
ダーウィンの海とは、開発した製品が市場に出回って生き残っていくことの難しさを表した言葉です。
研究開発が行われた新技術がどうにか死の谷を越えて、製品になったとしても、市場はサメがウヨウヨ泳いでいるような厳しい生存競争の舞台となっており、嵐も吹き荒れています。このサメ(競争相手の比喩です)に食べられることなく、嵐(技術的困難や企業化リスクの比喩です)にも耐えたもののみが、新事業という対岸にたどり着けるといったイメージです。
例えば、素晴らしい塗料を開発したとします。しかしその塗料という製品が市場内で生き残っていくためには、顧客のニーズを的確にとらえるようなマーケティング活動や、効率よく生産する能力、流通チャネルの管理、競合相手の競争戦略など様々な事を考えていく必要があります。
これらの事を怠れば、どんなに素晴らしい技術であっても成功することは難しいのです。その素晴らしい塗料が、顧客が望んでいないものであったとしたらどうでしょうか?売れることは難しいので、市場から淘汰されてしまいますよね。
では、この塗料は顧客が望んでいるものであったとしても、既に強力な競争相手が市場に存在していた場合はどうでしょうか?この競争相手に打ち勝つことができなければ、やはり生き残っていくことは難しくなってきます。
このように、市場に投入する段階になると、技術に焦点を合わせるというよりも、どうやって顧客のニーズをつかむか、競争に勝つか等の事を考える事の方が重要となってきます。そして、このような障壁を喩えて、「ダーウィンの海」と言うのです。
このまんがでは画期的な新ドリンクを開発したところまではよかったのですが、どうやら市場に出す段階で問題が発生してしまったようです。今回は市場に強力な競争相手が既に存在していたようです。このように市場で生き残っていくには、競争に打ち勝っていく必要があるのですね。













