まんがで気軽に経済用語

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2012年02月

経営
2012年2月29日

水平統合

水平統合_001
水平統合とは同業他社同士の統合など、同業での規模の拡大を目指した統合の形態です。これは、モノの生産から消費者への販売までのバリューチェーンの中で、同じ段階の企業(小売なら小売、製造なら製造同士)が統合するという事です。

この水平統合を行えば単純に事業の規模が大きくなりますので規模の経済を追求できます。また、市場での影響力を強めることも可能となります。

この水平統合はM&Aや、系列化、アライアンスなどの方法を用いて実現することが可能となります。

例えば、製造業同士の業務提携で生産拠点を統合することは規模の経済の追及に該当しますし、原材料の仕入れの数量を増やして、仕入れ単価の低下を目指すといった点はファイブフォースモデルでいうところの買い手としての交渉力の強化に該当します。

このまんがでは、水平統合を目指して提携交渉を行っていたようです。結果はどうやらうまくいかなかったようですが、もしうまくいっていればなかなか規模の経済の効果がでて収益性が改善されたかもしれないですね。

関連用語
垂直統合
垂直的競争
水平的競争
マーケティング
2012年2月29日

顧客ロイヤルティ(customer loyalty)

顧客ロイヤルティ_001
顧客ロイヤルティ(customer loyalty)とは企業やブランドに対する顧客の忠誠心のことを言います。ここでロイヤルティ(loyalty)とは忠誠心と訳される言葉です。そして、このロイヤルティの対象がブランドであるならばブランドロイヤルティと特に言いますし、店舗ならばストアロイヤルティと特に言います。

この顧客ロイヤルティが高い顧客は常連さんを超えた存在になります。古い言葉を使うとご贔屓さんになってくれるという事です。このご贔屓さんは、繰り返し買ってくれますし、競合他社の製品を買うようなこともありませんし、さらに知り合いに自社の製品やブランドを勧めてくれるような行動が発生します。

そしてこのようにご贔屓さんになってくれた場合、非常に顧客生涯価値(LTV)が高まります。

但し、一見顧客ロイヤルティが高そうであっても、外部的な要因(近くでお店がそこしかない、本当にほしいブランドが高価で自社のブランドを代替品として購入している)で購入し続ける場合があるので注意が必要です。これはいわば見せかけのロイヤルティという事ができます。

日本語で書くとよく似た言葉にロイヤリティ(royalty)という言葉がありますが、こちらはフランチャイズに加盟している店舗が本部に支払う名称使用料の事を指します。

このまんがでは女子生徒が非常に学食を贔屓にしています。顧客ロイヤルティが高い顧客はこの女子生徒のように行動することがあります。

こんなご贔屓さんがついてくれると学食の経営も安定してきそうですね。 
生産管理
2012年2月28日

サイクルタイム

サイクルタイム_001
サイクルタイムとは生産ラインに材料等を投入する時間間隔のことを言います。簡単にイメージするならば、生産ラインで動いているベルトコンベアの移動速度です。

通常は製品が算出される時間間隔に等しくなります。このことは言い換えると5分おきに材料等を投入した場合、5分おきに製品が完成するイメージとなります。ただし、製品一ケあたりに何分生産にかかるかは別の話となります。

このサイクルタイムを求めるための算式は以下の通りになります。

サイクルタイム(式)

例えば、一日70ケ生産しなければならないとして、8時間稼働で段取り替え等で1時間はラインが停止しているとします。そうすると7時間×60分=420分となります。

その場合次の式になります。
サイクルタイム(計算例)
計算の結果サイクルタイム=6分/ケとなります。

このまんがでは工程への投入間隔を確認しています。どうやら男子生徒は今回説明する式を知らなかったようで、困った顔をしています。

先生は上の式を適用して考えたらしく即座に答えています。さすがは先生ですね。
 
経営
2012年2月28日

戦略的意思決定

戦略的意思決定_001
戦略的意思決定とは企業の方向性を決めるような重要な問題に対する意思決定です。簡単に言うと、工場の場所を決定する、出店を行う地域を決定するなどの非常に大きな意思決定を言います。

この戦略的意思決定は主にトップマネジメント層が行う意思決定となります。

戦略的意思決定の特徴として、繰り返しが少ない非定型的な意思決定であることがあげられます。また、非常に不確実性が高いですがうまくいけば非常に大きな効果を得ることができます。言い換えればハイリスク・ハイリターンの意思決定という事もできます。

例えば出店する地域の決定等は繰り返して行うタイプの意思決定ではなく、一度きりの非常に大切な意思決定です。その意味で非定型的な意思決定であるという事ができます。

さらに、出店する地域をうまく決定できれば非常に大きな効果を得ることができますが、失敗したら日常業務の意思決定以上にひどい損失を受けることになります。

このまんがでは先生がトップマネジメント層として、戦略的意思決定を行っています。今回は学食との提携に関する意思決定を行っているようです。

このように、組織の長期的な方向を決定する意思決定を戦略的意思決定と言います。 
生産管理
2012年2月27日

タクト方式

タクト方式_001
タクト方式とはすべての工程が一斉に作業に着手して、その工程の製品が完成したのちに一斉に次工程に移動する方式の事です。

これをいくらの軍艦巻きを作るイメージでご説明いたします。例えばあなたがいくらを乗せる工程を担当しているとします。

前工程のキュウリが乗った軍艦があなたの手元までベルトコンベアで運ばれてきます。そしてちょうど手元に運ばれてきた時にそのベルトコンベアは一旦停止します。

この時、製造ライン全体で考えてみるとベルトコンベアは一斉にとまります。そのため、あなたの前工程のキュウリを乗せる工程には、のりを巻いただけの軍艦が、その前工程ののりを巻く工程には丸めたご飯が手元にある状態となります。

そして、それぞれの工程で必要な作業を終えたタイミングでまた、ラインが一斉に動きます。

ちょうど、指揮者がタクトを振って一斉にオーケストラをコントロールするようにラインが動くのでタクト方式と言われています。ちなみにタクトとは指揮棒の事です。

このまんがでは練習をしていますが、なんとなくテンポがあっていないと言っています。全体のテンポが合わないと音楽も、タクト方式を採っている生産活動もうまくいかないのです。
組織論
2012年2月27日

トップマネジメント

トップマネジメント_001
トップマネジメントとは、企業における最高意思決定機関の事を言います。簡単に言うと社長さんや取締役会のようなイメージとなります。

一般的にはトップマネジメントはその組織の長期的な基本的な方向を決定する事を担っていると言われます。いわゆる戦略的意思決定を担っているのです。

そしてこのトップマネジメント層にとっては長期的な意思決定を行えるとすると、基本的には企業のほぼすべての費用が管理可能費となります。例えば、工場の設置に関する意思決定ができるのであれば、工場にかかわる費用も管理可能費としてトップマネジメント層の責任とすることが可能です。
 
このまんがでは学食のおばさんがトップマネジメントだと宣言しています。それを受けて、男子生徒が近くの女子高の学食と提携しましょうと言っています。

このように、業務提携等の意思決定もトップマネジメント層が意思決定すれば可能となります。 
生産管理
2012年2月26日

QC(quality control)

QC(quality control)_001
QC(quality control)とはお客様の要求に合うように製品の品質を経済的に、一定水準に維持する方法の体系のことを言います。簡単に言い換えると、いわゆる品質管理の事をいいます。

この品質管理活動を個人で行わずに集団で行う場合、QCサークルと呼ばれます。また、全社的に行う場合にはTQM(total quality control)と呼ばれます。

品質の悪い商品やサービスを購入してしまった場合を考えてみてください。例えば、せっかく買ったカメラの電池がすぐに切れてしまうといった不良があった場合、とてもがっかりしてその会社の製品に不信感を持ちますよね。

また、製造を行う際にある部門の品質がほかの部門と比較して悪いとします。その場合その部門の成果物は厳密にチェックを行う必要があります。そしてその部門の成果物を作り直す必要も生じます。

さらに、その部門の成果物を次工程に投入する場合には、必要以上に在庫として持つ必要が生じます。品質が悪い部門で不良品を出しても製造ラインが止まることがないようにするためです。

なんだか、品質が悪いという事をカバーするためには、すごくコストがかかりそうな感じがしますよね。

そして、このような不具合を防ぐためにもQC(品質管理)は大切なのです。

このまんがでは品質を向上するために、包丁の使い方の研修を行っています。最終コマではどうやら調子に乗って包丁を振り回していますが、このような危険な行為は品質以前に絶対にダメですよね。
キャンペーン
2012年2月26日

マンガで学ぶMBA用語

このたび、「まんがで気軽に経営用語」の中の人が所属している研究会で『マンガで学ぶMBA用語』という電子書籍をリリースしました。

本ブログ、「まんがで気軽に経営用語」も記事を提供しています。 
マンガで学ぶMBA用語

http://itunes.apple.com/jp/app/mangade-xuebumba-yong-yu/id504124820?mt=8 

もしよろしければ、皆様のiphonに入れてみてください。
生産管理
2012年2月25日

セル生産方式

セル生産方式_001

セル生産とはセルと呼ばれる小さな生産ラインの中で少人数の作業者が一つの製品の完成まで製造を行う方式です。製品別レイアウトの一種であると言われています。

一人ひとりが受け持つ作業が広くなり、完結性が高くフレキシブルな生産形式であるという事ができます。

仕掛品の数量や生産リードタイムの面でみると、このセル生産形式の下では仕掛品を少なくすることが可能となります。これは生産リードタイムを短くすることが可能となるためです。

また、大規模な段取り替えを少なくすることが可能となるため、多品種少量生産に適しているという事が出来ます。

このセル生産方式を品質面でみると品質面での問題を最小限に抑えることができると言えます。

例えば、おまんじゅう工場を考えてみたいと思います。この工場が連続生産形式の場合、おまんじゅうの皮を製造するラインで品質の低下が発生した時に、その日の製造分が全滅になってしまう可能性があります。また、被害を最小限に抑えられたとしても、その工程の品質低下の問題を解決するまで、製造ライン全体が止まってしまう可能性があります。

しかしセル生産形式の場合、品質が低下したセルがあっても、その品質低下は当該セルのみの問題にとどまるので、被害を最小限に抑えることができます。 

このまんがではセル生産方式を用いているようです。そのため、男子生徒の定食のきゅうりがつながっているという品質低下は全体に波及せずに済んだようです。
店舗管理
2012年2月24日

超広域型商店街

超広域型商店街_001
超広域型商店街とは非常に交通量の多いところにあり、全国的な中心都市にある商店街です。取扱商品は買回品を中心に取り扱っています。商圏広域型商店街よりもさらに広域となります。

商圏の人口は大体100万人以上となり、商圏の半径は30キロ以上に及ぶとされています。

イメージとしては、東京や大阪、名古屋、仙台等全国的な中心都市にある商店街があげられると思います。例えば、東京の銀座や新宿等日本を代表するような商店街となります。このような商店街は、日本全国からお客を集めることが可能となります。

またこういった商店街の核店舗は全国的に有名な百貨店等が該当してくると言われています。

このまんがでは地元では良い什器がなく東京まで行こうとしています。今回はこの東京にある商店街を超広域型商店街として描いています。

そして、超広域型商店街は近県からも人を集めることができると言っています。どうやら学食の人たちも什器を見に来ていたようで、ばったりと会ったようですね。 
店舗管理
2012年2月22日

広域型商店街

広域型商店街_001
広域型商店街とは鉄道やバス網が発達した交通量の多いところにあり、その地域の人が最寄品ではない何かを買い物をする際に訪れる商店街です。取扱商品は買回品を中心に取り扱っています。商圏地域型商店街よりもさらに広域となります。

商圏の人口は大体20万人以上となり、商圏の半径は30キロに及ぶとされています。

イメージとしては、県庁所在地の中心街にある商店街があげられると思います。こういった商店街は、その県に住んでいる人を広域から集めることが可能となります。

何か特別なお買い物をしようとしたときに遠くても訪問するイメージの商店街となります。例えば、北関東では宇都宮や前橋、水戸等の中心商店街がこの広域型商店街のイメージになると思います。

また、こういった商店街の核店舗は百貨店等が該当してくると言われています。

このまんがでは県庁所在地の商店街へクラブ活動で使う什器を買いに行こうと言っています。こういった特別な品を売っており、広域からお客さんを集められるのが広域型商店街と言います。
店舗管理
2012年2月21日

地域型商店街

地域型商店街_001
地域型商店街とは比較的交通量の多いところにあり地元の生活者だけではなく、地域の人がちょっとした買い物で訪れる商店街です。取扱商品は最寄品に加え買回品も取り扱っています。商圏近隣型商店街よりも少し広域となります。

商圏の人口は数万人から十数万人までになり、商圏の範囲は10キロ程度まで拡大します。
 
イメージとしては県庁所在地まではいかない規模ですが、その地域の中心となっている小都市の中心にある商店街があげられると思います。こういった商店街はその都市に住んでいる住民のみならず近隣の町からもお客さんを集めることができます。

例えば、栃木県では小山市や栃木市、真岡市などの中心にある商店街がこの地域型商店街のイメージとなります。県庁所在地である宇都宮市には及ばないもののその地域では大きな都市の商店街といったイメージを持っていただければと思います。

またこういった商店街の核店舗としては地元資本のデパート等が該当してくると言われています。

このまんがでは隣の市まで買い物に行こうとしています。隣の市はどうやら地域型商店街であるらしく、近くの地域からお客さんを集めることに成功しているようです。
経営
2012年2月20日

ステークホルダー

ステークホルダー_001
ステークホルダー(stakeholder)とは日本語では利害関係者と訳され、会社と利害関係を持つ主体の総称です。

例えば、株主は企業業績によって上下する株価や配当に関心を持つでしょうし、従業員も雇用関係に関心を持っています。また、課税当局は税収を気にするでしょうし、取引先や金融機関も利害関係を持っています。また、地域社会の一員としての責任もあります。

このように企業は様々な利害関係者に囲まれて存在しているのです。

そして、企業はこれらの利害関係者の利益を調整することを考えながら行動しなければならないのです。

例えば、株主の利益だけを考え従業員の雇用をないがしろにする、地域社会に公害をばらまくといったことは許されないのです。

このまんがでは、ステークホルダーとしての株主や従業員、顧客の満足は得られているようです。しかし4コマ目では債権者が自分の利益を考慮してくださいと言っています。このようにステークホルダー間の利益を調整して行動しなければならないのです。
経営
2012年2月19日

ドメインコンセンサス

ドメインコンセンサス_001
ドメインコンセンサスとは企業とステークホルダーとの間で定義された事業ドメインの共通認識を言います。

事業ドメインは定義されただけでは意味をなしません。定義された事業ドメインを企業に所属する組織のメンバーや、ステークホルダーに受け入れてもらって初めて意味を持ちます。

例えば、あなたが企業の経営者であるとします。そして、あなたが事業ドメインを定めたとします。しかし、その定めた事業ドメインを従業員もステークホルダーも受け入れなかったとします。

こういった場合、今回定義された事業ドメインは有効でしょうか?なんだか絵に描いた餅になりそうな気がしますよね。

このまんがでは先生が事業ドメインを定義しようとしています。しかし、現状は先生の思惑とは全く異なった状態となっています。このように事業ドメインを定義したとしても、ドメインコンセンサスが取れていない場合、絵に描いた餅になってしまうのです。

店舗管理
2012年2月18日

近隣型商店街

近隣型商店街_001
近隣型商店街とは地元の生活者が日用品などを徒歩や自転車などで買い物をする商店街です。取扱商品は最寄品中心となり、商圏は徒歩や自転車で訪れることができる範囲にとどまります。

商圏の人口は大体1万人以下にとどまり、商圏の半径は1キロ程度であるとされています。また、こういった近隣型商店街の核店舗は地元の食料品スーパーが該当してくると言われています。

イメージとしては、私鉄沿線の駅前にあるこじんまりとした商店街があげられると思います。こういった商店街は、近隣住民の支持は得られていますが、なかなか隣の駅や遠くからお客さんが訪れるようなことは難しくなっています。

最寄りの商店街でそろうような商品をワザワザ隣の駅や隣町まで出かけて 購入することは、あまりないと思います。そして最寄りの駅でそろうものを中心にして取り扱っているのがこの近隣型商店街となります。

このまんがでは、近隣型商店街を想定しており、パン屋さんに行ってみるといつも同じ人が並んでいると言っています。

これは、この町に住んでいる人でほとんどのお客様を構成しているため、そのように見えると考えられます。
経営
2012年2月17日

事業ドメイン

事業ドメイン_001
事業ドメイン(domain)とは企業にとっての活動領域や事業領域のことを言います

ドメインを決定する事により、どの事業領域で戦うかという事が決まります。企業にとって競争相手と戦う戦場を決定する事となります。そして、この事業ドメインに企業の存在をかけて経営資源を集中的に投入していきます。

また、事業ドメインの決定により意思決定の焦点が限定され、経営資源の蓄積が達成しやすくなる、組織の一体感を醸成しやすくなるといった効果も得られます。

さて、D・F・エーベルの理論によると、この事業ドメインは以下の点を考慮して決定するとよいと言われています。

1.顧客機能(何を)
顧客に何を提供するか、何を提供できるかを決定する必要があります。市場のニーズをどのように満たそうとするかによって事業ドメインは変わってきます。

2.市場(誰に)
誰を顧客にするかを決定する必要があります。市場ターゲットはどこでしょうか?顧客はどこにいるのでしょうか?それを明確にする必要があります。

3.技術・ノウハウ(どのように)
自社の持つ経営資源をどのように生かしていくかを決定する必要があります。

また、ドメインを設定する際はコアコンピタンスは何であるかを合わせて考える必要があります。

このまんがでは吹奏楽部の事業ドメインは何であるのかを考えています。最終的には楽しい音楽を(何を)、小さい子供たちに(誰に)高い演奏技術で(どのように)という切り口で事業ドメインを決めたようです。
経営
2012年2月16日

サンクコストの呪縛

サンクコストの呪縛_001
サンクコストの呪縛とはどのような意思決定をしても取り戻すことのできないサンクコスト(埋没原価)にとらわれて正しい意思決定を行えなくなることを言います。

簡単に言うとせっかく支払ったのだから元を取りたいという考え方の事です。

例えば、莫大な金額を投資して始めた新規事業があったとします。しかし、市場の環境が変わりどのような手を打っても利益を得る見込みがないとします。このような場合、どのような判断を行うのが合理的でしょうか?

おそらく、この事業からは撤退し経営資源を別の事業に振り分けるべきであると考えられます。

しかし、投資の元を取りたいとズルズルとその事業を続けるようなことがありそうですよね。

このまんがではコンサートのチケットを取って出かけたようですが、途中でその選択が失敗だったことに気が付いたようです。

この場合、コンサートに支払ったお金は取り戻すことができないサンクコストです。時間を有効活用する観点からは席を立ってしまうことが合理的です。

しかし、4コマ目で最後まで聞いていくという判断をしています。サンクコストにとらわれて非合理な意思決定をしてしまったわけです。そしてこのようなことをサンクコストの呪縛と言います。
経営
2012年2月15日

選択と集中

選択と集中_001
選択と集中とは、自社の得意・強みを発揮できる事業を選択し、その得意・強みを発揮できる事業に企業が持つ限られた経営資源(人、モノ、金、情報)を集中的に投下する戦略です。

この選択と集中という言葉はその企業は複数の事業を営んでいることが前提となっています。単一事業の場合には選択や集中しようにも選択の余地などありませんから。

そして、このように複数の事業を営んでいる場合、すべての事業に平等に資源を投入したとしたらどのようなことになるでしょうか?

あれやこれやに限られた経営資源を分散してしまうと非効率となると考えられますよね。やはりある特定の分野、もっというと強みに集中して資源を投入する必要があります。

このまんがでは日替わり定食に経営資源を集中したため、売れ行きがとてもよくなっているようです。やはり限られた経営資源を自社の強みに集中して投入すると効果があるようですね。

経営
2012年2月14日

撤退戦略

撤退戦略_001
撤退戦略とは犠牲を最小限にとどめ、損失を回避しながら、投資を最大限回収するために計画的に行う戦略です。

撤退の対象となる事業は、その事業がライフサイクルの衰退期になっており、今後の需要減が見込まれる事業や、市場で優位性を発揮できる見込みがない事業です。

撤退の方式としては次のようなことが考えられます。

1.廃止
その事業を思い切って廃止してしまうことができます。

2.別会社へ分離
その事業を別会社として分離する方法を考えることができます。

3.事業譲渡
その事業を別会社に譲渡する方法を考えることができます。

この事業からの撤退を考えるときに障壁となるのが撤退障壁となります。しかし、どうにもならない事業にこだわり続けていたずらに傷口を広げる事を避けなければならないと思います。

このまんがでは、1コマ目で杏仁豆腐定食(どんな定食なんでしょうか?)の売れ行きが悪くなってきていると言っています。今回のまんがでは、製品ライフサイクルの衰退期に入っていることを想定しています。 

また、2コマ目ではスイートポテトは競合に全く歯が立たないと言っています。

この状況から、それらの製品から撤退しようと言っています。 撤退して生じた余力を主力に投入しており、その結果4コマ目では資源を投入した日替わり定食の売れ行きが良くなったと言っています。

関連用語
残存者利益 
生産管理
2012年2月13日

製品別レイアウト(フローショップ)

製品別レイアウト_001
製品別レイアウト(フローショップ)とは、製品ごとに専用ラインを設けて、原料投入から製品の完成まで(検査終了まで)を直線的に流していくレイアウトです。製品に着目したレイアウトという事ができます。

例えば、ポテトチップスなどを作っている食品工場でジャガイモや調味料を投入したらそのジャガイモがどんどん加工されていき、最終的な製品になるようなイメージとなります。

この製品別レイアウトは、製品ごとに専用のラインを設けるため、効率的に生産を行うことが可能となります。そのため、少品種多量生産に向いています。また、主に見込生産を行う製造業で採用されています。

この製品別レイアウトをモノの流れという観点から比較してみると、固定型レイアウトとは異なり、モノは工場内を動き回りますが、機能別レイアウトとは異なり、モノの動く経路は製品ごとに基本的に固定されています。

この製品別レイアウトを採るメリットは次の通りです。

工程間の距離が短くなるように(連続して作業できるように)配置されているため、運搬が少なくなる。

生産時間を短縮することが可能となり、仕掛品が少なくなる。

工程管理が簡単にできる。


逆に製品別レイアウトを採るデメリットは次の通りです。

製造ラインごとに同種の装置を持つことがあるため、装置の台数が増える。

生産の変動に対応しにくい。

一部の装置の故障によってライン全体が停止することがある。

このまんがではスイートポテトを大量に作ろうとして、専用ラインを設けて対応しようとしているようです。上手くいけば、2コマ目で指摘されているように、効率良く沢山の製造が可能となります。

しかし、3コマ目で製造ラインの一部が止まってしまい、結果としてライン全体が停止するという事態が生じてしまいました。 
生産管理
2012年2月12日

機能別レイアウト(ジョブショップ)

機能別レイアウト_001
機能別レイアウト(ジョブショップ)とは、機能が似ている設備をなるべく近くに配置するレイアウトです。機能群に着目したレイアウトという事ができます。

例えば、食品工場などで素材を洗う機能群が固まったところ、素材を切る機能群が固まったところ、素材を焼く機能群が固まったところ、素材を茹でる機能群が固まったところを作るようなイメージとなります。

そして、素材はその機能群の中を製造するものによって選択して進んでいくようなイメージとなります。例えば、茹でる必要がある食品は茹でるところを通って製品となりますし、焼く必要がある食品は焼くところを通り製品となります。

このように、素材は工場の中を動き回ることとなります。

この機能別レイアウトをモノの流れという観点から比較してみると、固定型レイアウトとは異なり、先ずモノは工場内を動き回ります。そのうえ、製品別レイアウトとも異なり、モノの動く経路は固定していません。

この機能別レイアウトは、製品ごとに専用のラインを設けなくても良いため、多品種少量生産に向いているレイアウトです。

この機能別レイアウトを採るメリットは次の通りです。

生産計画の変化に対応しやすい

仕様変更に対応しやすい。

機械や設備の稼働率向上が見込め、従業員が自分の担当する機能群に熟練しやすくなる。
 
逆に機能別レイアウトを採るデメリットは次の通りです。

加工経路が複雑となる。

生産期間が長くなり、工程間の仕掛品が増加する。

管理が複雑となる。

このまんがでは沢山の種類のお菓子を製造するために、機能別レイアウトを採用しているようです。その結果、沢山の種類のお菓子を製造することができ、そのうえ、食材の加工にも習熟できたと言っています。
生産管理
2012年2月11日

固定型レイアウト

固定型レイアウト_001
固定型レイアウトとは、素材や仕掛品を固定しておき、人や設備をそこに移動して生産活動を行うレイアウトです。この固定型レイアウトは重量物(運びにくいものと言い換えてもよいです)を製造するときに採られることが多いです。

これはビルを建てたり、船を作ったりするときに採られる方式という事ができます。ビルや船は基本的には製造する場所に据え付けられ、そこに工具や材料を持った作業担当者が集まって生産活動を行います。文字通り作るものを固定することから固定型と呼ばれています。
 
この固定型レイアウトをモノの動きから比較してみると、機能別レイアウトや製品別レイアウトとは異なり、モノが工場内を動き回るのではなく、生産設備や人がそこに集まるイメージとなります。

この固定型レイアウトを採るメリットは次の通りです。

運搬が少なくなる。
大型の仕掛品を運搬する必要が無くなります。

設計や工程変更に対応しやすい。

逆に固定型レイアウトを採るデメリットは次の通りです。
 
生産設備や人員をその場所まで移動させるために時間が必要となる。

生産できる数量が非常に少量となる。

といったことが考えられます。

このまんがでは何か大きなものを学校祭のために作ったようです。そして、大きなものであったため、展示するその場所へ材料を持ち寄って組み立てを行ったようです。

このように、その場所に行って製造活動を行う配置方法を固定型レイアウトと言います。
生産管理
2012年2月7日

少品種多量生産

少品種多量生産_001
少品種多量生産とは、少品種を多量に生産する形式です。製造する製品は少品種であり、生産単位は多量となります。いわゆる大量生産という事ができます。

この生産形態をとればまさに規模の経済が効いてきますし、累積生産量が増加すれば経験曲線効果も狙えます。

また、この少品種多量生産を行う場合、段取り替えをなるべく少なくして、類似品の組み合わせを行い量産対応します。

見込生産形式を採る製造業ではこのように少品種多量生産になる傾向があります。

そして少品種多量生産を実現するためにはロット生産や、連続方式を採用している企業が多いとも言われています。そして、ロット生産の場合は最適なロット単位で生産を行います。

このまんがでは学食に対抗するために学生をアルバイトに使ってスイートポテトを作っています。どうやら相当な量を作ったらしく、少品種多量生産であるという事ができるようです。
生産管理
2012年2月6日

多品種少量生産

多品種少量生産_001
多品種少量生産とは、多くの種類の製品を少量ずつ生産する形態です。製造する製品は多品種であり、生産単位は少量となります。

受注生産形式を採る製造業ではこのように多品種少量生産になる傾向があると言われています。

そして多品種少量生産を実現するために小ロットでの生産や、個別生産方式を採用している企業が多いとも言われています。そして、小ロット生産の場合あえて最適なロット単位よりも小さいロット単位で生産を行う事も行われています。

このまんがではお客さんが沢山来ているのですが、みんな違うものを注文すると言っています。このようにいろいろなものを少しずつ製造していくので多品種少量生産でやっていくと言っています。
生産管理
2012年2月5日

ロット生産

ロット生産_001
ロット生産とは、品種ごとに生産量をまとめて複数製品を交互に生産する方式です。生産量は連続生産と比較して多くないため、一定数量をロットとしてまとめて、定期的に流していく生産方式です。

このロット生産方式は、連続生産するほどの需要は見込めないとしても、個別生産で対応できるほど数量が少なくないといったケースに採用される生産方式であるという事ができます。

そのため、このロット生産形式を採る場合には、注文の形式は受注生産及び見込生産双方で発生すると考えられます。

また、個別生産方式や連続生産方式と比較して、製造品種は中品種となり、数量も中量となるため、中品種中量生産という事ができます。

このロット生産形式では、機能別レイアウト(ジョブショップ)型のレイアウトや製品別レイアウト(フォローショップ)型のレイアウトどちらも採られることがあります。

このまんがではデザートを2種類提供しているようですが、一つの種類を5個ずつ生産するロット生産に切り替えたようです。

また、通常の料理については3コマ目で言っているように個別生産形式で生産を行っています。

デザートの生産形式だけロット生産に切り替えた結果、4コマ目でうまくいったと言っています。 おそらくデザートはある程度需要の見積もりを行うことができ、販売量も通常の料理に比べて多いとの判断があったのでしょう。
生産管理
2012年2月4日

連続生産

連続生産_001
連続生産とは、同一製品を一定の期間続けて生産する方式です。個別生産やロット生産と比較して注文一件当たりの金額が比較的小さくなりますが、生産量は多量となります。

この連続生産方式は多量に生産するものを、事前に決めてある同じ仕様で繰り返し生産を行う生産方式です。

たとえば、お菓子工場のように製造ラインがかっちり組んであって、そこを材料が流れていくうちに製品になっていくようなイメージです(もちろんすべてのお菓子工場がそうだとは限りませんが)。

この連続生産形式を採る場合、注文の形式は主に見込生産となります。そのため、あらかじめ決定してある仕様で需要予測に基づいてどんどん作ってしまいます。

また、製造品種は少品種となり、数量は多量となるため、少品種多量生産という事ができます。

この個別生産形式では、主に製品別レイアウト(フローショップ)型のレイアウトがとられ段取りの頻度がとても少なくなると言われています。

このまんがではイベントの需要予測に基づいて、お菓子の生産を行っています。どうやらケーキを製造しているようです。今回の50個が完成したとしても、引き続き製造は続けて行くと言っています。

このように同一製品を一定の期間にわたって製造し続ける事が、連続生産のイメージとなります。
生産管理
2012年2月3日

個別生産

個別生産_001
個別生産とは、注文に応じてその都度生産を行う形式です。ロット生産連続生産と比較して注文一件当たりの金額が比較的大きくなりますが、生産量は少量になります。また、製品の仕様や納期も注文の都度異なってきます。

この個別生産形式を採る場合、注文の形式は主に受注生産となります。顧客の注文を受けた際に、毎回設計を行い材料を手配し、製造を個別に行います。

また、製造品種は多品種となり、数量は少量となるため、多品種少量生産という事ができます。

加工の流れから見てみると、この個別生産形式では、主に機能別レイアウト(ジョブショップ)型のレイアウトがとられると言われています。また、段取りの頻度が比較的多くなると言われています。

このまんがでは特別な注文が入ったため、いつもと違う料理を作っています。そのため最終的にはレシピを間違ってしまったようです。

今回の料理人さんは包丁を振り回して危ない感じですね。事故が起こる原因になりますので刃物は振り回しちゃだめですね。 
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発注点在庫_001

発注点在庫の記事です。これは、あらかじめある水準を定めておいて、その水準を下回ったときに発注をすると定めた点です。

今月は在庫管理系の記事を集中的に執筆しました。本記事では発注点の考え方をまず説明しています。今月のランキングに入っている、安全在庫、EOQと合わせて定量発注の考え方を説明しています。

【第9位】
ライフタイムバリュー_001

ライフタイムバリュー(lifetime value:LTV) 記事です。これは顧客生涯価値と訳される、長期にわたった取引によって得られる利益の事です。
 
顧客との長期的な関係を構築する大切さをこの考え方は説いています。常連さんはやはりとても大切なのですね。

【第8位】
安全在庫_001

安全在庫は、 品切れを防ぐために必要となる在庫の事です。  

この記事も発注点在庫と同様に定量発注方式の説明を行うために書いた記事です。

【第7位】
統制範囲_001
統制範囲の原則とは 一人の管理者が管理できる人数には限界があるという組織管理上の原則です。 

一人の管理者が管理できる人数には限界があるという言ってみれば当たり前の原則です。。
 
【第6位】
ROE_001

ROE(株主資本利益率もしくは自己資本利益率)とは、企業が投下した株主資本に対してどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。 

財務指標の一種として本記事を執筆しました。経営指標はあまり連続して書きすぎると嫌がられるような気がするのですが、それほど難しい話は出てこないので、継続的に書いていきたいと考えています。

【第5位】
EOQ_001

EOQとは経済的発注量(Economic Order Quantity)の略称で、発注作業にかかる経費(発注にかかる事務費や輸送費などです)と在庫の維持管理にかかる費用(倉庫代や、金利、保険料などです)の合計が最小となる点のことを言います。 

定量発注方式について解説をしたかったので、このEOQ、安全在庫、発注点在庫について記事を書いたのですが、定量発注方式はランク外でした。

この記事のようにグラフを書いたり、計算式を示したりすると筆者は沢山書いた的な満足感があります。ただ、図表が記事の理解を助けることに貢献しているかどうかの検証が必要だと感じています。

【第4位】
ネットワーク組織_001

ネットワーク組織とはライン組織のように階層型の組織ではなく、独立した構成要素同士が強みを持ちより、同一階層で双方向につながっている組織のことです。 
 
やはり、組織系の記事は安定的な強さを発揮しています。ただ、組織系の記事は思いのほかマンガにしにくいといった苦労があります。

【第3位】
減価償却_001

減価償却とは取得した固定資産を毎期一定の費用を計上して各期に配分する事を言います。  

2011年12月のランキングでも4位にランクインしていました。今月は3位まで順位を上げてきています。会計系の記事は説明の仕方が難しいのですが、難しいがゆえにしっかりと記事が書ければ根強い人気になるのかなと感じています。 

【第2位】
エンパワーメント_001

エンパワーメントとはある組織を構成している人に対してその能力を自主的に発揮するための力を与えたり支援を行ったりすることです。具体的には、裁量の幅を広げることにより、顧客の要望などに迅速に対応できるようにすることが考えられます。 

本記事は組織論のカテゴリーにしていますが、やはり組織論カテゴリーの記事は強いですね。

【第1位】
アイドルコスト_001

アイドルコスト(idle cost)とは生産ラインが稼働していない際に発生する損失の事を言います。いわゆる設備が遊んでいる時間に生じる費用の事で、遊休費ともいいます。 

今月は会計カテゴリーに乗せた記事が一位になりました。会計系記事は人気が出にくいとの仮説を立てていたのですが、実は誤っているのかもしれません。

【感想】
実は「2011年12月人気記事ランキング」が今月の一番人気でした。ランキング記事は必ず10位以内にランクインしてくるのですが、それを書いてしまうとなんだかよく分からない状態になってしまうので毎回のぞいています。

また、検索エンジン経由でのアクセスはPI(Purchase Index)値アンゾフの成長ベクトルが非常に多いです。ランクインするほどアクセスは集められませんでしたが、コンスタントに検索されています。

こうやって月に一度記事をまとめてみるといろいろな発見があって面白いです。今月も頑張って記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします。 
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