コーヒーと砂糖、といったようなものです。

この補完財は、補完し合って効果が出るようなものですから、例えば、紅茶の価格が上昇すれば砂糖の需要は減るといった関係性があります。(需要の交差弾力性を参照)

関連用語
代替財

キャンペーン記事:経営マンガマラソン 
経済学
2012年10月8日

代替財

代替財_001
代替財とは、ある財の代わりになる財の事を言います。文字通り、代替できる財です。

代わりになるモノといったイメージです。例えば、パンに対する米であったり、紅茶に対するコーヒーであったりするようなものです。

この代替財は代わりになるモノですから、例えば、パンの値段が上昇すれば、その代替財に当たる米の需要が増えるといった関係性があります。この意味では競合関係にあるという事もできます。(需要の交差弾力性を参照)

関連用語

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情報
2012年10月8日

成果報酬型広告

成果報酬型広告_001
成果保証型広告とはインターネット広告の課金方法の一つで、実際に成果があった場合のみ広告料が支払われる形式の広告の事を言います。そして、ココでいう成果とは、会員登録であったり、商品の購入が該当します。

広告主にとっては、成果が保障されるわけですからきわめて費用対効果が明確となります。

勿論、成果を保証して広告を配信するわけですからそれなりの報酬を提供することが必要となってきます。また、広告を表示させる側にとっては、クリックさせたうえでさらに会員登録や購入といったアクションをしてもらう必要があるためハードルは高いです。

アフィリエイトはこの成果報酬型広告の一種となります。

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関連用語
インプレッション保証型広告
クリック保証型広告
PPC広告 
アソシエイト
情報
2012年10月8日

インプレッション保証型広告

インプレッション保証型広告_001
インプレッション保証型広告とはインターネット広告の課金方法の一つで表示回数を保証する形式の広告の事を言います。

このインプレッション保証型広告は例えば1,000回分の表示を購入するといったイメージの広告となります。

この形式は1か月間とかの時間での区切りではないので、たとえどれだけの時間がたとうとも1,000回表示されるまでは広告配信が継続されます。

また、逆に1,000回表示されれば例えそれが1時間であったとしても広告の配信は取りやめになります。

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関連用語
インプレッション
法務・支援施策
2012年10月8日

期限の利益の喪失

期限の利益の喪失_001
期限の利益の喪失とは、債務者が期限の利益を失う事を言います。期限の利益とは期限が到来するまで債務を返さなくても良いという事で、期限の利益の喪失とはその利益を失うという事です。

それでは、この期限の利益を失うとどうなるでしょうか?期限の利益として得ていた、期限が到来するまで債務を返さなくてもよいとう権利が失われるという事です。つまり、今すぐ全額を返してくれという事になるという事ですね。

例えば、カードローンを返済していた人が返済を怠って期限の利益を失ったとします。その場合、ただちにカードローンの残額を一括で全額返済する必要が出るといったイメージです。

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マーケティング
2012年10月8日

サービスの異質性

サービスの異質性_001
サービスの異質性とは、サービスは標準化が困難であるという事です。

例えばマッサージというサービスの提供をしている会社があるとします。その会社内でも、担当者にスキルのばらつきがあれば担当者によって提供されるサービスの質は変わってくると思います。

更に、同じ担当者であっても体調の良し悪しによってもサービスの質は変わってしまいます。

また、マッサージを受ける側の顧客の状態によっても提供されるサービスの質は変わります。

例えば、普通の人にはあまり喜ばれなかったマッサージでも、非常に疲れた人には感激されたといった事も起こるかもしれません。

このように、サービスの品質にはどうしてもばらつきができてしまうのです。

そこで、せめてサービスの提供側の品質は一定に保とうと教育訓練が行われるのです。

関連用語
サービスの不可逆性
サービスの非貯蔵性
サービスの無形性

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マーケティング
2012年10月8日

サービスの無形性

サービスの無形性_001
サービスの無形性とは、サービスには形がないという事です。どういう事かというと、例えばマッサージサービスという行為には形がないという事です。

当たり前のことかもしれませんが、このことは非常に重要なのです。

例えば、商品であればそのものを実際に見て触って購入するか否かを決定することができます。しかし、サービスは無形なので購入するまでどのようなものかがわからないのです。

このことは消費者にとっては大きなリスクですので、例えば「○○しなければ返金」とか「○○するまでサービスを継続する」といった事を行ったり、サービスの質を伝えようと顧客の声を紹介したりしているのです。

このまんがでも、コンサルタントの先生は、目に見えないサービスを販売する為に、返金保証といった方法を採っていたようです。

関連用語
サービスの不可逆性
サービスの非貯蔵性
サービスの異質性

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